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2011年03月23日

朝日に照らされたハリギリの冬芽

 春めいてきた山道は、腐れ雪とでも表現したくなる状態にある。表面は固そうに見えても、表面の下は雪解けが進んでいて、足が膝ほどまで埋まる場所がある。そんな山道は、気温の高くなる日中に歩くのを避けている。しかし、明け方の気温の低い時には、積雪表面が凍りついた状態で、気をつけて歩くと積雪に足を取られず歩いてゆける。朝日が顔を出し、かなり大きくなったハリギリ(針桐)の木を照らしている。棘に守られたようにハリギリの冬芽が、朝日の中で威嚇している。

ハリギリの 幹に朝日の 冬芽かな

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陽の射して ハリギリ冬芽 威嚇せり

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