2015年12月20日
2015年10月12日
SH39石北本線と釧網本線の始終点駅の網走駅
石北本線はここで終わり釧網線がここから始まる、あるいはその逆の表現にもなる駅である。オホーツク観光の拠点駅であり、この駅で降りて観光名所の「博物館網走監獄」を訪れる客も居るだろう。駅舎前の広場の階段のところに網走駅の縦書きの大きな看板がある。看板の横に網走刑務所長の説明文があり、「この縦書き看板のように、横路にそれることなく、まっすぐに歩んで生きて行って欲しい。」とある。ホームは単式・島式の2面3線で。島ホームは一部屋根付きで跨線橋がある。駅南側は林で抜ける道はない。
SH38網走湖の形が語源の「呼人」駅
国道39号が呼人の集落に入ったところの信号を東に折れると呼人駅がある。駅前に広場があるけれど、これといって目につくものはない。駅舎前に自転車が置かれてあって、列車の利用客のものだろう。ホームに出てみると相対式ホームで2面2線である。ホーム間の往来は跨線橋を利用する。ホームの東側は林でここを抜ける道はない。網走湖が駅の西側にあり、呼人の町は南北に延びる石北線と網走湖の間に広がっている。なお、呼人は網走湖の地形を言ったアイヌ語の「イ・オピ・ト」(別れ出ている湖)が語源とされている。
2015年10月10日
SH36女満別空港近くの秘境駅の西女満別駅
地図で見ると西女満別駅は女満別空港の近くにある。駅から空港まで直線距離で1km程度で、歩いても行ける。しかし、この駅を利用して空港を行き来する客は皆無だろう。駅は防風林に囲まれてあり、車で行くにも道が入り組んでいて秘境駅の趣である。ホームは単式1線で、駅から空港側に抜ける道は無い。小さな待合所があり、作り付けの木製長椅子がある他には何もない。壁に煙突の差し込み口があるけれど、無人駅で利用客もほとんどいないようなので、ストーブは使われていないだろう。長椅子に駅ノートがあった。
何も無い 待合室に 駅ノート
2015年10月09日
SH35「君の名」のロケ駅で知られる美幌駅
美幌駅舎は時計塔のある美幌観光物産協会の「物産館ぽっぽ屋」の建物と併設されている。人気を博したラジオドラマ「君の名は」のロケ駅で、社員配置駅である。2016年には道内の路線や駅の廃止、駅の無人化が予定されていて美幌駅も無人化移行と報道されている。ホームは1面2線でホームには跨線で渡る。現在使われている番線と3番線のホームには大きな屋根が架けられていて、雨が降っても乗降客が濡れることはない。駅舎側の1番線はかつてあった美幌駅と北見相生駅を結んでいた相生線用のものであったが、相生線の廃止と共に線路も撤去されている。ホームに美幌観光の名所摩周湖の写真があった。
待ち合わせ 「君の名」の駅 時計塔
2015年10月07日
SH34赤色が目に飛び込んで来る緋牛内駅舎
周囲を牧草畑に囲まれ、北見市端野町の緋牛内の小集落がある。道道556号から折れて南方向に延びる駅前通の先に緋牛内駅がある。駅舎は少々変わったデザインで玄関の片流れの屋根が地面のところまで達している。壁に大きな駅名があるので、駅舎であることはすぐわかる。駅舎の外観のデザインは駅正面とホーム側とが相似形になっている。待合室には据え付けの椅子が三つある狭いものである。駅舎内にはトイレもある。ホームは相対式の2面2線で、構内踏切がある。ホームに立つとルピナスの花が目についた。
赤ポスト 赤駅舎壁 緋牛内
2015年10月06日
SH33メルヘンチックな駅舎の端野駅
駅舎は外国風のメルヘンチックなものである。建物は駅舎の他に「きたみ市商工会」の物産センターが併設された複合施設である。端野町は北見市と合併したため、駅舎に北見市の施設がある。駅前広場に「シンフォニー」と題された彫像があり、駅舎の雰囲気に合わせている。駅待合室内に大きな端野自治区のイラストマップがある。ホームに出ると相対式の2面2線である。ホーム間に構内踏切がある。駅の出入口は線路の東側にあり、線路を越えて西側に国道39号が延びている。しかし、駅から直接西側へ渡る道は無い。
端野駅 メルヘンチックな 駅舎なり
2015年10月05日
SH32公募で決められた駅名の愛し野駅
この駅名はいかにも公募で選んだ名前の感じがする。事実、北見市と合併する前の旧端野町が公募によって決めた駅名である。愛野駅は静岡県、長崎県にあるけれど、読み方は「あいの」である。近くに北見商業高校があり、生徒達が通学のために利用する駅である。ホームは1面1線で、かなり長いホームは通学時の混雑に対処するためのようである。ホームの上にログ風の待合室があり、待合所内に同校の生徒が制作したポスターが貼られている。ホームから駅に隣接する診療所や空き地の向こうにあるアパートが目に入る。
愛し野は 駅待合所 ホーム上
2015年10月04日
SH31日本最東端・最北端高架駅の柏陽駅
北見市街地にある高架駅で、駅の近くに駐車場がない。そのため自動車で駅を訪問すると、駐車は駅近くの商業施設となる。待合所は無く、ホームと階段部分が駅施設となる。1面1線のホームに時刻表と運賃表があり、駅としての最低の機能は保持している。高架駅ということもあり、ホームからの見晴しは良い。北見は周囲を山で囲まれているのがホームに立ってみるとわかる。駅の近くに北見柏陽高校があり、生徒の利用する駅でもあり、登下校時は混むようだ。高架駅としては日本最北端、最東端であるとネットで知る。
高架下 ここが駅舎と 気づきたり
2015年10月03日
SH30三角屋根に看板の目立つ北見駅
北見駅は網走線(後の網走本線)の終着駅の野付牛駅(のっけうし)として開業し、北見市の市制施行で現駅名に改称している。池田駅から北見駅までの池北線が「ふるさと銀河線」となり、その始終点駅でもあった。銀河線は2006年廃止となる。駅舎正面中央に三角屋根の造りがあり、両側に商業施設や鉄道警察の施設などがある。駅舎の北側に連絡通路があり、連絡通路で駅の東側の広場に出ることができる。ホームは単式と島式からなる2面3線で跨線橋がある。ホームは雪止めのある屋根付きで真っ直ぐな線路が延びている。
看板の 多き駅なり 北見駅
2015年10月02日
SH29タマネギをモチーフにデザインした西北見駅
道道943号が石北本線の下をくぐるところに駅がある。都会のベットタウンにある駅で、1面1線のホームにコンクリートの打ちっぱなしの待合室がある。いかにも機能だけの駅のように見えるけれど、待合室は半円形の壁に木製椅子が取り付けられていて、この円形は北見の特産のタマネギをデザインのモチーフにしている。ガラスブロックも用いられていて、コンクリート壁にアクセントをつけている。板張りのホームにベニヤ板の壁が設置されているけれど、これは柵代わりのようで、デザインの方は一顧だにしていない。
2015年10月01日
SH28ホームからソーラーパネルの見える東相内駅
国道39号の東相ノ内郵便局の交差点から折れ北に行くと東相内駅に至る。郵便局名と駅名の表記が「ノ」の有無で異なっていて、他所者には少し不便そうに見える。駅前広場はスペースがあり自転車が置かれている。通学生の良く利用する駅のようで生徒のものかもしれない。駅舎は平屋の年季が入ったもののようで、玄関の駅名縦看板も年代物のようである。ホームは2面2線で構内踏切で島ホームに渡る。ホームからの眺めは見晴しが良く、大きなソーラーパネルが目に付く。北見は日照時間が長く太陽光発電の適地である。
2015年09月30日
SH27駅名の読み方に戸惑う相内駅
湧別軽便線の開通時に上相ノ内駅として開業し、次に相ノ内駅に改称、さらに現駅名になっている。従って、駅名の読みには「の」が入る。新しく見える駅舎と並んで、屋根付きの立派な駐輪場がある。駅舎と駅前広場には少し段差があり、正面玄関への直接の階段はなく、駅舎横にスロープと階段が設けられている。外壁に取り付けられた駅名がすっきりとしている。ホームは単式と島式からなる2面2線で、構内踏切がある。駅の北側に国道39号が延び、駅前通りでつながっている。駅の南側は資材置き場で抜ける道はない。
駅名は 「の」を入れて読み 相内(あいのない)
2015年09月29日
SH26高浜虚子の歌碑のある留辺蘂駅
「留辺蘂」は難読名の部類に入るだろう。アイヌ語の越え下っていく道の意味の「ルペシペ」が転訛したものといわれている。平屋の駅舎の屋根に「温根湯温泉郷」への歓迎看板があるので、温泉の客も利用するのだろう。JR北海道の社員配置駅であり、ホームに出ると島式ホームも含めた2面3線である。跨線橋があり特急「オホーツク」も停車する。駅前横に高浜虚子の歌碑があり、「皆降りて 北見富士見え 旅の秋」の句が見える。北見富士は駅の北西方向に見える1306 mの山である。虚子はこの夜阿寒湖に泊まる。
北見富士 どこに見えるか 虚子の歌碑
2015年09月28日
SH25留辺蘂高校生の通学用に利用される西留辺蘂駅
遠軽駅から南に延びる石北本線は金華駅を過ぎ西留辺蘂駅付近で方向を90度東方向に変え、北見駅方向に向かう。北見市と合併した留辺蘂町の市街部には二つの駅があり、西側が西留辺蘂駅、東側が留辺蘂である。短い距離に二つの駅があり、西留辺蘂駅が2000年開業と新しいのは、留辺蘂高校の生徒の通学駅として設置された経緯によるようだ。通学時間帯には列車の編成を増やしている。1面1線でホームに待合室がある。通学時間帯を外せばワンマン運転の列車が停まり、取材時に休み中の生徒と思しき姿があった。
スマホ見る 生徒の居たり 駅ホーム
2015年09月26日
SH24廃駅予定で鉄道カレンダーに採用した金華駅
JR北海道が2016年に予定している廃駅に金華駅も含まれる。予定の廃駅や既に運行停止の列車のパノラマ写真を使ったカレンダー「パノラマ写真で記憶する北海道の鉄道」を2015年に作成した。金華駅と生田原駅間の常紋トンネルの工事殉難者追悼碑が金華駅から歩いて行ける小高いところにある。この碑のパノラマ写真もカレンダーに刷り込んでいる。国道242号から折れた東向きの道の突き当りに木造駅舎がある。この道の両側に廃屋が並らぶ。ホームは2面2線で、北見駅に折り返す列車がホームに停まっている。
金華は 暦に姿 留めたり
2015年09月24日
H23オホーツク文学館・図書館と併設の生田原駅
野付牛駅(北見駅)から湧別駅までの湧別軽便線開通に際して開設された駅で、その後軌道が762ミリから1067ミリに改軌道され、石北本線の開通に伴い同本線の駅になっている。駅舎は新しくオホーツク文学館と図書館との併設になっていて、正面から見ると駅舎には見えない。ガラス張りの建物の前に「オホーツクの風」と題された女性がモデルの彫刻がある。建物の駅通路を抜けてホームに出ると、2面2線で構内踏切がある。ホームから「オホーツク炭化センター」の建物と煙突が見えるがこの協同組合は破産している。
駅名と 文学館の 名が並び
2015年09月23日
SH22農地に囲まれたホームだけの生野駅
石北本線は生野駅を通過する辺りでは南北に直線状で延びている。駅待合所も無く、ホームだけの駅である。ホームからは牧草地と農家の建物が見えるだけである。周囲を山並みが取り囲んでいて、盆地状に開けたところに駅がある。駅周囲の状況から乗降客は期待できないようで、一部の普通列車は通過する。ホームを見上げるようにして撮ってみると、黄色い花が一面に咲いているのが写り込む。タンポポモドキ(ブタナ)かエゾコウゾリナの花のようである。上り下り方向で地形に沿って線路はカーブして隣駅に至る。
ホーム下 ブタナの咲いて 生野駅
2015年09月16日
SH21「木のおもちゃ王国」のある安国駅
北海道の駅の多くがアイヌ語に漢字を当てはめたものであるのに対して、安国とは和名そのものの駅である。実際下生田原駅として開業し、地域名が安国に改名したのに従って駅名も変更された。「安国」は祝詞にある言葉を拝借で、和名そのものである。現在は遠軽町の駅で、遠軽町の産業に林業があり、駅舎も木造である。2面2線のホームにから駅舎のショーウィンドウを見ることができ、「木のおもちゃ王国」の看板が駅舎壁にある。遠軽町には木製玩具を集めた「ちゃちゃワールド」があり、その分館の雰囲気である。
駅名は 安らかな国 祝詞なり
2015年09月15日
SH20スイッチバック運行の遠軽駅
遠軽町の中心の駅である。遠軽の市街は駅(線路)の東側の南北に広がっている。石北本線は駅構内の北側で途切れスイッチバック運行となり、旭川方面と網走方面では列車の進行方向が逆転する。気動車であれば進行方向を変えるのは運転手の移動で済むが、SLであれば機関車全体の方向を変える必要がある。駅構内にはかつて使われたSL用の転車台が残っている。駅構内からも眺められる遠軽のシンボルは地上約78 mの瞰望岩で、アイヌ語で「インカルシ」(見張りをする場所)と呼ばれ、これが遠軽の名になった。
高台で 見晴しの良き 駅舎なり
2015年09月14日
SH19三角形の庇のある箱型駅舎の瀬戸瀬駅
瀬戸瀬駅は国道333号から折れて南に延びる駅前通の突き当りにある。駅周辺にわずかばかりの集落があり、国道沿いには郵便局もある。駅舎の正面の玄関部分は、三角屋根が腰折れ状態で地上に達するデザインで、ホーム側には三角屋根の雨除け庇が設けられた全体が箱型のシンプルな建物である。ホームは2面2線で跨線橋がある。現在は丸瀬布-瀬戸瀬-遠軽と駅が続いているけれど、かつては丸瀬布、瀬戸瀬間には伊奈牛駅が、瀬戸瀬、遠軽間には新栄野駅があった。遠軽-白滝間で普通列車が運行して駅に停車する。
客の無き 駅をつないで 列車行き
2015年09月12日
SH18巨大な蝶のデザインの建物がある丸瀬布駅
丸瀬布駅は1面2線のホームがあり、使われていない側線に沿って塔の外壁に蝶をデザインした大きな建物が見える。この建物は丸瀬布生涯学習センターであり、図書室や託児所が入居している。この建物の風除室が駅待合室になっている。建物に蝶のデザインがあるのは、遠軽町丸瀬布に昆虫生態館があり、昆虫を同町の観光に役立てようとしているためである。特急「オホーツク」の1往復を除けば、全ての列車が停まる駅である。ホームでパノラマ写真撮影をしている時、丁度「オホーツク」が停車したのでこれを撮る。(2014.6.20)
離れ行く 特急オホーツク 丸瀬布
2015年09月11日
SH17駅前に牛小屋が並ぶ下白滝駅
白滝シリーズの駅の東端に位置するのが下白滝駅である。駅舎はあるものの、駅近くに集落はなく、この駅での乗降客はほとんどないだろう。そのため2016年には廃駅予定に組み込まれている。のホームに出てみると2面2線である。この駅で印象に残ったのは人ではなく牛であった。駅前に牛を育てている農家があり、牛小屋が並んでいて、子牛が狭い箱の中に入っている。まるで養鶏のようで、身動きの自由があまりきかないところで餌だけを与えられ育てられている。効率はよいだろうが、牧場のイメージからほど遠い。(2014.6.20)
2015年09月10日
SH16「旧」の字が付く珍しい名の旧白滝駅
鉄道ファンには「白滝シリーズ」なる言葉で白滝の地名の入った4駅を表現する場合があるようだ。上白滝、白滝、下白滝は土地のつながりで理解できるとして、旧白滝が時の流れに関係していて、シリーズの名前の付け方では異質である。駅名なら新旧があっても不思議ではないけれど、駅名になった土地に旧の字が付いているのは、住民がこの土地を捨てた歴史があるようだ。ホームに待合室の小屋と駅名標があるだけで、乗降客を想像できない場所である。利用客はほとんど無さそうで2016年には廃駅に予定されている。(2014.6.20)
ワンマンカー 停まることなく 離れ行き
2015年09月09日
SH15風見鶏のある駅舎の白滝駅
石北本線が湧別川に沿って延びる山間部に、白滝の地名を冠した駅が4駅も連続してあるのは、駅名という点で見ると珍しい。廃駅の荒しで、4駅中白滝駅だけが残りそうである。白滝の地は黒曜石の露頭があることでも知られていて、黒曜石の石器が作られていた史跡がある。広い駅前広場に面した駅舎は時計塔のあるすっきりとしたデザインである。ホームに出てみると2面3線で、3線とも利用されている。跨線橋は無く、ホーム間に構内踏切がある。島ホームにも待合室があり、雨や吹雪の日には利用されるのだろう。(2014.6.20)
廃駅の 風の止むかと 風見鶏
2015年08月17日
廃止を予告されている上白滝駅
7月22日の道新記事に石北本線の金華駅に続いて追加の廃止駅の記事が出た。追加駅は上白滝駅、旧白滝駅、下白滝駅の3駅で、来年(2016年)3月で廃線を予定していると報じられた。その上白滝駅の周囲には農家が点在するだけで、集落といったものは無い。駅舎は古い木造で年季が入っている。ホームに出てみると1面1線である。停車する列車は1日上下各1便で、時刻表には2便の列車の時刻が記された他は何の記載もない。珍しいこの時刻表を撮るために立ち寄る鉄道ファンもいてネットに時刻表が載っている。
2015年08月14日
大雪山層雲峡観光の拠点の上川駅
上川町は大雪山系の北側の盆地に開けた町である。石北本線は上川駅から東に山間部を縫うように延びて行く。上川町から南東に向かう国道39号は層雲峡を抜けて行く。有人駅の上川駅舎は大雪山観光もあってなかなかなものである。この地の出身のスキージャンプの高梨沙羅選手の応援横断幕が駅舎の壁にある。ホームに出てみると単式・島式の複合ホームで2面3線の構成である。島式ホームには片屋根構造の雨と日よけがあり、洒落たデザインである。ホームの駅舎壁には層雲峡の黒岳ロープウェイの案内がある。
沙羅選手 上川駅の 顔となり
2015年08月13日
駅に行くのに迷うホーム駅の東雲駅
東雲の読みは「しののめ」が普通である。小樽の東雲町、釧路の東雲小学校等々と読みは「しののめ」である。しかし、石北線のこの駅は「とううん」駅である。駅は国道39号の横にありホームだけの駅である。以前はホーム横に待合所があったけれど、取材時には撤去されていた。従って、ホームに時刻表と料金表が掲示されている。ホームの出入口は線路を挟んで国道と反対側にあり、国道から迂回して行く必要がある。ホーム横の上川駅寄りに国道に抜ける小道があり、遮断機も警報機もない踏切でパノラマ写真を撮る。
東雲は 見落としそうな ホーム駅
2015年08月12日
駅舎壁に難読駅名のある安足間駅
この駅名は漢字だけからは正確に読めない。アイヌ語の「アンタル・オマ・プ」が「あんたるま」と訛り、漢字が当てはめられた。駅舎を正面から見ると片側の屋根が二重になっている。玄関の雨除けの屋根を別に設けたデザインである。駅舎の内でパノラマ写真を撮る。ガラス戸の出入口から駅正面とホームの景色が見える。両側の壁には計8名分の椅子が固定されてあるけれど、これらの椅子が埋まるほどの客が乗る時もあるのだろうか。ホームに出ると2面2線で跨線橋がある。普通列車は全列車駅舎寄りの1番線に停車する。
難読の 壁の駅名 安足間(あんたろま)
2015年08月01日
永山武四郎将軍の駅名が由来する将軍山駅
石北本線は当麻駅から伊香牛駅まで田園地帯を南北に延びるほぼ直線線路である。この区間では西側に南北に延びる宗谷本線と並行している。将軍山駅はこの直線線路の中間点に位置している。コンクリート板を並べたホームに立って見ると、単線の線路が直線状に延びている。駅名の将軍山は屯田兵の生みの親と称された永山武四郎将軍に由来している。駅近くに又遠くに小高い場所があるけれど、これが将軍山かどうかわからない。線路を横切る道路脇にブロック造りの駅待合所があるけれど、建物に駅名はない。
将軍山(しょうぐんざん) 勇ましき名に 屯田史
2015年07月30日
駅前公園に二匹の蟠龍の彫刻がある当麻駅
2015年07月27日
田園地帯の真ん中にある洒落た外観の桜岡駅
2015年07月26日
ハンゴンソウの黄色に囲まれたホームの北日ノ出駅
2015年07月25日
シンプル駅舎と砂利敷きホームの東旭川駅
石狩川の支流の牛朱別川を横切って東に延びる石北線は東旭川駅辺りでは川と並行しており、線路の南側に東旭川の市街地が、北側には牛朱別川の両岸に畑が広がっている。駅の南東方向に旭山動物園があり、駅と動物園を結ぶパスもある。こじんまりしたシンプルな形の駅舎で、ホームには砂利が敷かれている。相対式ホームの2線で、ホーム間は構内踏切で行き来する。駅舎横に保線用と思われる退避線があって雑草に覆われている。ビロードモウズイカの花が目についたので、これと駅舎を重ねて撮ってみる。
(パノラマ写真 2014.8.23)
使われぬ 線路に咲きて モウズイカ
2013年06月23日