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風景社印・㈱福本工業

企業名   株式会社 福本工業
代表者   福本義隆
住所     札幌市白石区平和通17丁目北3-24
創立年         1986年
主な製品・業務    建設業用パッケージソフト『The見積当番』  建設業用SaaS 
URL            http://www.fukumoto.co.jp   


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 当社の地域周辺には、風景社印のデザインにある『ウッドサークル』をはじめ、訪れる人は滅多に居ないと言ったら失礼ですが『ノーモアヒバクシャ会館』や『白石亭』など物悲しい佇まいを感じられる都市秘境と云うに相応しい場所が多々あります。

 会社の事務所と云うのは、本来であれば人通りが多い賑やかな場所で、ハツラツ元気に営業しているものなのでしょうが、当社周辺は行き交う人も無くシーンとして秘境じみてます。 この忙しなげな時勢に静かであると云うのも捨てがたいもので、朝晩のノンビリ散歩のコースとして心身の健康には最適です。

 そんな中での一番のお気に入り散歩コースが風景社印に画かれているこの場所なのです。

 そこには、世にも珍しい北海道開拓時代の陶管の墓があります。
 今にも宇宙の彼方に飛んで行きそうなロケット型の陶器で作られた墓なのです?
 100年もの昔に、今日の宇宙時代を予言していたかのようです。


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 このロケット型の墓や十字架型の墓の奥の広場に直径十数メートルの円形状に樹木が植栽されてます。

 この円形樹木植栽を私は、『ウッドサークル』と名付けました。
 この謎の『ウッドサークル』の周辺には巨大な土管が東西方向、南北方向と埋められていてその土管の中心にも樹木を植えた痕跡が見受けられます。 誰が?何のために?これほどの大掛かりな事をしたのでしょうか?この精緻な構造、天に何かを伝えるが如くの配置、このような造形は伊達や酔狂で作ったものとは思われません。


 謎のこの空間は、先史時代の遺跡であるストーンヘンジ、もしくはピラミッドやタージ・マハルのような霊廟のようなものなのではないのかと私は推察しました。主として樹木と土管で構成してあり、諸般の事情で経費や労力は過剰にならないように配慮した感はありますが、人生を共に暮らしたかけがえのないどなた様かの死を悼んで作ったのではないのでしょうか?

 ある秋の日の夕暮、ここを散歩してました。
 荘厳に煌めく夕日に照らされた瞬間、言葉には言い尽くせないような至福に包まれた感じになりました。大地と格闘して懸命に生きていた開拓時代の人々の悠久の自然に対する畏敬の念が天に通じているのでしょうか?
 あの夢のような記憶の光景をデザインした風景社印を持てることは、ありがたいことです。

 先日、テレビの報道番組でここの風景が紹介されました。

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 これを契機に、このような謎の空間、『ウッドサークル』周辺が都市秘境における地域遺跡としてこれからも大切にされる事を願ってやみません。
(文と写真 福本義隆)

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2010年07月23日 15:17に投稿されたエントリーのページです。

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