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2007年08月06日

庭木考

 昨日の当別青山の「見晴らしの松」のイチイの巨木と比べるため、庭のイチイの木の写真を撮ってみたけれど、なるほど当別のものは大きいのが分かる。自宅のものは元々ここにあったものではなく、後で植えたものである。当然そのための費用はかかっている。イチイは成長の遅い木で、何年経っても同じ大きさを保っていように感じられる。

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 これに対して、最初は落ちた種から成長したらしく、細くひょろっと伸びていた山紅葉の木は急速に太く大きくなってしまった。こちらは木の方が勝手に育ったのに大木になりそうで、日をさえぎるのでお金を出して芯止めをして枝を払っている。広くもない庭には大きくなる庭木は禁物なのだろうが、大きくなることは最初は考えもせずに放っておくと、森のような感じになってしまう。それはそれでよいのだけれど、秋になると朴の木の大きな葉がばさばさと散って、片付けないとそこらじゅうが朴の木の枯れ葉で覆われてしまう。森の中の雰囲気にしたいし、枯れ葉の処理は面倒だし、うまくいかないものである。

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2007年08月05日

当別町青山のイチイの巨木

 北海道は車があまり通らないけれど、整備されていて夏場にドライブを楽しめる道路がある。石狩市厚田から発足を通り当別町青山に抜ける道道11号線月形厚田線もそのような道路の一つである。
 この道路をドライブしていたら、道路脇に看板が出ている。車を止めて見ると、「見晴らしの松」とある。これは見ていかない手はないと、道路から少し入り込んだところにあるイチイの巨木とご対面である。

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 樹齢1300年以上、とあるから確かに大きい。高さが17m、直径が2mで1973年に北海道記念保護樹に指定されている。1914年にこのあたり一帯に山火事があった時にもこの大木だけが燃えなかったというから、巨木になると火だって燃えつくとっかかりがないか。
 月形厚田線を物見遊山で通過する車はほとんどないようで、辺りは静かなものである。この巨木がお目当てでここまで来た訳ではなく、たまたま通りかかって見物している当方の例から推し量って、この木の傍まで来て見る人は年に何人いるだろうか、と漠然と考えてみる。

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 近くにはイチイの木の説明の看板があるので読んでみる。北海道ではイチイというよりオンコの木のよび方が通りがよい。普通垣根に利用するものは背の低いもので、オンコの実をつける。子供の頃良く食べた(今でも時折口にする)。赤い実でかなり甘いけれど果肉が包んでいる芯の部分が大きく、口に含んで果肉を舌でひとなめすれば芯をペット吐き出す。その感触が記憶にこびりついている。

 自宅の庭にはかなり大きなオンコの木があって、当別青山のオンコの巨木と比べるために写真を撮ろうかと思ったけれど、原稿を書いているのが朝早く、未だ暗いので(8月になると朝が遅くなってくるのに気がつく)、そのうち撮ったらこのブログに載せようと思っている。

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