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2011年03月31日

朝日に照らされたオニグルミの葉痕

 雪が降った日の翌朝の散歩時に、雪を被ったオニグルミの若木が、雪原に一本立っているのが目についた。猿か羊の貌をいくつも並べて彫り込んだ棒が、雪の上に突き立てられている。朝日が地平線を隠す雲の上に顔を出してきて、オニグルミの細い幹に並んだ顔を照らしている。早朝の朝日には、木の上に被さっている雪を解かす力は未だない。一本木に積もった雪が解けて、オニグルミの若木がすっきりとした貌を見せてくるまでには、もう少し日が高くなるのを待つ必要がある。

動物の 貌彫り込んで オニグルミ

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一本木 朝日解かす間 雪被り

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今住んでいるマンションは築後20年以上経過しており、目下大規模改修の足場建設が始まりました。
このため東西両面のベランダに設置した物置など一切の私物撤去を求められ、約1ヶ月かかって自力解体と、50年以上の会社人間生活で溜め込んだ図書や諸々の膨大な資料を分別出来、心おきなく、じっくり処分出来ました。
今回の東日本大震災では、かけがえの無い形あるもの総てが有無を言わせず一気にゴミと化したのですから、春眠暁を覚えすの時刻の早起きは一向に苦にならずに済み、今朝の眩しいばかりに輝く早春の朝日は格別です。
今朝の一枚から、朝日に照らされた鬼ぐるみの猿貌に、北限の冬を生き延びる日本猿と、東北人特有の逞しい気質がダブって思い浮かび、今朝新聞記事から受けた決定的なダメージを相殺とまでは行きませんが、相当程度は癒されました。


  • 伊東 裕
  • 2011年03月31日 09:40

伊東さん 資料等分別・処理ご苦労様です。自分に関する物を捨てるのは、仕分けから始まって、なかなか前に進まない仕事です。大震災の影響で首都圏ではこの夏の電力不足が大問題になりそうですが、早寝早起きで、太陽の明かりの有効利用の生活パターンに戻すだけでも効果はあるのでは、と自分の生活パターンを参考にした対処療法策を提言したいところです。

  • 探検隊長
  • 2011年03月31日 09:59
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