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2011年04月23日

北海道で発見された新鉱物

 北大総合博物館に、日本で発見された最初と2番目の新鉱物が展示されている。発見者は吉村豊文北大助教授で、最初のものは轟石、2番目のものは手稲石である。両鉱物とも発見された赤井川村の轟、札幌市の手稲の鉱山名が鉱物名である。鉱物の学名は語尾を-iteと綴るので、轟石はトドロカイト、手稲石はテイネアイトが鉱物の学名となる。両鉱山とも今は閉山である。轟石はマンガンの熱水変質で生成され、手稲石は銅の含水亜テルル酸塩鉱物の説明を聞いても、理解は及ばない。

日本初 新鉱物で 轟く名

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手稲石 テイネアイトと 新種なり

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小学生の頃買ってもらった30種くらいの鉱石の標本を朝夕飽かず眺めていた記憶があります。
殆どは、鉄とか銅や亜鉛・硫黄・水晶などありふれた鉱石で、今で言うレアメタルは含んでいなかったように思いますが、殆ど目には見えない金鉱石の他は、方解石や雲母や水晶などの多面体結晶の魅力が大きかったように思います。
北大博物館を見学する時は、アインシュタインドームの通路に展示されている鉱石標本を必ず観察しておりますので、その頃の想い出が今も残っているようです。

  • 伊東 裕
  • 2011年04月23日 11:32

 鉱石の標本は子供心をくすぐるものです。最近はこの種の標本をあまり見かけないのですが、今でも売られているのでしょうかね。鉱石は、素人では名前を言い当てることができるものが少ないので、集める趣味の人は多くは居ないと思います。

  • 探検隊長
  • 2011年04月23日 13:13
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