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2008年09月30日

大覚寺五百羅漢堂

 東区苗穂地区にある大覚寺は曹洞宗の寺で五百羅漢像がある。境内に立派な五百羅漢堂があり、社務所で対応してくれた若い僧に堂を開けてもらい内に入ってみる。堂の中央に般若心経を収めた回せる経堂があり、周囲の壁に五百羅漢が置かれている。五段のひな壇に五百体の羅漢像が並んでいて、仏像というより人形展に並ぶ人形のようである。表情も姿も異なっていても、背丈が皆同じで派手な彩色の像が並んでいると、人形の在庫品を見ているようで、有り難さは感じられなかった。

お堂内 羅漢おわすや 大覚寺

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羅漢像 ひな壇並び 人形展

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札幌村郷土資料館の初雪草

 札幌村郷土資料館は普通の住宅を転用して資料館としているので、庭も普通の住宅のもので広くはない。ここに大友亀太郎の腰掛けたブロンズ像と玉葱記念碑が置かれている。創成川の元となった大友堀は亀太郎が指揮して開削したもので、これに因んで創成川の岸に置かれてあった像が、創成川のアンダーパスの工事のため、亀太郎の役宅があった元町のこの地に一時的に移動して置かれている。この辺りは札幌の玉葱栽培の始まった場所でもあり、玉葱記念碑も庭に設置されている。

亀太郎 役宅で見る 初雪草

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玉葱の 始まる地での 初雪草

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2008年09月29日

萩の花

 夏に比べて日の光が弱まるせいか、秋の色はそれぞれが周囲と溶け合っているようである。写真を撮って見ると、空の水色で下塗りをして、その上に薄緑の葉、紅色の萩の花を描いている絵画のようでもある。空、葉、花がそれぞれの色をあまり主張しないで風景の全体の色合いを出している。垂れ下がった萩の花は弱い風にも揺れている。揺れる萩を、一瞬だけ写真に静止させる作業を行ってみる。花の形が蝶形で、秋も深まり蝶の姿が消えてしまったところに、花の蝶が群れている。

下塗りは 空の水色 紅で萩

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風揺らす 一瞬を止めて 萩の蝶

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招かざる客

 朝散歩する公園の招かざる客の筆頭は熊公である。しかし、今年は訪れる気配がない。昨年人間様の都合で成仏してもらったので、新たな転入者がいないと、秋の散歩道の安全は確保されている。と思っていると、今度はスズメバチが散歩の邪魔をする。駆除中で危険の掲示があっても、立ち入り禁止を無視で入っていく人・犬もいる。かく言う筆者だって、”大”スズメバチというからには見てみたいものだとロープを越えて散歩の続行である。

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秋の第一農場

 大都会札幌の中央部に北大の農場があると、面白い写真が撮れる。第一農場の北側から東南方向を見ると、南に広がる農場と構内の建物、さらにその背後にJR札幌駅付近の高層ビルが見える。望遠レンズを使うと、距離が圧縮されて、ビルの付近に牛が居るように見え、ビル街で牛も市民生活を送っているような錯覚を持つ。高層ビルのマンションと農場の牛の傍の小屋の対比も面白い。農場は秋色が濃くなってきて、季節感を増幅させた大都会の景観をここから眺めることができる。

ビル迫り 牛も市民で 大都会

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牛小屋と 彼方マンション 秋半ば

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2008年09月28日

手稲山登山

 手稲山に源のある琴似発寒川の平和の滝と、その上流の布敷の滝の写真を撮りに行く。平和の滝までは自動車で、平和の滝にある手稲山登山口からは登山道を徒歩で行く。布敷の滝で写真を撮り終わり、ポツリポツリとやって来る登山者に釣られる格好でついて行く。そのうちガレ場が現れ、これが登山道かと思われる重なった岩を登って行く。こうなると行き着くところまで行くしかない。やっとの思いで辿り着いた頂上付近に、ピリカメノコの石のレリーフが置かれたケルンがあった。

このガレ場 登山道なり 手稲山

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登り着き ピリカメノコの ケルンあり

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影の薄い一等三角点

 三角測量の原理は、地表(地図)上に定めた二点間の基線の距離と、新しく設けた点への基線からの角度を求めて、三角法の計算で新しい点の位置(距離)を求める。求めた新しい点の位置を利用してさらに次の点を求めていく。この三角測量で日本の国土の地形図データを求めるため、基準となる点を等級分けで設置している。

 最も基本となる三角点は一等三角点で、設置間隔は四十五kmで全国に約一千点ある。次のは二等三角点で間隔八km、全国に約五千点、その下が三等三角点と分類が続く。一等三角点は測量に際しての見通しがきくこと、三角点が失われないことなどから高い山の頂上に設置されることが多い。しかし、平地にも一等三角点が人目もひかずにあったりする。

 札幌の街の平地にある一等三角点は三角点の名称である点名でいうと、「札幌南端」、「札幌北端」がある。これらの三角点を結ぶ基線を正確に測り、三角測量の基礎データにするためのものであり、一八九七年(明治三十三年)に両点間の長さの測量が行われて、4539.7703mのデータが得られている。この値では四・五kmの距離を十分の一mmまで測っていることになり、当時ではちょっと信じられない精度である。測定装置はアメリカ式のヒルガード式基線尺である。

 南端点は北十一条東一丁目の創成川沿いの空き地にある。南端点の横を創成川通が延びていて、車の往来が激しい。南端点に関する説明掲示板も設置されている。北端点の方は創成川通を北の方に進んで、北四十五条東一丁目にある創成川下水処理場の構内の一画にある。草を少し除いてみると、北端点は礎石ではなく金属の円盤状のもので、一等水準点と記されている。

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 この水準点は一九八六年に旧位置から南方二百八十八mの現在地に移転されている。ただし、三角点を勝手に移動することはできず、円形プレートの表面に「この測量標を移転き損すると測量法により罰せられます」の注意書きがある。

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 これらの一等三角点の他に点名「厚別」の一等三角点が厚別区にあるというので探しに行く。この三角点は厚別三条三丁目五-二のアパートの横の自転車置き場にあった。三角点は鉄製の蓋が被せられていて、特殊な工具がないと蓋を開けることができないので、蓋の写真だけを撮る。蓋には三角点、基本の文字に加えて、建設省国土地理院と昔の役所名があった。多分蓋の下には十字が刻まれた三角点の礎石があるのだろう。

 それにしても、自転車置き場の人目につかない地面にあるとは、平地では一等三角点は影が薄い存在である。

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2008年09月27日

朝は寒くなりました

 九月も終わりに近づくと寒い朝があります。家の中でも重ね着が必要で、そういえば動物園取材の時に頂いた蛇の脱皮なんかどうだろうと、パソコンの前に置いてみます。しかし、サイズが細過ぎます。これではメタボリックシンドロームを克服したとしても無理だろうな、と思っています。動物園で重ね着用にくれた訳でもないでしょう。まあ、ネクタイぐらいにはなるでしょうが、爬虫類が好きな訳でもないので止めておきます。それにしても冷える朝です。

重ね着に 蛇の脱皮の 品定め

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柏山人道橋

 JR千歳線の平和駅は貨物列車の操車場になっている。従って、駅舎は小さくとも駅構内は広い。この広い構内に、人が渡るための跨線橋がある。地図上で測ると三百mほどある。この跨線橋は柏山(かしわやま)人道橋と名前がついている。跨線橋の上から東の方角を見ると、新札幌駅に隣接するホテルの高いビルと、さらにその向こうに野幌森林公園の百年記念塔も見える。目を転じて西の方向には、貨物列車の先に藻岩山や手稲山の札幌を取り囲む山々まで見通せる景観が広がっている。

大気澄み 百年塔も 彼方見え

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柏山 秋空高く 操車場

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2008年09月26日

SLのある広場

 琴似発寒川に沿って、函館本線から下手稲通まで農試公園が広がる。この公園が始まる琴似月寒川に架かる寒月橋のところに農試公園の看板がある。この看板には農試公園の見所や遊び場をデザインしたレリーフがついている。鯨のデザインは「ちゃぷちゃぷ広場」にある鯨のオブジェである。SLの方は園内にあるSLを意味している。

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 農試公園に入って、サイクリング用に造られた小さな丘の近くに化粧直しをされたSLが置かれている。このSLは「デゴイチ」と呼ばれたD51形である。このSLは主に貨物輸送のため一九三六年に設計され、機関車として作られた数が最も生産台数が多いものとなった。

 昔の子供だった頃、SLの運転席に乗せてもらったかすかな記憶がある。運転手とボイラーマン役の運転助手の二人乗りではなかったと思うのだが、運転助手が釜のふたをすばやく開けて石炭を釜の中に投げ入れる。この時、釜の中の石炭が万遍なく行き渡って蒸気を作る効率を高めるように石炭を投げ込むのがコツだとかの話を聞いたような記憶がある。この石炭投げ入れ作業は結構きつい仕事であったはずである。

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 D51形の先輩格のSLに「クンロク」あるいは「キューロク」と呼ばれた形式のものがある。サッポロビール園にあるSLはこの形のもので、一九一四年に川崎造船所で作られている。日本における大量生産されたSLの最初のもので、ビール園に置かれているSLには「9643」のプレートが取り付けられている。

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 このSLの近くにはカブト煙突の実物大のものがある。これはビールを作る過程で大麦を発酵させる塔の熱を風向きに対応させ効率良く逃がすためのものである。当然雨水が入らないようにする役目も持っている。西洋の騎士のかぶる兜に似ているのでこの名前がついている。

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 JR苗穂駅が見えるところの道に沿った広場にD51の車輪が置かれてある。動輪軸と表示があったので、両方の車輪も合わせてだろうが重さが二三六〇kg、直径一四〇cmとあるから大きくて重いものである。この車輪をいくつも並べたSLが煙を吐きながら走る姿を想像すると、SLファンならずとも心躍るものであろう。

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 かつて北大の構内には暖房用の石炭の貯炭所があった。ここにSLに曳かれた石炭車が通過していて、その線路跡が現在は真直ぐな道路になっている。学生であった頃、この石炭列車を見た記憶ははっきりしないのだが、寮の暖房の石炭が不足してくると、線路沿いを歩いて石炭車からこぼれ落ちた石炭をバケツに拾い集めた記憶はある。遠い昔の話である。

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発寒川のアオサギ

 発寒川沿いのサイクリングロードを走っていると、アオサギが一羽川の中に立っている。カメラを向けて撮っていると、アオサギは早々に対岸に移動してしまう。警戒心の強い鳥のようである。アオサギは集団で行動する鳥なのに、秋が深まるこの時期一羽で居るのはどうしたことだろうか。岸辺に立つアオサギは、孤独に耐えているかのようである。発寒川の水面に映る我が身を見て、仲間と一緒だと思っているのだろうか。飛んでいくアオサギは、夏を追いかけているようにも見える。

孤独耐え 我が身を川面(かわも)に 映し見て

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夏を追い アオサギ飛びて 発寒川

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2008年09月25日

白石神社の枝折門.(しおりもん)

 白石神社に木で出来た門がある。門の傍に枝折門.製作協力者一覧が掲示されている。枝折とは山道などで木の枝などを折って道しるべとすること、また、そのもので、枝折戸は折った木の枝や竹をそのまま使った簡単な開き戸で多く庭の出入り口などに設ける、と辞書にある。枝折門は鳥居のような正門とは異なり、神社の庭への簡単な門ということにでもなろうか。枝折門に透かしであった文様は何を意味しているのか不明であるが、顔文字 (>_ ) を表しているようで面白い。

枝折門. これは神社の 勝手口

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枝折門. 顔文字の見え ウィンクか

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花屋で

 花屋、雑貨屋、喫茶店が合わさった洒落た店に入る。花屋のところで買う気もないのに花の品定めをしていると、小さな虫が花の近くの空中で止まったように浮いている。ヘリコプターのホバーリングのようである。逃げないように気を遣って接写を試みるけれど、小さい虫なので大きく写らない。花屋から続く喫茶店のテラス部分には、テーブルと椅子が並んでいても客の姿がない。秋が深まるこの時期に、テーブルの近くで咲いていた花を撮ったけれど、花の名前はわからない。

花屋では 虫も客なり 気を遣い

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テーブルに 客姿無く 花迎え

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2008年09月24日

二百万都市の中の牧場

 北区新川に近藤牧場があり、サイロが二基建っている。人口が二百万に近づいている札幌市の、街の中ともいうべきところにこの牧場の景観が広がるとは驚きである。元々牧場があった都市郊外まで札幌の街が拡大して来て、この景観が街の中に取り込まれたというのが実情なのであろう。サイロは軟石造りと木造で、異なる建材のサイロが並んでいるのも面白い。北区の歴史と文化の八十八ヶ所の一つにも選定されていて、歩道にそのパネルが描かれていて、絵の中に牛を見つけた。

この景観 二百万都市 抱えたり

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サイロ撮る 足元見れば 牛の居て

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つなぎトンボ

 遊水池の柵のところにつなぎトンボが休んでいる。その形は、休んでいてもこれではお互い苦しかろうと思うほどである。どうしてこのような形になるのか、初め目にした時疑問に思った。この疑問は遊水池でのトンボの産卵を見ていて解けたと思った。産卵のため、トンボの雄が尾の先の部分で雌の首を支え、雌がぶら下がった状態で尾から卵を水面に落としていく。このつなぎの状態で止まると、雌の頭が下向きに抑え込まれてしまうので、雌が頭を上げるとこの状態となるのである。

遊水池 雌(めす)が顔上げ この形

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産卵は 雄(おす)が支えて 雌(めす)下がり

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2008年09月23日

書き込むブログを間違えたかもしれません

社長は自分の散髪代はケチってもわたしの身だしなみには気を使ってくれます。受付嬢の容姿を良くしておいて、会社が順調だと宣伝する高等戦術かとも思いますが、能天気ですから、社員にお金を使っているのを吹聴する単なる見栄だけなのかもしれません。

今日も「犬の移動式美容室」に会社の横まで来てもらい、わたしの全身散髪を頼んでどこかに行ってしまいました。昼時でしたので昼食に行ったのかも知れません。敬老の日なのに、寄る年波に必死に抗しているわたしをおいて一人で食事に行くなんて、社長も本当にわたしのことを考えているのかと思ってしまいます。でも、身奇麗になる時間を一人で満喫できるのもよいものだと思って、美容師さんのプロの手さばきを楽しんでいました。

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そこへバタバタと変なおじさんが飛び込んできて、こともあろうにあられもない姿のわたしの写真を撮るではありませんか。一瞬、パパラッチの標的にされたかと思いました。最近は社長より受付のわたしの方が有名になっているらしく、こんなことも有り得るかと思いましたが、どうもそうでもなさそうです。

写真を撮っている変なおじさんはサングラスをかけていて顔がはっきり分かりません。どこかで見たことのあるような、ないような・・・昔のわたしなら受付のプロの特技を発揮して、一度みた顔やにおいは決して忘れず、サングラスなんかで顔を隠してもすぐ見破るのに、齢ですね~、誰なのか見当もつきません。

しかしですね、女性が身づくろいしているところに断りもなく闖入してきて写真までとるとは、社長がいれば抗議してくれたでしょうに、肝心のところで居なくなる社長ですから、これは仕方ないとは思っています。でも、こんな事でわたしの心臓発作が起こったらどうするのでしょうか。わたしの心臓発作の薬は社長が持っているというのに、困ったことです。あら、ブログを書く場所を間違えたかしら。やはり齢ですね。

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アンテナ銀座に鎮座する手稲神社奥宮

 四季折々見上げる手稲山頂上にアンテナが林立しているのが札幌の市街地からでも見てとれる。大都会を見下ろす1024mの手稲山は、放送電波を伝播させる上で重要な場所を提供している。ここは日本の放送技術史でも記録に残る地であり、その記念碑が二〇〇七年に建てられている。

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 放送にはアンテナが必要であり、世界に誇る日本の発明のアンテナが東北帝国大学の八木秀次教授と宇田新太郎講師により生み出され(論文発表は一九二八年)、八木アンテナ(あるいは八木・宇田アンテナ)と呼ばれている。このアンテナの実用機が一九五七年(昭和三十二年)北海道放送(HBC)により手稲山の山頂に設置された。実用機としては国内第一号となっている。

 記念碑は「第一号スーパーターンスタイルアンテナ」の名前で、約二分の一に縮尺したアンテナのモデルが空に突き出した形となっている。設置したのは八木アンテナ㈱で、HBCの無人の送受信所の敷地内に設置されている。近くには現在利用されている民法各社とNHKの各種アンテナが並んで建っている。

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 アンテナの近くの一角に空き地があって門と表札が残っている。表札には「北大雪物理観測所」とある。人工雪の研究で有名な中谷宇吉郎とその弟子の孫野長治が研究のため建設した観測所の跡である。この観測所は先に民放の送受信所がこの山頂にあったため、山頂への道路の利用や放送所への電力を分けてもらえることから可能になった経緯がある。手稲山は雪物理研究の聖地でもあった。

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 手稲山の頂上には一等三角点が設置されていて、三角点の礎石がコンクリートの囲いの中にある。この三角点と並んで手稲神社奥宮が建っている。小さな社で社名の石柱と鳥居は新しそうである。祀られているのは大国主命で、縁結びの神様でもあるとのことで、縁結びを観光客へのキャッチフレーズにしている。

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 この神社は北海道では一番高い所にあるのも売りで、確かにここから北の方角には札幌市、石狩市、石狩湾新港、当別町、江別市等々と見晴らせる。見事な眺めである。目を転じて南側には羊蹄山まで視界に納めることができる。

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 手稲山は一九七二年の第十一回冬季オリンピック札幌大会の舞台にもなっている。その時の聖火台が、競技の勝者の名前が刻まれたレリーフがはめ込まれて残されている。この原稿を書いている時は北京オリンピックの真っ最中で、三十六年前には手稲山でも北京で行われている熱い戦いがあったとは、人の訪れることのないこの聖火台の傍では思いを巡らすのが困難である。

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発寒川と市境界

 札幌市と石狩市の境界は発寒川である。原始河川であった頃この川は蛇行していた。最初川筋に沿って両市の境界線が引かれたので、地図上では両市の境界は蛇行している。しかし、河川の改修工事で川筋が真直ぐになり、地図上では石狩市になっているところでも、管理上は札幌市であったりする。遊水池と発寒川に架かる橋は地図上では石狩市であるけれど、実質的管理は札幌市が行っているようである。この辺りのトンボが婚姻届を出す段で、どちらの市にするかは迷うだろう。

この橋は どの市の管理 発寒川

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婚姻の 届けはどの市 市の境

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2008年09月22日

老いる北大のポプラ並木

 北大名物のポプラ並木は、二〇〇四年秋の風台風で多くの老木が倒れたこともあり、危険防止のため現在は並木道の入口に立ち入り禁止の立札がある。根を地上に晒して倒れていたポプラの木は無残なものがあった。倒壊した後に、若いポプラの木を植えていても、残った老木は面会謝絶といったところである。秋に入っているのに、暑さが居座り、ポプラの葉はまだ緑である。しかし、並木道の入口のところでトンボが枯れた花に止まっていて、季節が秋であることを知らせてくれる。

齢老いて  面会謝絶 ポプラの木

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トンボ居て 今は秋なり 並木道

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ジャガイモの収穫

 地上に出ている葉や茎の部分はほとんどなくなって、地中にジャガイモの実があるのが期待されるところまで季節は進んだ。春に植えたジャガイモを実際に掘り出してみて、最初の期待が大きなものであったり、小さいものであったりする。掘り出したジャガイモを袋に移し換えると、ジャガイモを新居に引越しさせたようである。秋も深まってきて、庭のコスモスの花もまばらである。夏の初めにはジャガイモの白い花が咲いていたのが記憶にあって、目の前で収穫された実と重なる。 

ジャガイモの 土から袋 新居なり

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収穫時 ジャガイモの花 重なりて

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2008年09月21日

出版本紹介

 本日の北海道新聞の本のコーナーに「爪句@都市のデザイン」が紹介されました。次の爪句集豆本の構想もあるのですが、現在「江別・北広島秘境100選」の出版が、出版社の方での処理が遅れているようなので、爪句集の原稿をまとめるのは出版社での秘境本の処理の進展具合によるといったところです。

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海牛化石発掘現場

 都市秘境探検で、海牛の肋骨が発掘された現場を見に行く。発掘場所は小金湯温泉の豊平川の川底でかなり粗い概略図を手に探しにゆく。あちらこちらと川筋を歩いて、護岸工事の跡なのか、コンクリートブロックの残骸のようなものがある場所に辿り着く。この辺りで小学生が海牛の化石と出会っていて、太古のロマンを感じる。海牛が居た気の遠くなるような昔には、この辺り一帯は海底で、遠くに見える八剣山さえ海の底だった。海牛は泳いでいる下の海底に八剣山を見たことになる。

川底に 海牛化石 ロマンなり

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海牛が 海底に見る 八剣山

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朝焼け

 朝焼け空が広がる。カメラを取り出して朝の一瞬を写し撮ろうとする。周囲の絵になるものがあれば朝日に重ねたいのだが、適当なものが無い。ここは庭の花を持ち出すしかないと、朝日の中にある花を探してみる。白いフェンスの傍に紅いガウラの花が揺れていて、朝日が飛び火して咲いているように見える。輝く朝日も、顔を出す位置や大気の冷気から確実に秋の陽である。赤いバラの花も朝日の中で咲いている。バラはやはり夏の花で、秋の朝日の中では、咲き残った感じが強い。

朝焼けの 陽の飛び散りて ガウラ花

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朝焼けも 秋の陽になり 咲き残り

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2008年09月20日

お寺の大道具

 お寺には時々大きな仏具を見かける。南区簾舞にある百年の歴史(一九〇八年開基)を持つ浄土宗の大松寺はクマ寺の異名を持つ。それはこの寺には羆(ひぐま)菩薩像あるいは羆(ひ)観音と呼ばれる、漆絵で伝えられる羆に関する逸話があるためである。逸話は割愛するとして、菩薩と一緒に羆が描かれている菩薩像は珍しい。

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 この寺には巨大数珠がある。念珠とも言われる数珠は、普通は手に持つものである。これを大きくして多数の人が回しながら功徳を積むものがある。大松寺にあった数珠は広げると広い本堂の半分程度にはなるもので、信徒が座ってこの数珠を回しながら仏事を行うようである。

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 このような巨大数珠を使って法要を行う状況に立ち会ったことがある。北広島市の曹洞宗のお寺の達磨寺にも巨大数珠がある。写真はこのお寺の本堂で、子供達も集めて数珠を回す準備をしている様子で、中央に住職が座りお経を読むと数珠回しが始まる。この数珠回しに加わった経験があるけれど、なかなか力がいる。

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 中央区の盤渓峠にある大乗院の大きな数珠は法事に使うのではなく飾り物である。傍に置かれていた動物は羆ではなく象である。インドに起源を持つ仏教に象が出てくるのは特に違和感はない。日本に渡った仏教が日本の動物で教えの解説が行われる例、例えば自力本願は母猿にしがみつく子猿、浄土宗や浄土真宗のような他力本願は親猫に首を咥えられた子猫といったように猿や猫が登場する。しかし、前述の大松寺の羆は北海道的である。

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 大乗院には巨大な鏧がある。鏧とは普通は手に持って叩いて鳴らすものであるけれど、ここの大鏧は直径二・四m、高さ二・一m、重さ三tもある世界一のものである。取材している人物と比べてもこの鏧の大きさがわかろうというものである。この大鏧は突き棒があり、釣鐘を突く要領で突いて鳴らす。大鏧だけあって、一度突くと音(鏧の振動)が収まるまで一分三十秒ほどかかる。

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 仏具というのではないけれど、国道453号線沿いの南区石山東六丁目で、車窓から大きな大仏が目についた。寄ってみるとこれは浄土真宗の舎利山佛願寺の納骨堂の上に安置されている涅槃(ねはん)仏である。元々渡島管内の旧恵山町の観光施設「恵山モンテローザ」にあったものが、同施設が撤退するときにお寺に買い取られた。長さ四十五m、高さ十一mという大きさの大仏を、約二百個の部分に分けてトレーラで運んでいる。最近墓苑などでこの手の巨大な大仏やモニュメントを見かけるけれど、宗教施設と観光施設が紙一重のところにある感じである。

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サクシュコトニ川の秋

 秋を迎えた構内にはトンボが飛んでいる。サクシュコトニ川が構内から流れ出て、エルムトンネルの出口辺りで暗渠に吸い込まれるところは水辺になっている。夏草の残りが川を隠しているが、秋の気配が濃厚である。この川の果てになる水辺に近づいてみると、水面が現れ、トンボが葉に止まっている。水面のアメンボの足が水面を歪ませていて、その影が写真にも写っている。夏の強い日差しは既に去り、秋の柔らかい日差しの中で、虫達は残り少ない生の季節をいとおしんでいる。

赤トンボ サクシュコトニの 川の果て

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トンボ葉に アメンボ水面(みなも) 水辺秋

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2008年09月19日

大都会への変貌の証人-サイロ

 サイロとは牧草やトウモロコシ等の飼料を保存しておくための円筒形の建物である。飼料を外気に触れさせないようにして、発酵状態にしておくサイレージ呼ばれるものにして、飼料を長持ちさせるようにしている。現在では牧草地に牧草をロール状にしてラッピングされたものをよく見かけるようになっていて、これはいわば可搬形のサイロで、飼料作りにこの方式が普及し、建物のサイロに置き換わって来ている。

 サイロは古いものはレンガや石で造られていて、札幌には農業遺構となったものも、現役のものもいくつかサイロを目にする。酪農業の原風景を見せてくれるサイロを市内で追いかけてみた。

 札幌のサイロの原点に位置するものは札幌農学校第二農場に保存されているサイロである。軟石を使って造られていて、農場の施設は一九七七年に出来上がっているから、この頃の建築物である。芝生に他のモデルバーンの建物を対になっていて、景観上でも第一級のサイロである。

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 百合が原公園内に残されているサイロは、公園一帯が農家の土地であった頃の名残で、一九三〇年頃に建築された軟石造りのものである。サイロの内は螺旋状の階段がついていて、最上階は展望台になっている。ここから百合が原公園を三六〇度で俯瞰でき、広い公園内の芝生や施設が目に入ってくる。

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 厚別区のひばりが丘団地内にひばりが丘西公園があり、この公園に隣接するようにサイロがある。サイロの名前は旧馬場農場サイロとなっていて、同農場に一九七二年に建築された軟石造りのもので、農場が団地に変わる過程でサイロだけが残された。サイロの屋根には風見鶏がついていて、公園の景観に合うように保存されている。サイロの横にはひばりが丘集会場の建屋がある。

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 月寒に広い農場を持つ八紘学園敷地内にはサイロがいくつかある。現役で使用されているものもある。この学園は栗林元次郎が創設しており、現在「北海道農業専門学校 八紘学園」の施設の一つとして、サイロが教育の場で利用されている。このサイロはレンガ製であり、最近補修工事を行って使用に耐えるものにしている。八紘学園資料館となっているサイロもあり、これはここに吉田農場があった時に建築されたものである。八紘学園の農産物直売所の建物の横にもサイロがあり、これは景観のサービスのためのものであるようだ。

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 その他真駒内の自衛隊駐屯地のサイロ隊舎や月寒の農業研究センターの敷地内のサイロの遺構は別のところで取り上げている。個人の住宅内にあるサイロもある。これらの残されたサイロは、農地に囲まれた札幌が大都会へ変貌していく過程の証人でもある。

ハト 9月19日(2008年)

 早朝の散歩道に鳩が居る。鳩は散歩しているのではないだろうが、写真を見る限りでは散歩の風情である。近づくと逃げてしまうので、適当な間合いを取って写真撮影となる。朝日で鳩の影が長く道路に伸び、影だけなら鶴のようである。それにしても道路には餌になるようなものはなかろうに、道路をうろうろしているのはどうしてなのかと思ってしまう。なに、鳩の方だって散歩する人間を見て、何も得るものがないのにただ歩いているのはどうしてか、と思っているかも知れない。

朝日浴び 行き交う鳩も 散歩なり

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鳩の影 鶴に変じて 早き朝

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2008年09月18日

定山渓ダム

 小天狗岳の登山口は定山渓ダムの脇辺りにあるので、登山の前後に定山渓ダムの威容を間近に見ることになる。季節は秋に入ったと思われるのに、ダムの周りの木々は未だ夏の装いである。しかし、空の色や雲から受ける感じは秋である。雲が降らせた雨水は、森が地中に貯め、地表に溢れ出た川水はダムが貯めている。白い雲を見ると、登山に携帯するペットボトルの水との連鎖が頭をかすめる。接写するとダムより巨大に見える秋トンボも、この辺りの水場で水の恩恵を受けている。

森が貯め ダムが貯めての 雲の水

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近づけば ダムより巨大 秋トンボ

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闖入者

 仕事をしている机(実のところ食卓の一部でもある)の上を見ると小さな虫がいる。服にでも付いて家の内に闖入してきたのだろうか。仕事の手を止めて、傍にあるカメラで接写を試みる。相手が活字大では、接写モードでも大きくするのには限界がある。小さい割には結構足早である。カメラのレンズを向けて追いかけると、パソコンや外付けの機器の上を動き回る。ムシだからPCのバグを連想して、いい加減のところで止めにする。しかし、この虫は何という虫なのだろうか。

闖入者 接写に切り替え 仕事止め

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ムシなれば バグの連想 機器の上

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2008年09月17日

ラウネナイ川

 ラウネナイ川とは妙な名前である。多分アイヌ語の名前なのであろう。川の源は北海道農業研究センターの敷地内の調整池である。この敷地を流れて、札幌ドームの横から国道36号線の下をくぐり、ウラウチナイ川と合流して、八紘学園の広い実習農地に入る。八紘学園のリンゴ園の脇を流れて月寒川と合流して月寒川になる。月寒川の合流点では、水量もあまりないこの時期、動かない水面が水鏡となっていて、秋空を写している。赤トンボもこの水鏡に我が身を写して飛んでいる。

月寒と ラウネナイ川 水鏡

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水鏡 我身写すか 赤トンボ

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朝顔

 朝顔は中国からの渡来花で、その実は漢方薬であった。実は「牽牛実(ケンゴシ)」で、花は「牽牛の花」と呼ばれた。七夕の時期の花であるので、上手い具合に花の名前を季節の風習に当てはめている。こんな花にまつわる逸話もあり、朝顔は夏の花かと思っていると秋口まで咲いている。写真の撮り方なのだろうが、花の奥から光が出ているようにも見える。正面を避け、横から撮ると編隊を組んで空中に向かって飛んで行く飛翔体を連想させる。飛ぶ先の空は秋の空である。

朝顔は 花の内から 光出て

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飛翔する 朝顔編隊 秋の空

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2008年09月16日

菜洗(なあらい)神社

 地下鉄東豊線の終点福住駅から八紘学園の農地に向かって歩いてゆくと、菜洗神社と社名が書かれた石柱のある神社が目に留まった。珍しい名前だと思っても読み方が分からない。インターネットで調べると、野菜を漬物として漬ける前に水で良く洗うことを「お菜洗い」といって、この名前の地名もある。北海道では野菜を洗うことはあっても、お菜洗いの言葉は聞かない。狭い神社の境内には彫りの見事は狛犬が居て、辺りにトンボが飛んでいて、もうすぐ本格的な秋を迎える。

神様も 漬物用に お菜洗(なあら)い

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菜洗(なあらい)の 作業も見ずに 秋に入り

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色づく南蛮

 気が付くと南蛮の実が大きくなって垂れ下がっている。そのうち又気が付くと実は緑色から赤色に変化している。まるでお色直しを行って、アッピールしているようである。しかし、夏の間は緑のものが多くて、赤に変化するものは少数派である。それが、秋を迎える頃には赤が多数派になっている。南蛮は赤い色の方が辛さを想起させる。秋モードに合わせての流行(はやり)の色は、いつの年でも赤に決まりである。南蛮の赤を指す言葉もないので、造語気味の「辛し赤」としている。

夏盛り お色直しを 試みて

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秋モード 流行(はやり)の色は 辛し赤

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2008年09月15日

小天狗岳

 小天狗岳に始めて登ってみた。小樽内川が定山渓ダムで堰き止められてできたダム湖の「さっぽろ湖」に迫るようにして小天狗岳はある。標高七百六十五mでは低山の部類に入るのだろうが、急な登山道が続く。頂上近くの切り立った崖では、ダムとダム湖の景観が眼下に広がる。頂上の空き地は狭く、歩を止めて案内板に描かれた周囲の山々と実物の対応を行う。今年は寒くなるのが遅く、九月の中日だというのに黄葉も見られず、夏の流れがダムに堰き止められているようである。

小天狗の 頂上狭く 歩の止まり

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このダムは 夏の流れを 堰き止めて

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サラシナショウマ(晒菜升麻)

 林の下の暗いところに白い花が咲いている。サラシナショウマの花である。漢字名から若菜を茹でて水に晒して食用にすることからこの名前がついている。ショウマの方はこの名前のつく花の仲間を指していて、ショウマそのものが特定の花の名前ではない。サラシナショウマは個別の花が集まって穂のようになって咲く。個々の花は、開くと雄しべが放射状に広がる。蜜があるせいか大型の蚊が花に止まって動かない。秋に入り野の花が少なくなった頃にこの花の白さが目立つ。

晒すのは 花ではなくて 若菜なり

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暗き場所 サラシナショウマ 蚊が休み

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2008年09月14日

赤トンボと滝

 南区の滝野は名前の通り滝が集まった場所である。半日、有明の滝、有明の小滝、樽見の滝、アシリベツの滝、不老の滝、白帆の滝と巡ってみる。秋がそこまで来ていることの証で、どの滝の傍でもトンボが飛んでいる。トンボと背景に滝がある構図の写真を撮ることを試みる。樽見の滝はこの時期でも水量があって、見応えがある。アシリベツの滝は日本の滝百選に選ばれていて、滝に向かって赤トンボが列を作って止まっている。その目の中には滝の水飛沫も写っているのだろう。

捉えたり 鱒見の滝と 赤トンボ

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複眼の 中に飛び散る 水飛沫(しぶき)

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尺取虫

 滝野の滝巡りに出掛けた時、白帆の滝の近くで尺取虫を見つけた。蛾の幼虫である尺取虫は手のような前足と後足しかなく、この両足で身体を移動させていく。まず身体を伸ばして前足を固定し、身体を曲げて後足を前足に揃える。次に前足を浮かして身体を前方に伸ばして前足を固定し、後足を移動させる動作を繰り返して前進する。この歩行は意外と早い。進路に隙間があっても、その間隔が身長を越えなければ、簡単に越えていく。その身体移動の技は美技と表現できるものである。

尺を取る 歩み速くて 滝野森

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足がかり 手がかりあれば 移動美技

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2008年09月13日

百合が原公園のトンボ

 百合が原公園にサイロが残っている。サイロの中は螺旋階段になっていて、登ると五十段ほどある。サイロの上からの眺めはまだ夏である。しかし、秋の気配はサイロの周りを飛び交うトンボからうかがえる。トンボはサイロの屋根の高さまでには飛ばぬようで、低いところで飛び、止まっている。園内にある寄贈された中国庭園にもトンボが飛んでいて、庭園の岩に止まっている。中国庭園には朱塗りの柱の東屋があって、赤トンボが朱色の乏しいところに朱色を運んでいるようである。

この高さ サイロの屋根を トンボ避け

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赤トンボ 庭園朱色 運びたり

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コスモスとナナカマド

 夏は未だ去っていないと思えるけれど、秋がそこまで来ていると感じるあいまいな季節にあって、秋を強く感じさせる花はコスモスであり、木はナナカマドである。コスモスは夏から目に付く花ではあるけれど、やはり秋の花である。視界の下の方に鮮やか紅色や桃色のコスモスが咲いている。コスモスの上の方に目を転じるとナナカマドの実が赤く色付いている。この地上の赤系統の色の彼方に青く高い秋の空が広がっていて、これらの色の取り合わせが秋の到来を確信させてくれる。

赤き実と 紅のコスモス 秋を告げ

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花も実も 色で出番の 秋の入り

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2008年09月12日

三角点

 平成の新山とでもいうべき東区唯一の山であるモエレ山に登ると、頂上に三角点の礎石とそれを囲んで大きな三角点の解説盤がある。解説盤には札幌の主要な三角点の点名と等級、それに大まかな位置が記されている。モエレ山の三角点は「当別太」の点名を持つ二等三角点である。二等にしては元の場所からモエレ山の山頂に移されたこの三角点は好待遇を受けている。

 写真にも見える一等「月寒」は清田区の札幌台にあるものである。一等「厚別」というのもあって、はて平地の厚別のどこにあるのかと探しにゆく。この一等三角点は厚別の中央公園の近くのアパート横の自転車置き場にあった。礎石は鉄製のマンホールの蓋のようなものの下にあるようで、この蓋は開けることができない。写真を撮った蓋には、日本国全土のイラストに三角点と建設省国土地理院の文字があって、蓋にしては立派なものである。自転車置き場になっていても、蓋が一等の格を表しているように見える。

三角点 二等なれども 好待遇

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一等も 自転車置き場 時代なり

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梅干

 庭で梅干を朝日に晒す。陽を当てると梅の皮が軟らかくなるのだそうである。一つひとつ手でつまんでザルの中に置いてゆく。梅干の香りが鼻を刺激すると、それだけで口の中に唾が出てくる。それにしても梅干は発明である。白米のおにぎりに梅干を入れて海苔で巻いたものがあれば、これで昼食は十分である。ハンバーグとおにぎりの勝負なら、おにぎりに軍配を上げる。年寄りの嗜好だといわれるとそんな気もするけれど、お米にも梅干にも太陽のエネルギーが詰まっている。

朝の陽が 軟らかくして 梅の皮

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梅干の 香り鼻入り 唾出て

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2008年09月11日

藤野ルージュ競技場

 テレビ局が札幌の秘境取材番組を企画して、秘境テーマの一つとして、藤野野外スポーツ交流施設フッズのリュージュ競技場の夏を取り上げた。夏休みの子供達に秘境探検を行ってもらうというシナリオで、リュージュの代わりに子供達がコースの中を走っているところをテレビカメラで撮った。一年前の夏のことである。夏の終わりの人影の無いルージュ競技場を歩いてみると、赤トンボが舞っていて、もう夏も終わりである。ここで競技が行われる頃にはトンボの姿は消えている。

思い出は 走る子等(こら)居た 夏休み

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橇(そり)競技 見ることなくて 赤トンボ

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カタツムリ

 「デンデンムシムシカタツムリ…」と歌われているカタツムリは、ナメクジのような身の部分が殻を背負った虫の総称である。ただし、カタツムリの殻は身体の一部で、これをかなりの部分損傷してしまうと死んでしまうのだそうである。殻が身体の一部であることは、カタツムリの柔らかい部分の色や模様が殻に反映されているので納得する。のろのろと歩くとき、長い二本の触角を伸ばし、この触覚の先が目になっている。潜望鏡を上に伸ばして辺りを警戒しているようにも見える。

お洒落なり 身の色合いを 殻にして

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伸ばしたる 触覚先の目 潜望鏡

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2008年09月10日

おいらん淵

 豊平川は藻南公園内を流れる辺りで淵を作っている。明治の末、身請けされ札幌に連れて来られた花魁が、淋しさのあまりこの淵に身投げした言い伝えから、淵と急流のある場所に「おいらん淵」の名がついた。秋に入ったのだろうと思われる頃、このおいらん淵に立ってみると川水が少ない。水の流れない岩場に赤トンボが止まっていて、花魁の生まれ変わりかとも思えてくる。生徒達が先生に連れられて地質の勉強である。岩石から太古の昔の勉強で、明治は極々近い過去の話である。

花魁の 生まれ変わりか 赤トンボ

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河水無く おいらん淵は 学びの場

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アザミ(薊)

 アザミ(薊)はキク科アザミ属の花を総称であるので、アザミの前に花種の名前がつく。しかし、アザミには似たような多くの種類があるので、いちいち正確な名前で呼ばずに、単にアザミといっている。管状の花が集まって花全体を形作っている。まるでイソギンチャクが触手を伸ばしているようにも見える。アザミには棘があって、この花を触る気にはならない。この棘で攻め入る敵を撃退したということからスコットランドの国花になっている。花が国を守った話は初めて知った。

管状花(かんじょうか) イソギンチャクの 触手似て

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その棘で 国を守りて 国花なり

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2008年09月09日

札幌台の三角点

 三角測量の基準点になった三角点には等級と点名がついていて、札幌の一等三角点の一つに点名が「月寒」というものがある。これは札幌台にあるものを指しているようで、現在の豊平区月寒地区とは離れていて清田区の白旗山の近くにある。札幌台は二百九十二mの高さの山で、三角点のある高台は二百四十mである。三角点の礎石の近くには白い小さな花が咲いていたけれど、花の名前は分からない。三角点から下りたところに「営林事業所(真栄入口)」への看板があった。

三角点 白き小花が 傍に咲き

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真栄の 入口ここと 赤トンボ

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オンコの実

 散歩道にオンコの生垣があり、赤い実のつく季節に入っている。年中緑の葉をつけているこの木が、かくも赤い実をつけるのが不思議なくらいである。鳥に啄ばんでもらい、種を運んでもらう生命拡張の戦略の上の赤い実なのだろうけれど、鳥にこの赤さが認識されているのだろうか。甘さが口に入るのが不足していた子供の頃、オンコの実をつまんで食べた記憶があって、口に含んでみる。この甘さは昔感じた甘さだったろうかと、味覚を鋭くさせて口の中で記憶を確かめようとする。

鳥たちは 認識するや この赤さ

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口にして 甘さの記憶 確かめて

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2008年09月08日

クジャクアスター

 クジャクアスターのアスターはギリシ語で「星」を意味していて、星状の花が孔雀の羽の模様のように集団で咲いていることからこの呼び名がある。キク科アスター属、またはシオン属の花である。クジャクソウ(孔雀草)とも呼ばれ、友禅菊の仲間である。昼間は開いている花も夜は閉じるようで、早朝に見ると花は半開きといったところである。日が照るに従って花は開いてくる。夏の終わり頃から秋口にかけて咲くので、ホオズキの赤い実と一緒になって庭に咲いている。

早朝で 孔雀の羽も 半開き

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日の照りて 花羽(はなはね)広げ 孔雀草

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レンゲショウマ(蓮華升麻)

 この花の名前は、花が蓮華に似ていて、葉がショウマ(升麻)のようであることからきている。葉のつかない長い茎の先に、花が下向きに咲いているのは街路灯をイメージさせる。写真を撮ろうとすれば、カメラを下から見上げるようにする必要がある。まったく人見知りの花である。キンポウゲに属する花で、日本特産の一属一種である。野草でもあり、山地から深山にかけての湿り気のある林に咲く花であるけれど、庭に植えられたものは園芸店から購入したものである。

下を向く レンゲショウマは 街路灯

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見上げれば 人見知り花 顔の見え

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2008年09月07日

赤トンボ

 トンボの写真を撮ろうと近づくとさっと逃げられてしまう。相手は複眼の持ち主で、視界が広く、近づく人とカメラをすばやく目でに捉えてしまうのだろう。トンボの視覚は物体の動きの認識に重きを置いているようなので、止まっているトンボに悟られない程度に間合いをつめてゆくと、間近までカメラを持ってゆくことができる。ラベンダーの花が散った後の葉と茎の部分に赤トンボが止まると、華やかな赤色が加わる。目玉の焦げ茶色の部分も、落ち葉と調和する秋の色である。

複眼に カメラ写るか 赤トンボ

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花散りて トンボ色添え ラベンダー

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橋上のアーチ橋

 幌平橋には橋の上にさらに橋がある。この橋は補強の意味もあってか、車道と並んで広く取られた広場(ポートランド広場)と歩道部分にアーチ橋が架かっている。橋の上に橋がある格好である。このアーチ橋の上からの360度の豊平川の眺めはすばらしい。しかし、わざわざこの橋の上の橋まで登る人は居ないだろうと思っていると、カップルが居たりする。橋の欄干をみると落書きがあり、ここは恋人同士の秘かな通路らしい。写真を撮るとは別の性格も持つ場所のようである。

恋人は 橋上の橋 デートの場

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欄干に 落書きの有り 秘め小道

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2008年09月06日

オオベニタデ

 夏の終わり頃から蓼の花が咲き出す。見下ろせる小さな背丈のものから、見上げるほどのものまで大小様々で、紅色の穂状の花をつけている。オオベニタデと呼ばれている種類で、紅色が鮮やかである。蓼の花に蟻が取り付いていて、「蓼食う虫も好き好き」の言葉が浮かんで来る。ただし、虫が食べるものは花ではなくて葉で、辛味のある葉でも虫によっては好物になっていることから、好き嫌いは人により異なることを言っている。蟻の方は花の蜜でも舐めているのだろう。

目立つなり オオベニタデの 紅の色

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蟻が這い 蓼食う虫の 言葉出て

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緋鯉

 錦鯉といっても色や模様が様々である。その色と模様で錦鯉の品評会も開かれるのだから、綺麗だけで終わってしまうところからもっと深い、ある意味オタクとも表現できそうな世界が広がっている。緋鯉同士はお互い相手の格好なんか気にしていないだろうけれど、水の上から眺めると、ファッションショーで派手な色の緋鯉がモデルで、くすんだ色の鯉がモデルを見つめる観客のようにも見える。緋鯉を写したつもりの写真に、黒子のように寄り添う地味な色の鯉が写っていたりする。

見る鯉と モデルの鯉居て 服装展

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色押さえ 緋鯉に寄り添う 黒子居り

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2008年09月05日

大文字草

 大文字草は面白い花である。五弁の花びらが「大」の字形に似ている。花びらが細くて五弁のものは皆「大」の字形を当てはめることが出来る。しかし、大文字草は手が込んでいて「大」の字の跳ねと伸びの部分に相当する二枚の花びらが、他の花びらより長くなっている。ただ、長い花びらが二枚揃わない場合もあって、これは書き損じである。変種が多く、「大」の字形も花の色も様々なものがある。同じ仲間に「人字草」というのがあり、こちらは花の形が「人」の字形に似ている。

大の字を 大文字草に 見つけ出し

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花びらの 長さ揃わず 書き損じ

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大友公園

 大友亀太郎の名前を公園名にした大友公園は、亀太郎が造った大友堀がかつて旧伏古川に注いでいた辺りに位置している。この大友堀の流れの位置と幅を復元した水路が公園内に造られていて、大友堀と旧伏古川の段差も再現されている。水路の水が落ちる低い広場には御影石の表面に、現在の札幌市の地図に大友堀の位置が重ねて描かれている。この歴史の地で親子連れが水遊びに興じている。水遊びの飛沫が石の地図を濡らして、歴史の一瞬ののんびりした時間が流れていく。

歴史の地 親子興ずる 水辺あり

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地に描く 大友堀に 水飛沫

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2008年09月04日

夏の終わりのバラの花

 札幌では九月に入れば夏も終わりに近づいていて、秋の気配が濃厚になる。庭のバラの花も次々と散っていく。夏とバラの花は連結列車で季節の駅を通過していくようである。しかし、遅れてしまったかのように蕾の残っているバラもある。この蕾が開くのに十分な暑さが残る秋になるだろうか。北国の夏から秋への季節の移り代わりは緩慢のようで、気が付くと落ち葉で辺り一面が覆われることになる。バラは花びらを落とし、一年の記憶を根に留めて、次の年に備えることになる。

夏通過 連結車両は バラの花

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遅れても 秋に開くや この蕾

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護国神社

 鴨々川を創成川の合流点から豊平川樋門の水源まで歩いたことがある。この川は中島公園内を流れる部分があり、近くに護国神社がある。ついでに寄ってみると、参詣道が続いていて人が居ない。そのうち女性の参拝者が現れ、拝殿で何か祈り事である。かなりの時間不動でお祈りをしていたから、願い事が複雑なのか多いのか、知る由もない。やがてお祈りも終わったか、帰っていくが、ノースリーブの膝上ワンピース姿と神社の取り合わせが面白い。昼下がりの護国神社は静かである。

何祈る 拝殿の人 不動なり

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静かなり 護国神社の 昼下がり

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2008年09月03日

ツリバナ

 ツリバナは面白い実をつける。最初ボールのような仮種皮ができ、それが弾けて実が吊り下がる。このことからツリバナ(吊花)の名前がつけられている。散歩道にこの花木があって、白い花の咲く時には花は気にも留めないでいる。夏も終わる頃に赤い仮種皮が下がり出すと、いつ弾けるかと観察眼が働いてくる。弾けた仮種皮から実が吊下がる写真を撮るのだが、実に早傷みがある。痛みの無いものを探して撮るのが難しい。実が弾ける頃になると、秋がもうそこまで来ている。

ツリバナの 弾けが続き 夏の末

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弾けた実 早傷みあり 秋そこに

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モエレ山

 モエレ山は東区にある唯一の山で、標高は六十二mである。平らなところに土石を積み上げで造った人工の山で、きれいな円錐形になっている。山腹に植樹はされてはおらず、水不足か枯れた草が目立つ芝生がなだらかな山の斜面を覆っている。デザインと登山用に石の階段が設置されている。低山なので登山という感じからはほど遠く、公園内の坂の階段を登る雰囲気である。幼い娘が母親を石段の途中で待っている。通り過ぎていく娘は石段を跳ぶようにして登っていくみたいである。

山腹で 娘母待つ 登山なり

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頂上に 跳んで登るか 低き山

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2008年09月02日

カウンター40000の画面

 以前、ブログのカウンターが33333のぞろ目になった画面をコピーして、どこかの時点で投稿したのを記憶しています。その時の画像をアップします。

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 今回はぞろ目ではないのですが、カウンターの数字が40000に近づいたので、注意しておいてこの区切りの良い数がカウンターに現れた画面をコピーしました。一日40アクセスで1000日、100アクセスで400日ですから、一年以上、三年未満のどこかの日数を費やしてこのアクセス数に到達しています。

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鴨々川の鯉と鳩

 豊平川から水を引き込む源流から、創成川に合流するところが河口となる鴨々川を、河口から源流まで歩いてみる。途中、錦鯉が放流されている区間があって、市民がパンくず等の餌やりに興じている。餌を川に投げ込むと多数の鯉が寄ってくる。子供はいつまでも餌を与え続けたいところだろうが、餌も底をついて、空の餌袋を鯉に向かって振っている。鳩が鯉の餌のおこぼれに預かろうと、すぐ近くまで寄って来て、丸い目を向ける。まるでガラス玉をはめ込んだ目のようである。

もう無いと 空餌袋 鯉に振り

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パンくずを ねだる鳩の目 ガラス玉

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カラス

 札幌はカラスの多い街である。これは周囲に山が多くてカラスのねぐらに適していて、都会の残飯やゴミに餌を確保できる条件が揃っているためであろう。しかし、人間側から見ればカラスは厄介な鳥である。カラスによるゴミ場のゴミの散乱は衛生と美観上から問題である。さらに切実な問題は、子育て時期のカラスで、目をつけられると歩いていても後ろから襲われたりするから恐ろしい。小さな子カラスを見たことがないけれど、カラスはすぐに親カラス大になるのだろうか。

青空に 威嚇の声の 広がりて

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若ガラス 遊ぶが如く 地を歩き

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2008年09月01日

ヤブマメ

 ヤブマメは蔓を伸ばして花を咲かせる。花の形から蝶形花に分類される。確かに写真に写った花は飛ぶ方向が反対の二頭の蝶のようである。蝶の数え方が「匹」ではなく「頭」であるのは諸説がある。英語で蝶の数え方はheadを使い、それをそのまま訳して使ったという説が有力である。マメ科の植物であるので豆果ができる。花弁の上に雨滴が豆のように乗っていると、花が早々と豆に変わっていくのを連想する。雨上がりに水滴を乗せたヤブマメの花は趣ある花に変身している。

ヤブマメは 蝶形の花 二頭居て

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雨滴豆 花弁に残り 雨上がり

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北海道マラソン

 八月三十一日に行われた北海道マラソンでは男子の部で高見沢勝(佐久長聖教員ク)が優勝した。この日の札幌は盛夏に戻ったような暑さで、ランナーも応援する方も汗が噴出していた。男子の優勝者のタイムは2時間12分10秒で、写真に写っているデジタル時計表示は2時間11分55秒で、ゴール直前である。女子の部の優勝者は佐伯(さはく)由香里(アルゼ)で北海道マラソン初出場の十九歳である。走っている姿が写真でぼけたのは、勝利の女神ニケが重なっているせいにした。

優勝は 千万の汗 道都夏

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小柄な娘(こ) 女神ニケ居て 像のボケ

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