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2009年07月14日

ラベンダーを見ながら

 庭の花は、油断していると花期を過ぎてしまっていることがある。わざわざ庭に植えているのだから、咲いているのを見ないと植えている意味がないとも言える。でも、見る、見られるの関係など、それこそ関係のない花の方はただ咲いて、ただ散って行くだけである。見たから、咲いているのに意味があると思うのは、人間の思いだけである。花に限らず、物や時には生き物にも、人間の感情移入が度を過ぎると、変な事になる。まあ、それが人間の性なのだといえばいえるのだけれど…

アリウムは 花の向き指揮 コンダクター

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自家製の 匂いを詰めて 花袋

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2008年09月11日

藤野ルージュ競技場

 テレビ局が札幌の秘境取材番組を企画して、秘境テーマの一つとして、藤野野外スポーツ交流施設フッズのリュージュ競技場の夏を取り上げた。夏休みの子供達に秘境探検を行ってもらうというシナリオで、リュージュの代わりに子供達がコースの中を走っているところをテレビカメラで撮った。一年前の夏のことである。夏の終わりの人影の無いルージュ競技場を歩いてみると、赤トンボが舞っていて、もう夏も終わりである。ここで競技が行われる頃にはトンボの姿は消えている。

思い出は 走る子等(こら)居た 夏休み

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橇(そり)競技 見ることなくて 赤トンボ

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2008年09月07日

橋上のアーチ橋

 幌平橋には橋の上にさらに橋がある。この橋は補強の意味もあってか、車道と並んで広く取られた広場(ポートランド広場)と歩道部分にアーチ橋が架かっている。橋の上に橋がある格好である。このアーチ橋の上からの360度の豊平川の眺めはすばらしい。しかし、わざわざこの橋の上の橋まで登る人は居ないだろうと思っていると、カップルが居たりする。橋の欄干をみると落書きがあり、ここは恋人同士の秘かな通路らしい。写真を撮るとは別の性格も持つ場所のようである。

恋人は 橋上の橋 デートの場

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欄干に 落書きの有り 秘め小道

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2008年09月06日

緋鯉

 錦鯉といっても色や模様が様々である。その色と模様で錦鯉の品評会も開かれるのだから、綺麗だけで終わってしまうところからもっと深い、ある意味オタクとも表現できそうな世界が広がっている。緋鯉同士はお互い相手の格好なんか気にしていないだろうけれど、水の上から眺めると、ファッションショーで派手な色の緋鯉がモデルで、くすんだ色の鯉がモデルを見つめる観客のようにも見える。緋鯉を写したつもりの写真に、黒子のように寄り添う地味な色の鯉が写っていたりする。

見る鯉と モデルの鯉居て 服装展

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色押さえ 緋鯉に寄り添う 黒子居り

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2008年09月05日

大友公園

 大友亀太郎の名前を公園名にした大友公園は、亀太郎が造った大友堀がかつて旧伏古川に注いでいた辺りに位置している。この大友堀の流れの位置と幅を復元した水路が公園内に造られていて、大友堀と旧伏古川の段差も再現されている。水路の水が落ちる低い広場には御影石の表面に、現在の札幌市の地図に大友堀の位置が重ねて描かれている。この歴史の地で親子連れが水遊びに興じている。水遊びの飛沫が石の地図を濡らして、歴史の一瞬ののんびりした時間が流れていく。

歴史の地 親子興ずる 水辺あり

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地に描く 大友堀に 水飛沫

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2008年09月04日

護国神社

 鴨々川を創成川の合流点から豊平川樋門の水源まで歩いたことがある。この川は中島公園内を流れる部分があり、近くに護国神社がある。ついでに寄ってみると、参詣道が続いていて人が居ない。そのうち女性の参拝者が現れ、拝殿で何か祈り事である。かなりの時間不動でお祈りをしていたから、願い事が複雑なのか多いのか、知る由もない。やがてお祈りも終わったか、帰っていくが、ノースリーブの膝上ワンピース姿と神社の取り合わせが面白い。昼下がりの護国神社は静かである。

何祈る 拝殿の人 不動なり

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静かなり 護国神社の 昼下がり

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2008年09月02日

鴨々川の鯉と鳩

 豊平川から水を引き込む源流から、創成川に合流するところが河口となる鴨々川を、河口から源流まで歩いてみる。途中、錦鯉が放流されている区間があって、市民がパンくず等の餌やりに興じている。餌を川に投げ込むと多数の鯉が寄ってくる。子供はいつまでも餌を与え続けたいところだろうが、餌も底をついて、空の餌袋を鯉に向かって振っている。鳩が鯉の餌のおこぼれに預かろうと、すぐ近くまで寄って来て、丸い目を向ける。まるでガラス玉をはめ込んだ目のようである。

もう無いと 空餌袋 鯉に振り

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パンくずを ねだる鳩の目 ガラス玉

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2008年08月31日

花よりケーキ

 藻岩山ロープウェイ駅を下った近くに洒落た日用雑貨や花を扱っている店がある。客はほとんど女性で、女性の相棒でも居ないと入り難い。店舗の外には花が並んで、園芸用品も売られている。カードに「赤岩花ショウブ」の花名があり、珍しい品種でなかなか手に入らない、との添え書きがある。店内には様々な小物が並んでいる。喫茶店も併設されていて、外にもテーブルが置かれている。花よりはケーキで、狭い庭ながら水の流れもあるテラスで、口を満足させる方を選択した。

赤岩の 花ショウブなり 珍品種

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花よりは 心惹かれて ケーキなり

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2008年08月30日

モエレ沼公園

 モエレ沼公園は大地に彫刻するというイサム・ノグチの構想に基づいて造られている。モエレ山や山の斜面の石段、プレイマウンテンと称されるピラミッド状の丘、いずれも大地を相手の造形作品である。鑑賞者は歩いたり、登ったりしてこれらの作品を体で感じ取ることになる。従って、モエレ山は登山の山ではなく観賞の山と考えれば、ハイヒール姿で石段を登る情景には違和感がない。プレイマウンテンは祈りか遊びか不明の山であるけれど、祈りの丘の頂上で娘が立って遊んでいる。

登山靴 ハイヒールなり モエレ山

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頂上に 立つ娘居て プレイ山

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2008年08月29日

三角山-大倉山遊歩道のトンボ

 三角山から大倉山への遊歩道を歩いているとトンボが飛んでいる。トンボは葉や木柵、木製踏み段に止まる。近づいても逃げるでもなく、写真を撮らせてくれる。写真の撮影時には気がつかなかったけれど、あとでパソコンに表示して見ると、トンボの羽の日に透かしてできた影が木柵に写っている。写った影で八枚の羽を持つトンボのようにも見える。トンボの透き通る羽と日光の作リ出すこんな効果の写真が撮れるとは思いがけなかった。夏もそろそろ終わりである。

柵の上 止まるトンボの 透かし影

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身だしなみ 我が身の羽を 写し見て

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水簾と飛天

 JR札幌駅近くはガラス張りのビルが目立つ。その一つの「アスティ45」ビルの地下1階の外側が吹き抜けになっていて、水簾がある。向いのビルのガラス張りを背景に涼感の演出で、夏の強い日差しを避け、ここで一休みのする人も見られる。日の当たる地上への階段部分の壁に「The Sky」と題された竹中敏洋のブロンズ像が取り付けられていて、飛天がこれから空に駆け上がっていくようにも見える。この像を近くから見ると、何かに挑むような表情で迫ってくるようである。

水簾(すだれ) 飛天の姿 彼方見え

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こちら向く 飛天の顔に 挑み見え

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2008年08月25日

藻岩山

 藻岩山はアイヌ語では「インカルシベヌプリ」と呼ばれていて、その意味は眺めの良い山である。この山は札幌市民には随一の人気の山で、登山者も多い。登山を敬遠したい向きにはロープウェイがあって、乗りながら札幌の市街地から石狩湾までも一望に収めることができる。さらにロープウェイの終点駅と山頂を往復するバスを利用すれば五百三十一mの山頂に簡単に行ける。山頂にはキアゲハチョウが舞っていて、パノラマの景観から足元に目を移せば止まった蝶の姿が目に入る。

アイヌ語で 眺めよき山 藻岩夏

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展望は 足元蝶見 藻岩山

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2008年08月21日

盆踊り

 盆踊りの写真を撮るため、住んでいる町内会主催の盆踊り会場に出向いてみる。狭い広場に櫓が組まれ、盆踊り歌がスピーカから流れている。しかし、踊り手が少ない。特に浴衣を着て踊っている子供がいないので、雰囲気が出ない。そこで、もっと大きな会場を探して行ってみる。北海道神宮の駐車場の盆踊り会場にはそこそこの人数の踊り手がいて、浴衣姿の子供の写真を撮ってみる。屋台も出て盆踊り会場の雰囲気はあるのだが、賑やかという感じからは遠かった。

駐車場 踊る足元 白い線

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櫓より 屋台明るく 盆踊り

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2008年08月16日

三角山頂上のキアゲハ

 標高311mの三角山に登る。北一条通の山の手三条付近に登山口の一つがあって、ここから登山道に入る。この山は都会の低山で、頂上からの眺めが良く人気がある。しかし、真夏の平日なので登山者は時々見かけるぐらいである。三十分ぐらいで頂上に着く。頂上から東方向に札幌の街が展開している。頂上にはキアゲハ蝶が舞っているのだが、写真を撮るにもなかなか止まってくれない。説明板や岩に止まったところを撮ったけれど、ファッションショーのモデルのようでもある。

山頂に 舞うキアゲハの 止まり待ち

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石舞台 蝶がモデルの ファションショー

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2008年08月12日

羊ヶ丘水源涵養林遊歩道

 北海道農業研究センターの年一回の市民への施設開放日に、バスで羊ヶ丘に広がる広大な圃場や牧草地を見学するサービスに便乗した。途中、希望者はトド山入口でバスを降りて、観光スポットの羊ヶ丘展望台まで歩いてゆけるとのことで、水源涵養林の中の道を歩いてみた。トド山とはトドマツが多かったのでこの名前がつけられたそうである。緑の濃い林の中の道は、我々の他には親子連れが歩いているだけである。道の先の羊ヶ丘展望台には大勢の観光客が訪れていた。

親子連れ 林の道で 歩を留(とど)め

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道の先 羊ヶ丘の 観光地

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2008年08月11日

ビアガーデン

 札幌の夏の風物詩は大通のビアガーデンである。ビールメーカ各社がビアガーデンに店を出し、売れ行きを競う。ビールの小樽をテーブルの上に置いて、この樽から客が自らジョッキに注ぐやり方はこれまでも目にしている。しかし、今年初めてタワーピッチャーにお目にかかった。確かにタワーと表現されるだけあって、背の高いピッチャーがテーブルの上に立っている。飲む勢いが増すとこのタワーピッチャーが林立して、短い北国の夏を惜しむように話しは続いていく。

話題なり タワーピッチャー この高さ

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テーブルに 樽載せ注げば 生の粋

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ミニ浴衣

 浴衣を膝の上あたりでバッサリ切ってしまったものを着ているのに初めてお目にかかった。奇をてらうため、浴衣を自分で裁断したのだろうと思っていると、ミニ浴衣として売られているのをインターネットでみつけた。それにしても、浴衣の情緒を殺しているこの格好はいただけない。歩行者天国の道路の中央で、ミニ浴衣の娘が立っているけれど、その役目がわからない。店の宣伝ならチラシとか名刺を配るだろうに、その動きもない。ミニ浴衣の宣伝をやっているのだろうか。

夏情緒 バッサリ裁断 ミニ浴衣

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この娘(こ)らの 役目不明で ミニ浴衣

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2008年08月10日

祭りの始まり

 祭りはこれからという時には本番前の気合と息抜きが同居する。祭り衣装に身を固めた踊り手の一団が、札幌名所になった飲食店街のところで準備に余念がない。編み笠を被れば、入店しようと飲食店の引き戸に手を伸ばした時の気合と同様、祭りの戸に手を掛けた緊張感が出てくる。祭り見物に来た客は、歩行者天国が始まった路上が祭りの人混みで埋まる前にそぞろ歩きである。店開きをした路上の風鈴売りに近づく客の表情に、品定めする気合とリラックスが入り混じる。

編み笠を 被れば祭り 戸の開き

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風鈴を 品定めする 開店時

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2008年08月09日

祭りの準備

 祭りの前には準備がある。すすきの祭りは日が落ちた頃から本番を迎える、夕刻から祭りの準備が行われる。ススキノのメインストリートは歩行者天国になり、これから繰り出す準備の神輿の近くで炭火を持った女性が道を横切ってくる。熱い炭火なので防熱用の手袋をはめているのだけれど、片方の手だけである。素手の方が熱くなると見えて、途中で炭火を下ろして手袋の交替である。屋台での食事の提供のためだろう。屋台の店員は祭りに合わせて浴衣姿で店開きの準備である。

手を換えて 炭火の熱を 防ぎたり

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店員も 浴衣で出番 夏祭り

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2008年08月08日

狸まつり

 札幌を代表する商店街の狸小路は、商売の上では苦戦しているようである。狸小路は線の商店街である。これに対して郊外型のショッピングセンターは面に広がるし、JR札幌駅の商業施設は上に伸びる立体型である。昔のような小路に延びる商店街に客足を向けさせるのが困難になって来ている。この状況への対策として、夏には「狸まつり」と称して狸の巨大風船を浮かべ、大きな短冊を下げ、客を呼び込む苦心をしている。上に浮かぶ大きな狸は客の目を惹きつけている。

頭上には 客足増やす 苦心あり

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客の目を 飛んでる狸 惹きつけて

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2008年07月26日

花火大会

 豊平川の川べりで行われる札幌の夏の風物詩がどんなものであるか見物しにゆく。そこで仰天に近かったのはその人混みである。予想はしていたけれど、予想以上のものがあった。浴衣姿の若者(つまり女性だけでなく男性も)も多く、どんどん豊平川の河川敷に集まってくる。空は次第に暗くなって自然の舞台装置が整うのを待っている。花火の方は近くでみると確かに迫力があった。しかし、コンパクトカメラでの撮影は難しく、難しさの方も予想以上のものがあった。

髪の毛と 浴衣カラフル 今風に

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暮れなずむ 空の下にて 花火待つ

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タンポポと アナウンスあり 瞬時花

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2008年07月24日

ねぶの花

 ねぶの花はネムノキの花で、象潟で芭蕉が「象潟や 雨に西施が ねぶの花」の句を詠んでいる。ここで西施とは呉越が争っていた時、越から呉王扶差に贈られた美女で、扶差が西施に耽溺したため国が滅んだことから、傾国の美女といわれている。芭蕉は雨の中のねぶの花の風情を西施になぞらえて詠んでいる。ネムノキは合歓の木とも書かれ、これは夜になると葉が重なって寝るような格好になることから来ている。唐の時代からこの言葉がついた木で、樹皮には薬効がある。

象潟で 芭蕉も詠みて ねぶの花

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合歓は 葉の動きなり ネムノ花

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2008年07月23日

ススキノ夜市

 ススキノは客集めのため、繁華街のメインストリートを歩行者天国にして各種イベントや祭りを恒例行事として行っている。そのようなものにススキノ夜市とビール祭りがあり、偶然にもそれに居合わせた。午後から土砂降りの雨で、仕事と懇親会が終わって通りに出てみると雨も上がって人が戻って来ている。屋台でビールを飲んだり、そぞろ歩きをしていたりする。ウィスキーのキャラクターであるローリー饗はススキノの顔であり、ビール祭りでも欠かせぬ存在である。(夜市の写真の空に月のようなものが写っています。月か標識かが写っているのだろうと気に留めていなかったのですが、これはオーブです。オーブは昨年の穴滝の写真に写っていたものを記事にしています。)

雨上がり ススキノ夜市 人戻り

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ススキノの 夜市欠かせず ローリー卿

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2008年07月13日

農業研究センター内サイロ遺構

 びむ様からの情報で、7月12日の北海道農業研究センターの公開日に合わせて、同施設内を覗いてきた。

 豊平区の羊ヶ丘にある道農業研究センターは、研究に支障があるため一般には公開されていない。しかし、年1回の公開日には同施設をはじめ、羊ヶ丘に広がる牧草地や昔のままの林を見て回れる。1906年(明治39年)に造られたといわれているサイロの遺構が、牧草地に残されている。近づいてみるとこれは軟石でできている。屋根は無く、戸の部分も遮るものもなく、円筒の石組みだけが残されている。農業遺跡ということで、草地にこの抜け殻のようなサイロがポツンとあった。

軟石の サイロ残され 夏草地

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草刈られ 農業遺跡 遠く見え

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農業研究センター圃場

 農業に関する研究施設であるので、ここで見る畑は圃場で、傍目には分からないけれど色々な実験が行われているらしい。麦なのだろうか、盛夏というのに秋の色づきが見られる畑が広がっている。遠くに藻岩山が見え、山の形しか見えないけれど、山全体は夏の木の茂りで覆われているはずである。収穫期をずらして作物を植えて研究するのだ、といった話を小耳に挟んだので、これから育つ緑と収穫を迎える黄色が帯状に分布していてもこの圃場では不思議ではない。

色づくも 遠く盛夏の 藻岩山

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収穫の 時期をずらして 試験場

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2008年07月03日

画廊

 自費出版で本を出せば、出版費用を捻出するのは当然として、本の宣伝も基本的には自前で行うこととなる。そのためには本の存在を不特定多数の人に知ってもらう必要があり、本に掲載した写真の展覧会などを企画してみる。今度は、この展覧会の宣伝をする必要があり、手製の案内状をプリントして、ギャラリーの隅に置かせてもらう。以前、スケッチ展を行った「大通美術館」に案内状を置きに行ったら、今まで気がつかなかった豪華な図柄のステンドグラスが目の前にあった。

画廊隅 爪句案内 そっと置き

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画廊窓 飾る絵が負け ミスキャスト

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2008年07月01日

 虹は、現れたのに気がついて、カメラを探しているうちに消えかかってしまう変わり身の速さがある。空を見ていないと、虹の出現が音やその他のことで知らされることはないので、虹の写真を撮ることができるのは運がよいと表現してもよい。窓の外をふと見ると、暮れかかっている東から南の空に大円弧を描いて虹が出ている。手元にあったカメラでこの虹を写真に撮るのだが、一枚には収まらない。この虹はしばらく夕暮れの空に架かっていて、そのうち薄れていった。

虹の橋 橋脚無くて 新工法

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虹の橋 ライトアップは 日の光

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2008年06月17日

北海道神宮例大祭

 北海道神宮の例大祭では、毎年6月16日に神輿渡御が行われる。午前中北海道神宮を出発して頓宮で昼休みとなる。頓宮で神輿と遥拝の儀式を見物してきた。昨日の夕刊によると神輿渡御は明治の開拓期からはじまり、129回目を数えるとのことである。

頓宮の 鳥居くぐりて 昼休み

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 屯宮の社殿前に勢ぞろいした神輿は4つで(神輿の数詞が分からない)、考えてみると北海道神宮の祭神が渡御する訳だから、祭神の数だけ神輿があって不思議ではない。4祭神は大国魂神(おおくにのたまのかみ)、大那牟遅神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)、明治天皇である。

祭神の 数の神輿が 一休み

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 巫女が神楽を奉納したのだが、生憎の雨模様の空で、少々の雨もあって、舞う巫女も空模様が気になっていたのではないだろうか。

神楽舞う 巫女も気にする 空模様

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2008年06月09日

YOSAKOIそーらん

 YOSAKOIそーらん祭りが始まると、札幌にも夏の到来という感じです。今年は北大の大学祭とYOSAKOIそーらん祭りが重なったので、大学祭を見て北大構内から歩いて踊りの会場に行けます。大学際の方は統制のとれない人の非同期の動きばかりであるところ、踊りの会場では練習成果の同期のとれた動きを見ることができます。しかし、動きの激しい踊り手の写真をとるのは難しいと思いました。

掛け声は 決めの動作の 同期とり

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 子供達も結構踊りに参加しています。練習が十分でないせいか、各自の踊りが早かったり遅れたりで乱れは目につくものの、大まかなところでは踊りを合わせて、全体の流れには乗っています。アクロバッティックな踊りを披露していたキッズ・チームもありました。

乱れても 踊り合わせて 流れ乗り

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 多分孫娘なのでしょう、女子大生の踊り子の動作を真似させようとしているお年寄りがいました。踊る娘、真似させようとする祖母、真似ようとする孫、それぞれ踊ることを核にしたコミュニケーションを行っていました。

腕伸ばし 真似してみよと 祖母と孫

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