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2010年09月30日

凛とした小花のヒメフウロソウ

 両岸が石組みで整備されている、都会の住宅地を流れる小川沿いに歩いてみる。石組みなので、雑草は石と石の間にやっと顔を出している。そんな環境で、小さな花が目についた。近づいてみると、ヒメフウロソウ(姫風露草)である。別名シオヤキソウ(塩焼草)とも呼ばれて、塩を焼いた匂いがするらしいのだが、そんな匂いはしない。小さいけれど写真写りの良い花である。秋に入り、花の数も少なくなっている状況で咲いていて、肌寒くなる季節に向かって、凛とした花である。

塩焼きの 匂い確かめ 可憐花

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凛として 石から顔出す 姫風露

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西野自宅近くでの日の出

 自宅は西野の平地より少し高いところにある。自宅から少し歩いて視界が広がるところで、西野地区から西区の市街地を見下ろせるところで、日の出の写真を撮ってみる。東の空に雲がかかっていて、雲から朝日が顔を出してくる。西区の市街地には高層マンションが出来て、その建物の上の方がシルエットになって写ってくる。9月も下旬に入ると気温が下がってくる。今年の夏のあの暑さはどこに行ったのかと思うばかりである。今日は晴れそうで、どんな一日になるのだろうか。

日の出時 高層ビルが シルエット

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朝雲は 今日一日の 占い卦

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花期の長いカボチャの花

 カボチャの花は夏の盛りから秋に入るまで次々と咲いて、遅く咲いた花が実に生るかどうかは別にして、長いことカボチャの花を見ることができる。花は筒状の基部から花びらが開いていて、花の中を覗くと蕊が寄り集まって柱のように見える。この花の形状では、雨が降ると花の中に雨水が溜まる。秋に入ってから咲いているカボチャの花は、最後の花といった感じで、この花はもう実に生ることもないだろう。赤いタデの花が、カボチャの最後の花の介添えのように傍に咲いている。

筒花を 雨後に覗けば 雨水見え

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秋に入り タデが介添え 最後花

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2010年09月29日

秋のウド畑のウドの花

 畑のウドが、人間の背丈ほどにまで成長して、遠目にはゴルフのボールのような球形の花をつけている。伸びた茎の先が放射状にわかれて、その花柄の先に小さな蕾をつけている。この蕾が割れて花弁が開き、長く伸びた雄蕊が花弁の外まで伸びている。秋に入っていて、ここまで大きくなり、花まで付けたウドを何に利用するかはわからない。しかし、ウドは畑を埋め尽くしている。ウドの上空には秋の雲が流れていて、まるでウドの花が空に舞い上がり、雲に変身したみたいである。

蕾割れ 蕊が伸びする ウドの花

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ウドの花 伸びて変身 秋の雲

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日の出時のコスモスと虹

 今朝(9月29日)の虹です。

 日の出時に天気雨が降っている。朝日と反対側の空には、きれいな半円形の虹が現れている。虹だけ撮るのも芸がないと、近くで目のつくコスモスの花を入れて画面構成をするのだが、虹もコスモスもと欲張る写真を撮るほどには、レンズの用意も腕も無い。コスモスは花びらに雨滴をつけて、目覚めたように咲いている。虹はコスモスの花の背後の空に架かっていて、仏像の光背とでも表現できそうである。9月も終わりになれば、コスモスの背丈も伸び、秋も本格的になってくる。

コスモスが 虹と張り合う 目覚め時

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花仏 光背虹が 西の空

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雑草扱いのコゴメハギ(小米萩)

 整備されていない小川沿いの道や、住宅地のはずれの草地にこの花を見つけることがある。小さな白い花をコゴメ(小米)になぞらえての命名である。マメ科の花なので、同じマメ科の萩の花に似ている。花は垂直に立つ花茎に並んで咲いていて、マメ科特有の蝶形の花をつけている。葉は長楕円形で、縁が滑らかである。シロバナシナガワハギの別名がある。原産地が中央アジアの帰化植物で、牧草として用いられた記録もある。雑草扱いであるけれど、観賞に耐える花であると思った。

マメ科でも 花茎に並ぶ 小米かな

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蝶形の 花を認めて 小米萩

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2010年09月28日

観賞用でも通用するベニバナインゲン

 ベニバナインゲン(紅花隠元)はメキシコ原産で、日本には江戸時代末期に渡来し、最初は観賞用であったと伝えられている。後に食用に供され、寒冷地を好むため、北海道で多く栽培され、花豆とも呼ばれる。自宅の隣の空き地にも植えられていて、紅い花をつけている。豆の花なので、蝶が羽を広げたような形で咲いている。真紅と表現してもよいこの花は、確かに観賞用でも通用する。しかし、この豆は作物のイメージが定着していて、豆の花が取り立てて話題になることもない。

秋の日に 花豆伸びて 紅い蝶

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作物の イメージ強く 紅の花

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ラッパ奏者のユウギリソウ(夕霧草)

 道路脇の狭いスペースに、紫色の茎に同色の細かな花が大きな塊になって咲いている。ユウギリソウである。夕霧の名前は、細かな花の集まりが、霧を連想させるためかな、と推測してみる。個々の花が小さいので、マクロ撮影では特定の花にフォーカスを合わせるのが難しく、フォーカスはカメラ任せで撮ってみる。細長い筒状の花の先が5裂になっていて、花よりさらに長い雌蕊が花の外に飛び出している。雌蕊の柱頭が白く見え、花が長い蕊のラッパを吹いているかのようである。

花集団 夕霧生みて 昼下がり

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花口から 蕊(しべ)ラッパ伸び 演奏会

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2010年09月27日

WORDも動かなくなりました

 ブログ子は1台のノートパソコンで、パソコンを使う仕事の全部行っている(それにしてもこの軽いPCに、仕事の全部を頼り切っているのも、綱渡りの感がする)。その結果として、内部メモリの大部分が種々のデータに占領されるせいか、WORDの動きやインターネットのアクセスが極度に遅くなって来た。そして、遂にWORDは動かなくなってしまった。
 パソコンも人間に似たところがあって、長く生きると義理、人情その他諸々で、身動きできなってしまう状況にも似ている。これを機に、パソコンのデータの大整理を行ってみようかと思うけれど、整理したところで何か新しいものが生み出される訳でもなし、と考え込んでしまう。
 ともかく、新しいノートPCを用意せねば、と新ノートで試しのブログ記事である。今朝の散歩で撮った写真をテストに使ってみる。写真は、通った小道に置かれてあった栗1個である。いつもならここで爪句を捻るところであるけれど、今はそんな余裕はない。

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 この小道の入り口のところに、私製の和歌の掲示板があって、和歌が掲げられている。

 芒穂(すすきほ)の 出でぬに気をもむ かぐや姫 居ますと信じ 十五夜待つ身 :恵実

 小道脇にこんな歌の掲示板を設置するとは、世の中風流な人はいるものである。
 どうやらブログも投稿できそうで、とりあえずは一安心。
 
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粒小花の並ぶ羽毛ケイトウ

 マクロ撮影をした花の全体像がどんなもので、何の花かを言い当てるのが難しいものが沢山ある。最近、ケイトウのうちでも園芸品種の羽毛ケイトウを時々目にする。この花をマクロ撮影したものは、真紅の粒小花が並んでいて、これから花全体を想像するのは難しい。というより、マクロ撮影でもしないと、箒のような形のこの花の細部が、どんなになっているのかを伝えることができない。花箒の先に小花の塊が、あたかも山の尾根が連なるところに、所々出現するコブのようである。

花箒 細部を見れば 粒小花

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コブ在りて 羽毛ケイトウ 花の尾根

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サラシナショウマの花に集まるガガンボ(大蚊)

 サラシナショウマの房状の花に、よく大型の蚊のような羽虫が止まっていることがある。時には、この虫が花穂に所狭しとばかりに群がっていたりする。この虫はガガンボである。この羽虫の名前は「蚊が姥(かがうば)」の転訛、「蚊の母(ボ)」が語源と諸説ある。蚊のように刺したりはしないのだが、見た目には大きな蚊であるので、ガガンボがいると花に近づくのをためらってしまう。それにしても、どうしてサラシナショウマにこの虫が集まるのか、疑問が残ったままである。

升麻花 蕊より細い 羽虫脚

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ガガンボの 団体迎え 花茶店

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2010年09月26日

雨滴を抱えたイヌサフラン

 秋に入ると、葉を置き忘れたように花弁だけのイヌサフランが顔を出してくる。イヌサフランは毒草で、春先出てくる葉が、山菜のギョウジャニンニクの葉と間違えられ、摂食事故を起こす例が報告されている。サフランとも似ていて、サフランの雄蕊が3本であるのに対して、イヌサフランの方は6本で、雄蕊の数で見分ける方法がある。雨上がりに、イヌサフランの花弁に雨滴が残っているのを撮ってみる。雨滴がイボのようにも見え、イボを有する蛙のような動物を連想させる。

イヌの有無 雄蕊の数が 決め手なり

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雨滴イボ 何の動物 イヌサフラン

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今朝の道新本紹介欄を見て

 今朝(9・26)の道新朝刊の「ほっかいどうの本」欄に、下記の記事が出ていた。「ワンワンの会社勤務」のブログ本シリーズで、主人公(ワン公)が亡くなったので、今回の⑤をもって終わりである。6年間ほどにわたっているシリーズで、終刊とは残念であるけれど、主人公がいなければ、これは仕方がない。

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 今朝の朝焼けで、この後小雨になっている。天気の優れない一日となりそうである。

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万計沼の滝を見るノブキ(野蕗)の花

 空沼岳の万計沼から湖水が流れ出していて、滝になっている。小さな滝であるけれど、登山道を登って来て、この滝に出会うと一息つく。足を止めて写真を撮ると、足元にノブキ(野蕗)の花が咲いている。ノブキは名前の蕗の通り、春先に見かける蕗と似た葉を持っている。雄花を中に、周辺に雌花があり、いずれも小さいけれど清楚な感じの花である。雌花の方は、花が終われば棍棒状の実に変化する。滝の写真と、小さな白い花のノブキの両方を主役にした写真を撮るのは難しい。

登り来て 滝撮る足元 ノブキ花

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ノブキ花 雄花を囲む 雌花かな

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2010年09月25日

「ようこそさっぽろ」花案内人

 「ようこそさっぽろ」という札幌市の公式観光サイトがある。このサイトで、ブログ形式で、札幌の観光案内をする企画があって、花の案内人となった。勿論ボランティアの仕事である。1ヶ月に1回程度の記事の投稿なのだが、札幌はそろそろ花のシーズンも終わりつつあり、記事を書くのにてこずるのではないかと思っている。写真に爪句もつけていて、少しは爪句の認知度も高まるのではないかと期待しているのだが・・・

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ノースシティ内の乙女の像

 ホテルノースシティの一階ロビーに、「乙女の像」の作品名の裸婦像がある。作者は小金丸幾久である。小金丸は長崎県壱岐市出身の彫刻家で、東京大学建築学科講師を勤め、2003年に亡くなっている。彫刻の裸婦像は、アングルの「泉」の絵にある裸婦像を題材にして制作したようである。アングルの描く裸婦はふくよかであるけれど、彫刻の裸婦もまた肉付きが良い。「泉」の絵では、裸婦の大きな目がこちらを見ているのに対して、彫刻の目は下向きで、閉じられていように見える。

アングルの 絵から抜け出て 乙女居り

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乙女居て ロビーの泉 水を汲み

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珊瑚に見えるケイトウ

 ケイトウの花をマクロ撮影すると、鶏頭つまり鶏冠(とさか)に似た花というよりは、海中の珊瑚のように見えてくる。今にも魚が珊瑚の間から泳ぎ出てきそうである。花であるからには花びらに相当するものがどれであるか、写真を拡大して確認すると、細長い花びらと思われるものが集まり鶏冠状になっている。花の開花が進行して行くにつれて、鶏冠が蛇行して伸びていくようである。羽毛ケイトウと呼ばれる品種のものがあって、こちらは鶏冠状にはならず花穂が上に伸びて行く。

花よりは 珊瑚に見えて ケイトウ花

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鮮紅で 鶏冠(とさか)小さく 咲き始め

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2010年09月24日

花と実が並ぶオオセンナリ(大千成)

 秋の草花が目に付く道端に、薄紫の花が、ホオズキのような実と一緒になって茎に並んでいる。調べてみるとオオセンナリで、漢字名は大千成である。実が沢山生ることからこの名前になったようである。帰化植物で、南米ペルーが原産地である。花を上から覗いてみると、5本の蕊に5角の模様があって、幾何学的である。種子を包む袋も5個の区切りがある。毒草であり、ハエが嫌う匂いを出すので、ゴミ箱やトイレの近くに植えられる、との説明を読むと、ちょっと興ざめである。

花と実が 茎に並びて 初秋なり

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デザインは 5が基調なり 大千成

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下を向いて咲くナスの花

 ナスの花は、花弁の色を除けば、ジャガイモの花にそっくりである。ジャガイモはナス科の植物であるので、これは奇異なことではないのだろう。ナスの花は紫の花弁の中央に、花粉の詰まった黄色い葯がある。花弁の色を白に変えれば、これはジャガイモの花である。ナスの花は下を向いて咲くので、上から撮ると枝分かれした茎の先に、裏側を見せた花が写る。花の内を撮るために、花を上向きにさせてみる。束になった葯を中心にして、紫の布を広げたような花弁が広がっている。

ナスの実の 下がる準備か 下見花

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紫の 花布(きれ)囲み 葯の束

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秋空の下の橋の上のサケ

 豊平川に架かる南大橋の袂のところに、サケの彫刻が並んでいる。彫刻の向こうに豊平川の広い河川敷が広がり、見通しがよい。秋に入って、この川をサケが遡上してくる時期が近づいている。秋のせいか、空具合が不安定で、雲が流れ、陽が射したり、陰ったりする。川の中のサケが水中から見上げると、川面の状態が雲の流れのように見えるのかな、と想像してみる。陽が陰って、気温が低くなれば、橋の上のサケも回帰時と思って、橋から川に移動しようとしているようにも見える。

雲流れ サケの泳ぎて 橋の上

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陽が陰り 気温下がりて 回帰時

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2010年09月23日

秋に入り咲き出すホトトギス(杜鵑草)

 この花の名前は、花弁の模様が鳥の杜鵑の胸の模様に似ていることに由来している。花弁の模様が油を点々と垂らした痕のようにも見えることから、油点草の別名もある。日陰を好む花のようで、家の軒下の陽の当たらないところにあって、密かに花をつける。雌蕊が3裂して外側に曲がるので、上から見ると花弁の模様も手伝って、変わった形の花である。鳥の杜鵑は托卵の習性のある渡り鳥で、春遅くなってから姿を現す。一方、この鳥の名前のついた花の方は、秋に入ると咲き出す。

葉の上を 杜鵑(ほととぎす)飛び 秋の入り

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油痕(あぶらあと) 葉に染み付いて 油点草

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小川の護岸の石組みに咲くミゾソバ

 小川でも、都会の住宅地を流れる川はしっかりと護岸工事が行われていて、河床も岸辺も石組みになっている。こんな河川環境でも、河川工事から数年もすれば、石組みの間から雑草が生えてくる。雑草の中には花を付けるものもあって、花茎の先端に花の束を付けて咲いている植物を、マクロ撮影する。後で調べてみると、ミゾソバ(溝蕎麦)である。花名にある通り、溝や水路の付近に群生する花である。拡大して見ると、5つに割れた花弁の先が桃色で、小さくて可憐な花である。

水路傍 ミゾソバ咲いて 夏の逝き

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蕾割れ 5弁で咲いて 溝の花

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HO11月号

 HO誌11月号は明日(24日)書店で発売である。それなのに、どうしてブログ子の手元にこの号があるのかといえば、用事があってHOの発行元の「ぶらんとマガジン社」を訪ねて、そこで発売に先立って手渡されたためである。同社は財界さっぽろビル内にある。

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 11月号のテーマは「小さな秘境旅」で、北海道の各地の秘境が紹介されている。これらの秘境は本来の意味での秘境である。秘境の記事の最初のものは、手稲神社奥宮で、これはブログ子の秘境本にも取材して記事にしている。
 ブログ子はこの号の特集に合わせて、同誌からインタビューを受けていて、その取材記事が載っている。都市秘境の代表格の、札幌北1条駐車場の豪華な地下通路をバックにした写真が掲載されている。書店に行く機会があれば、HO誌をめくってみてください。

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2010年09月22日

朝日に紅いオオケタデ(大毛蓼)

 小さな色の冴えないイヌタデやそれより大きなオオイヌタデと比べて、オオケタデは色が鮮やかで、観賞用のタデであるのを納得する。オオベニタデの別名があるように、この花を朝日の中で見ると、紅色が一層冴えて見える。タデの名前が出てくると、すぐに「蓼食う虫も好きずき」の言葉が頭に浮かぶけれど、辛味があり、この言葉の基になったタデはヤナギタデである。オオケタデは住宅地や道路脇に植えられているものも、野生化して野原にあるものも、目を楽しませてくれる。

住宅地 オオベニタデの 紅の冴え

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陽の射して 蓼食う虫の 朝餉(あさげ)時

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大通公園のバラと若い女の像

大通公園の西12丁目はバラの庭園になっており、バラの花に囲まれて、佐藤忠良の「若い女の像」のブロンズ像がある。この彫刻とバラの花を組み合わせた写真を撮ってみるのだが、なかなか満足の行く構図にならない。柔らかいバラの花と、硬い素材の彫刻を同じ画面に並べるので、バラにフォーカスを合わせて、彫刻をぼかして硬さを和らげてみる。バラを主体にして、彫刻は横からや後ろから撮って、彫刻の存在がバラを圧倒しないようにして、まずバラに目が行く構図を試みた。

バラの見る ブロンズ女 陽に光り

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東向く 後姿を バラが追い

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2010年09月21日

日の出とバラの花

 朝、太陽が顔を出す場所がどんどん北の方向にずれてくる。そのずれに合わせるように、朝の気温も低くなってくる。日の出が遅くなるにつれて、庭のバラの花も勢いがなくなってくる。バラの花が元気なうちに、朝の太陽とバラの花を同じ画面に並べて写真を撮ってみようとする。しかし、朝日の明るさと、陽の陰になるバラの花を同時に写すのが難しい。朝日と花の明るさ調整の試行錯誤の時間のうちに、太陽は早々と高度を上げて、朝の柔らかい光から強烈な光へと変化している。

陽と花を 撮るタイミング 難事なり

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朝焼けは 花にも映じ バラ赤き

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三角山のアキノキリンソウ

 敬老の日に三角山に登ってみる。この山の標高は311mで、登山というより遊歩道のウォーキングといった感じである。山頂への道々、登山道の周囲を見回すけれど、目に止まる花はあまりない。それでも、アキノキリンソウが目に付く。キク科の花で、山野草ながら、キクの季節に合わせて咲いている。花茎に、重なってこぼれるように咲いているものもあれば、まばらなものもある。祝日と重なり、手軽なコースのこの山に登山者が次々とやって来て、この花の傍を通過して行く。

敬老日 易しき山に 歩を進め

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登山道 アキノキリンソウ こぼれ咲き

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2010年09月20日

朝日の中の紅白のガウラ

 ブログに投稿した紅白のガウラに関して、ガウラは紅色のものが白に変わっていくのではないかとの問い合わせがあった。ガウラは紅白の色違いがあり、最初から色が定まっている点を確認するため、朝日の中で紅白のガウラの写真を撮ってみる。白のガウラと朝日を同じ画面に写し取ろうとするのだが、なかなか難しい。赤いガウラは青空をバックにして撮ってみる。朝日の中ではガウラの花の赤さが増して見える。季節は晩夏から初秋に入っており、朝の気温の低下が肌で感じられる。

朝の陽に 白きガウラが 目覚めおり

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朝日から 赤色もらい ガウラ花

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絵の世界のトンボの影

 光が物に遮られると影ができるのは道理のことで、取り立てて言うほどのこともない。しかし、トンボの影を写真に撮ると、道理の世界から絵の世界に変わる。屯田防風林の遊歩道の木製ベンチにトンボが止まっている。強い陽の光でトンボの影がベンチに上に写し出されている。胴体部分は、平凡な黒い影でも、透き通る羽の部分の影は、羽の先端の茶色の部分までが、木の板の表面に投影されている。陽の画家が、ベンチをキャンバスにしてモデルのトンボの絵を瞬時に描いている。

本物が 影絵に止まる ベンチ上

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陽(ひ)の画家が ベンチに描く トンボの絵

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2010年09月19日

空沼岳頂上岩場のトンボ

 標高1251mの空沼岳の頂上は岩場になっている。眺めの良い山で、南の方向に恵庭岳とその横に支笏湖の湖面が見える。この山は支笏洞爺国立公園の中に位置を占めている。北の方には、大都会札幌市の南区の市街地の一部が視界に顔を出す。西には羊蹄山が、その円錐状の山容を見せている。秋も近づいて、トンボが山頂の岩場の上を舞っている。岩場に止まるトンボも居て、近づいて写真に収めてみる。紅葉は未だ始まらず、赤とんぼの尾の赤色が紅葉を先取りしているようである。

衝突す 西向く視線 羊蹄山

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身の赤さ 紅葉先取り 赤トンボ

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空沼岳万計沼の赤トンボ

 空沼岳の中腹に万計(ばんけい)沼という沼がある。周囲で「ばんけい」と発音していて「盤渓」かと思っていると、万計沼の標識が現れる。沼の面積は約1万5千㎡で、空沼岳にある湖沼では3番目に大きなものである。沼の岸辺近くの岩の上に赤トンボが止まっている。足場の悪いところをトンボに近寄って写真を撮ってみる。トンボの背後に晩夏の空と沼の周囲の木々が水面に映っている。万計の文字と読みがどこから来ているのか、下山後インターネットで調べたがわからなかった。

トンボ撮る 万計沼に 晩夏空

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足水面(みなも) 近づき撮りて 赤トンボ

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2010年09月18日

空沼岳登山と沼巡り

 9月18日(土)の明け方、寝ていて雨の音を聞いていて、今日の空沼岳登山は中止かな、と思っていたところ朝には晴れて、空沼岳(1251m)登山の実行である。この山には3つの沼があり、空沼岳登山はこれらの沼巡りでもある。
 第一の沼は万計沼で、登って行くとこの沼から流れる水が滝を作っている。この滝の横を登り切ると、万計沼の標識が現れ、水面に沼の周囲の木々とその上の空を映しだしている。紅葉の季節は未だ先のことで、沼の周囲の木々が色ずくと、この沼の景観は見事であろうと予想できる。

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 万計沼の辺に万計山荘の山小屋があり、その前で一休みである。今回の登山企画者のF氏、道案内の山の大ベテランS氏、ポーター役のT氏に女性の I さんの姿がある。

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 万計沼からさらに登っていくと真簾(まみす)沼の標識がある。ここでまた一休みとなる。

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 真簾沼の岸には岩石が重なり、火山によって出来た沼のようである。水に手を入れてみると、晩夏なのにかなり冷たかった。この沼の傍に、龍神地蔵が置かれてある。

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 空沼岳の頂上からは360度のパノラマが広がる。羊蹄山、札幌岳、恵庭岳の他、大小の山々を眺めることができる。支笏湖も目に入ってくる。この景観を横切ってトンボが沢山飛んでいる。山頂の岩に止まったトンボを撮ってみる。トンボの横に、山頂での焼肉ランチ会の料理中のフライパンが写っている。

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 焼肉ランチの後で、空沼岳の名前の基になったといわれている空沼を見にゆく。S氏が熊笹の生い茂る道を進んでいくのだが、人間の背丈以上の熊笹に行く手を遮られて何度も道を見失う。やっとの思いで、空沼を上から眺めることのできる地点にたどり着き、写真を撮る。「からぬま」とも呼称される秘境の沼を目に焼き付けてきた。写真で、空沼の奥の方に見えるのが支笏湖である。

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朝日の中の百日草とトンボ

 ダリア咲きの百日草は、朝日を反射して輝く花の筆頭にくるのではなかろうか。特に色が赤いと、朝日の赤さを倍加させる感じで、地上に落ちた陽の欠片のようである。秋の到来はトンボの姿がそこここにあるので確認できる。百日草にトンボが止まっているのを撮ってみる。トンボの球形の複眼が光っていて、朝日を反射しているようである。トンボの目には、遠くの天空にある輝く太陽と、目の前にある百日草の赤い塊がどのように写っているのか、トンボならぬ身ではわからない。

朝の陽の 欠片(かけら)の落ちて 百日草

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陽を写す 百日草に トンボの目

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2010年09月17日

百合が原公園のコスモス

 コスモスの花を見にゆくだけなら、少々の風なら気にならない。しかし、コスモスの写真を撮る目的があると、風は邪魔である。細長い茎の上に大柄の花を付けるコスモスが、少しの風でも揺れるためである。百合が原公園に花の写真を撮りに出向いた日は風が強く、風でコスモスが揺れている。こんな日にコスモスに近づいた写真は難しく、離れたところから風に波打つ一団のコスモスの写真を撮ってみる。キバナコスモスも咲いていて、その向こうに遊び場の遊具が顔を出している。

風吹けば 捩る身を見せ 秋桜

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陽に映えて キバナコスモス 百合が原

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アメンボウの水底の影

 屯田の防風林に沿う遊歩道に水場があり、木製テラスの上から水面を見ていると、浅い水底に影が動いている。影を作っているのは水面の上のアメンボウである。アメンボウが、水面の表面張力を利用して浮いているため、足の周囲の水面が歪んで、これが水底の影を作るようである。水の上のアメンボウがはっきり見えないのに、水底の影は黒々と水底に写っている。アメンボウ同士は、お互い近づかないようにしているらしいけれど、時々水底の影でニアミスの動きを確認できる。

水底の 影が教えて アメンボウ

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ニアミスの 回避の影の 離れ行き

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2010年09月16日

朝の林に光るネットの飾り

 宮丘公園の林の中に伸びる遊歩道に、白く光るものがある。遠目には光の花が咲いているように見える。何かと近づいてみると、セイタカアワダチソウかオオアワダチソウに蜘蛛の巣が架けられていて、これが朝日に光っている。残暑も去った晩夏の林は、葉の茂りで朝日が届かない薄暗い木陰が広がり、そこに蜘蛛の巣の白いネットは、効果的な林の飾りである。もう一ヶ月もすれば、この林は紅葉に包まれ、落ち葉が遊歩道を埋めつくすことになるのだが、その前兆は未だである。

林道 光る花見え 晩夏朝

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陽に光る 蜘蛛の架けたる 白ネット

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サンジャックバーベナと赤トンボ

 滝野すずらん公園のカントリーガーデンのコスモス畑を見にいった時に、芝生に植込みがあって、花茎の先に集団で小さな花が咲いている。花の標札を見ると、サンジャックバーベナの名前がある。この花はヤナギハナガサの和名があり、花壇で時折見かける園芸品種である。秋の使者のように赤トンボが飛び交っていて、花の上に止まっているものもいる。トンボは別々の花に違った足を伸ばして器用に止まっている。赤トンボの尾の赤さが、一部花の色に移ったみたいに思えてくる。

身の固定 多足の妙技 赤トンボ

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赤トンボ 花も合わせて 秋の色

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2010年09月15日

光を発する朝顔の花

 朝顔の花に朝日が射しているのをマクロ撮影してみる。まるで花の蕊が電球のようで、ここから光が発せられるようである。蕊の色が白く、白熱電球で、ここからの光が周囲を赤く照らし、紫の暗い部分へと光の変化を見せている。実際は、赤い色は朝日の光による色なのだが、朝顔が朝日の光を我が物にして光っている。紫色のカーテンが、朝日を浴びているようにも見えてくる。それにしても、赤から紫への光のグラデーションは、花の小部屋で、自然の光の作り出す装飾である。

朝日射し 蕊の電球 点灯し

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カーテンを 朝日で染めて 花小部屋

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平成遠友夜学校

 標題の集まりで講演を頼まれて、14日の夕刻に講演を行ってきた。場所は北大構内にある遠友学舎である。遠友夜学校は新渡戸稲造と萬里(マリー)夫人が私財を投じて、昼間働く若者に学ぶ機会を与えた、私設の夜学校である。北大の教員や学生も先生役を買って出た。
 北大の遠友学舎の名前は、この遠友夜学校から命名された講演用の施設である。平成が冠された夜学校の集まりは、元北大副学長の藤田先生が主宰されている。藤田先生から電話で講師の依頼があって、その後学生がブログ子とコンタクトを取る手はずで、1ヶ月以上前に担当学生からメールがきたっきり、音沙汰がない。本当に夜学があるのかないのか半信半疑で会場に行ってみる。
 会場には20名ばかりの人が集まっていて、ブログ子の話を聞いてくれた。ほとんどが年配者で、メールをくれた担当の学生は見当たらない。いつものことであるから、学生の対応には目をつぶることにして、演題は「札幌の秘境と花」である。集まった皆さん熱心にブログ子の話を聴いてくれた。拙著「さっぽろ花散歩」や「風景印でめぐる札幌の秘境」を会場まで持ってきた聴講者もいて、サインを求められた。サインには慣れていなくて、くずした書体のサインなど無理で、楷書での署名である。メールばかり利用しているせいで、姓名の漢字すら書けなくなってきている。古希の手習いが必要かもしれない。

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2010年09月14日

滝野すずらん丘陵公園のコスモス畑

 某市公式サイトのブログの原稿を頼まれたので、滝野すずらん丘陵公園に出向いてみる。ちょうどコスモスフェスタの開催中で、カントリーガーデンの花畑は種々のコスモスで埋め尽くされている。30種類、100万本の宣伝文句だけあって、晴れ渡った秋の青空の下、丘陵一面に広がるコスモス畑は見事である。レモン色のレモンブライト、橙色のブライトライト、色も香りもチョコレートそっくりなチョコレートコスモスなどを相手に、仕事半分、遊び半分の写真撮影に興じる。

青空に 押し花貼りて 秋桜

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秋桜 百万本の 仲間咲き

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銭函天狗岳のアキノキリンソウ

 山の名前には天狗岳や天狗山というのが多い。札幌近郊には、銭函の天狗岳の他に定山渓の小天狗岳、天狗山、小樽市にも観光地の天狗山がある。天狗の棲むような山の意味合いでの命名なのだろう。天狗ならぬ人間が、銭函天狗岳の岩場を登るロッククライミングが行われる山でもあり、頂上付近では切り立った崖を目にする。崖の手前の登山道にアキノキリンソウが咲いている。キク科のこの花は長く伸びた茎に多くの花をつけ、花全体が目に留まるけれど、個々の花も見応えがある。

天狗道 崖を見上げて 麒麟草

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愛で撮るや 菊科の花の 登山道

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2010年09月13日

写真に撮り易いヒャクニチソウ

 花の写真に撮る場合、小さな花や花茎が細長く微風でも揺れ動く花を撮るのが難しい。その点、百日草は頭上花が比較的大きく、茎が太い分風に対して安定していて、フォーカスが合わせ易い。そこで、カメラやレンズの機能を試してみるには格好の被写体で、何枚も採ってみる。百日草の名前が示すように、長い間咲いていることもあって、この点でも便利である。天気が悪くて日を改めての撮影でも、風雨で散ってしまう花とは異なり、同じ花が咲いているという安心感があってよい。

太き茎 花の揺れ止め 写真用

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焦点の 合わせ易くて 百日草

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花の中に花がある百日草

 名前の通り、百日でも咲いているかのように、毎日同じ花を庭で見る。装いの派手な花で、ダリア咲きでは花びらが八重に重なり、ダリアの花と見間違う。キク科の花で、花の構造がキクの花に似ている。周辺に舌状花を配し、その内側に筒状花があり、花の中に花が咲いている表現が当てはまる。日本のキクの場合、舌状花が目立ち、筒状花は蕊のようにみえている。ヒャクニチソウの豪華さは、外国産特有のもののようで、事実メキシコ原産の一年草の花で、ジニアの名前がある。

花の中 筒状花咲き 百日草

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ジニア花 メキシコ原産 豪華なり

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2010年09月12日

銭函天狗山のツリフネソウ

 銭函天狗山は587mの低山であるけれど、大都市札幌からのアクセスが容易であり、登山者の多い山である。登山口からほど近いところに銭天山荘と名づけられた山小屋もある。急坂が続き、岩場の山頂に達する。登山道路にはツリフネソウやキツリフネソウの花が見られる。吊舟草とは花の形が、帆掛け舟を吊った形に似ていることから命名されている。帆が下にくるように咲いている。花の中は船倉とでも形容できるだろう。船倉の中を覗いても積荷もなく空洞が見えるだけである。

帆を広げ 吊舟泊まり 天狗山

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船倉に 積荷も無くて 吊舟草

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銭函天狗山登山

 メールを見た日の翌日の土曜日に、定山渓天狗山に登山しませんか、のお誘いである。標高586.7mの山なので、まあ日ごろの運動不足の解消も兼ねて、この時期の山の花の写真でも撮ろうかと出かけることにする。
 今回の登山企画者のF氏に、登山の大ベテランのS氏と三人の山行きである。銭函で札樽自動車の下をくぐったところに登山口があり、ここから登り始める。少し登ったところに、銭天山荘の山小屋がある。

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 山小屋の横を通り先に進むと、急坂が現れてくる。最初は花の写真を撮ったりで余裕の登山であったけれど、途中からバテ始めた。先頭のS氏はかなりスローペースで歩いているはずなのに、ついて行けない。山頂に近づく頃にはF氏にリュックを持ってもらい、休み休みの登山となる。

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 やっとの思いで山頂に着く。時間帯が早かったせいか、山頂には他の登山者は居らず、貸切状態である。ここでビールで水分補給である。このビールは美味かった。登山道でも頂上でも蚊が多く、S氏の登山の知恵で、ヨモギをいぶして蚊を追い払ったりする。

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 頂上でF氏は不審な行動をとっている。さらに、理解者が現れたことで自信をつけた、高圧高温殺菌真空ビン詰製法で、ビンに閉じ込めた手製料理の試食の被験者にさせられた。ここら辺に事情はF氏の「「ワンワンの会社勤務」のようなもの」のブログで説明が加えられるとのことである。 

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 山頂ではススキの穂が目に付き、秋の始まりである。見下ろすと銭函の町と海岸が曇り空の下にある。山を下る時、上りの登山者と会っていて、我々がかなり早い時間に登山を開始し、終えたことにを確認することになる。西野の自宅に戻ったのは正午を少し回った時間であった。

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2010年09月11日

HOとはホー

 「HO」という誌名の雑誌がある。北海道に、ほっとした気持ちを、といったコンセプトの月刊誌である。誌名の意味するところを知って「ホー」である。
 この雑誌の取材を受けた。ライター氏(女性)とカメラマン氏がきて、札幌の秘境についての取材に対応した。ブログ子のオフィス(隠れ家)が都市秘境仕立てで、この雑誌に載るのかも知れない。
 取材の主テーマは札幌の秘境で、秘境の候補を挙げておいたけれど、現地での取材は雑誌社が独自に行うことになる。さて、次号にはどんな札幌秘境の記事が載るのかな、と期待している。

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クレマチスの花後

 花が終わって明らかに実や種子になっている状況では、何々の花の実、といった表現で済ますことができる。しかし、夏も過ぎクレマチスの花が終わった後に、蔓が球状になったものを何と表現してよいのかわからない。花が咲き終わった後にあるものなので、花後とでも表現しておくけれど、こんな用語があるかどうかはわからない。多分、これは実(種子)の一種の形なのだろう。この形のものがクレマチスの花後であるとは、花の咲いている時期を見ていないと、判じ物である。

この形 何の花後かと 判じ物

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クレマチス 花後の向こうに 秋の花

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2010年09月10日

朝日の中のベニサワギキョウ(紅沢桔梗)

 この花は紅色が鮮やかで、形も面白く、写真向きである。特に、朝日の中にこの花があると、紅色が冴えてくる。キキョウ科の花であるけれど、普通に桔梗としてイメージが固定している花に形や色が似ていない。北アメリカの原産種から園芸用に作り出した花で、原産国では野に咲いているのだろう。花の期間は結構長いようで、近所で、鉢物で育てられているこの花を、朝の光が十分な日に撮ってみる。他の草花に当たる朝日が、色の塊になって、紅色の花の背景に散って写っている。

紅色が 朝日に冴えて 沢桔梗

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背景に 色を散らして 紅の花

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朝日の中の猫じゃらし

 猫じゃらしとは面白い名の草である。猫の目の前で動かすと、猫がじゃれつくといった意味である。どこにでもある雑草であるけれど、イネ科の植物で穂があり、この穂に毛が生えたようになる。穂の実と毛の部分に朝日が射して、光の表現に都合の良い草である。正式な名前はエノコログサで、これは穂の部分が犬の尾に似ていることから、犬っころ草が訛ったという説もある。よく似た草にアキノエノコログサというのもあり、写真のものがどちらのエノコログサかははっきりしない。

猫じゃらし 撮る人じゃらし 秋の朝

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朝の陽は 光の針に 姿変え

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2010年09月09日

朝日の中のコスモス

 9月の上旬も過ぎようとすると、北海道の朝はひんやりとした大気の中にある。この季節に一番合う花はコスモスである。外来種の花なのに、日本の風土、それも北の土地の土着の花の雰囲気である。秋桜の別名もあり、桜の形容にしては大柄な花が、長く伸びた茎の先で微風にも揺れている。一日の時間帯でいえば、陽射しが未だ強くない朝か、陽の光が弱まる夕方がこの花の写真を撮るのに適している。朝日の陽の境目にあって、光の強弱によって、感じを変える花の姿を撮ってみる。

朝露を 花が抱えて 9月なり

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朝日浴び 色の強めて 秋桜

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虫のような蕊のサンゴノボタン

 百合が原公園の温室を覗くと、赤い珊瑚の木に花と実を付けた植物がある。標札にメディニラ・スペキオサとこの植物の学名が記されている。帰宅してネットで調べると、熱帯産のノボタン科の花木で、サンゴノボタンの別名がある。やはり珊瑚であったか。花の蕊が変わっていて、熱帯ジャングルの虫を連想させる形と色である。高温多湿を好むとあり、公園の職員が水を掛けたのか、水滴が花や実に付いている。水滴はこの植物の実を飾っていて、球体のコラボレーションである。

熱帯の 命はかくや 虫の蕊(しべ)

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水滴と サンゴノボタン 球コラボ

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2010年09月08日

半世紀に一度咲くリュウゼツラン科の花

 新聞のコラムで、半世紀にたった一度しか咲かない花が、百合が原公園で咲いている、との書き出しが目に飛び込んでくる。50年かけて花を咲かせる準備をし、花が咲いたらそれがこの植物の最後で、枯れてしまう。花の学名はアガベ・ビクトリア・レギナエで、リュウゼツラン科の多肉植物である。新聞のコラムを読み終えるのもそこそこに、見に行く。奇妙な花で、葯なのか小さなソーセージが無数に円筒形の茎を取り巻いている。それに隠れるように実らしきものが生っていた。

初花が 枯死する時で 半世紀

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半世紀 一度の花の 不思議なり

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追記:この花の写真を撮ってきてから新聞のコラムを再読すると「小さく淡い緑色の花をいくつも付けていた」とあり、この花を見落としていたのかな、と再度百合が原公園に花を見に行く。しかし、コラムに記述されているような花にはお目にかかれず、ブログの写真の花(?)だけである。これは???である。ここら辺の事情に詳しい方はコメントをください。

恵庭駅前草地のフクロナデシコ

 札幌駅と新千歳空港駅を結ぶ快速列車の停まる駅に恵庭駅がある。この路線を何度も行き来していても、恵庭駅に降りる機会もない。特に目的も無かったけれど、降りて駅の近くを歩いてみる。駅舎の東口に出ると花壇があって、ベゴニア等の定番の花が並んでいる。その横の草地にフクロナデシコの花が雑草然として咲いている。名前の通り袋の先に花弁がある。花壇に整然と並べられている花は、環境整備の看板を背負って咲いているけれど、草地の花は自然の中の園芸の趣がある。

袋花 草地園芸 恵庭駅

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横向きで フクロナデシコ ジェット噴射

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2010年09月07日

線路にホソバウンランの咲く鹿ノ谷駅

 石勝線の支線の終点の夕張駅の一つ手前の駅が鹿ノ谷駅となる。鹿が多かったのでこの地名となる。現在は無人駅であるけれど、かつては石炭運搬の専用列車も走り、賑わった駅である。その名残が構内の線路跡や無人駅にしては大きな駅舎に残っている。線路にホソバウンラン(細葉海蘭)が咲いている。この花は、距が下に来るような向きで花の内を覗かせないように咲いていている。夕張駅で降り返してくるワンマン列車を待つ間、線路に降りてこの形の複雑な花を撮ってみる。

ウンランが 線路に咲いて 鹿ノ谷

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ウンランの 蕊(しべ)はいずこか 蘭似花

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夕日の中の追分駅

 石勝線の上りで追分駅に近づくにしたがって、日はどんどん西に傾いてきて、車窓から地平の彼方に見え隠れしている夕日を撮ってみる。追分駅の構内に列車が着く頃には、地平に沈みかけた夕日が、写真に収まるのを念じながらシャッターを押している。車窓から夕日を撮ると、窓の外の風景が流れていくので、夕日と組み合わせる風景を選べないもどかしさがある。夕日の空の雲を浮き立たせた写真を撮ると、弱まった光の中にある地上のものは、露出不足で影絵のように写ってくる。

追分の 駅で捕らえる 夕日かな

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雲撮りて 日暮れの地平 影絵なり

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2010年09月06日

ヒマワリの店子花

 ヒマワリの花は茎の先端に頭状花が一つ(花そのものは多数かたまってあるけれど)咲くものだと思っていた。しかし、散歩道で見かけたヒマワリは、最初の花が実をつけている茎に、新たに小さな花が咲いている。珍しいので写真を撮ってみた。今年の異常な夏の暑さが続いて、ヒマワリも狂ってしまったか。

古茎に 間借りして咲く 店子花

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海抜の表記のある占冠駅

 普通列車の運行が無く、特急しか走っていない区間がある。石勝線の新夕張駅から新得駅の区間がそれで、この区間に占冠駅とトマム駅がある。これらの駅の間を移動する場合、特例として特急を利用しても普通料金で済む。新夕張駅まで普通列車で行き、ここからFurico(振り子)列車の特急で占冠駅まで行き降りてみる。駅舎の壁には海抜348mの案内板がある。しかし、石勝線の最高標高の駅は、占冠駅からさらに190m高い東隣のトマム駅である。

駅に着き Furico(振り子)の動き 停止なり

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海抜の 標識示し 高所駅

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2010年09月05日

JR千歳駅前の秋の空

 北海道で珍しく残暑の続くこの夏であっても、9月に入れば空は秋空である。列車の時間合わせで、JR千歳駅で降りて見上げた空には、うろこ雲の崩れた、水の波紋のような雲が天空に広がっている。市のシンボルのモニュメントも、千歳線の高架も、逆光の中でシルエットになって写っている。しかし、路上にある身にとっては、陽の力はやはり強く、陽射しを浴びるか、ビルの陰に入るかで、気温の差を身体で確かめる。ついでに、ビルの境目に太陽が来るように写真を撮ってみる。

暑き夏 秋の池空 雲波紋

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天空に 落とす陽の石 雲波紋

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街角の毒草-チョウセンアサガオ

 街角の軒下のところに、かなり長いラッパ状の特徴のある花が咲いている。チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)である。形が面白いのか、園芸用として植えられる花で、ダチュラやマンダラゲ(曼陀羅華)の別名がある。薬用植物で、日本で始めて麻酔手術を手がけた華岡青洲がこの花から麻酔薬を精製したといわれている。反面毒草でもあり、その毒性は強い。このためキチガイナスビの異名もある。薬用植物あるいは毒草と知れば、この花のある街角の風景がまた違って見えてくる。

毒草と 知りてかダチュラ 家の横

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街角で キチガイナスビ 異形なり

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2010年09月04日

亀に似たカメムシ

 形や色、体の模様の異なるカメムシを時折目にするけれど、カメムシは何種類いることやら。個々のカメムシの種名を判別できないので、違った種類でも単にカメムシと呼ぶしかない。草花の茎を抱えてじっとしているので、虫でもマクロ撮影には格好の被写体になる。下手に触ると悪臭の洗礼を受ける。カメムシはその名の通り亀に良く似たものがいる。さらに、小さな目と頭の先に飛び出している触角が特徴的で、種類によっては、どこに目があるのか見分けられないものもいる。

カメムシは 茎に張り付く 緑亀

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どこに目が 黒き点見て 判じ物

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爪句集校正

 昨日(3日)は共同文化社まで出向いて、「爪句@思い出の都市秘境」の再校作業を行ってきた。今後の作業は色校を残すのみで、来月の上旬にはこの豆本爪句集が書店に並ぶ予定である。今回の爪句集は8集目で、現在第9集目の原稿の整理を行っている。原稿の仕上げのため、本日は占冠まで足を延ばす予定である。

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2010年09月03日

大食漢のベニスズメの幼虫

 花の写真を撮っていると、ベニスズメの蛾の幼虫が茎に取り付いている。茎の先は花も葉もきれいに無くなっていて、推測するところ、この幼虫が食べたらしい。体つきからして大食漢のようである。指を近づけると、威嚇するかのようにゆっくり頭を上げる。頭の部分だけを見ると、愛玩用の犬の顔、いや坊主頭の人の顔にさえ見えてくる。幼虫が取り付いている花をネットで調べると、北海道には自生しない希少種のオオアカバナの園芸種で、本来なら貴重な希少種が食べられている。

連想は 坊主頭か 愛玩犬

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希少種が 大食虫の メニューなり

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ツユクサの咲く鶴沼駅

 浦臼町のJR鶴沼駅は田園風景の中にある。無人駅から広がる大地に線路が延び、北海道の夏の典型的な田園景観である。近年、北海道産のブドウ酒の人気が出てきて、鶴沼の名は、ブトウ酒用のブトウの産地としても名前が知られるようになってきている。しかし、駅の周囲にブトウ畑は見えない。プラットホームに接して鉄板張りの待合所があり、写真に撮っても代わり映えのしない小屋である。そこで、近くの草むらに咲いている露草を入れ、夏の雰囲気を出した写真を撮ってみる。

鉄路延び 北の大地の 夏盛り

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露草は 待合い小屋の 夏飾り

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2010年09月02日

札幌の街角から

 今日は、つぶさねばならない時間が出来たので、札幌の街散策で、写真の人形の案内を目にした。これが何の業種の案内かわかりますか。まさか、仮面ライダー様ご一行の常宿という訳でもないだろうが・・・

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血を採られる日

 今日は血を採られる日である。昨年はこの時卒倒しているので、採血には自信がない。血を見たから倒れるほど気は弱くない。第一採血の状況から目を逸らしていて、自分の血を見ることはない。想像力が旺盛なので、注射器が血管を捜して体内を次々探し回る状況を想像すると(下手糞な看護師め)気が遠くなるのである。試練の一日が始まる。
 テーブルの上の唐辛子で血を象徴させる訳でもないのだが、カットに使ってみる。

唐辛子 赤さを見せて 採血日

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花綿毛に止まるナガカメムシ

 都会の河川整備で、石組の壁の下に小川が流れている。壁の上は遊歩道になっていて、砂利道に草花がまばらに咲いている。中には花が綿毛に変わっているものもある。偶然、綿毛に止まっているナガカメムシらしき虫を見つける。赤と黒の色が目立つものであったため、目に留まったけれど、種類はわからない。それにしても、この虫の背中に広がるデザインは奇抜である。何かがこちらを向いているようにも見える、敵となるものへの威嚇の意味を込めたデザインなのかと考えてみる。

デザインを 赤黒で決め 奇抜なり

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艶出しの 身体(からだ)磨きの 花綿毛

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2010年09月01日

毒草トリカブトとミツバチ

 日本の三大毒草の一つであるトリカブトに、ミツバチが寄ってきて蜜を集めている。トリカブトは塊根に毒があり、附子(ぶし)と称されている。トリカブトの毒は塊根のみならず、花全体にもあり、花粉にも及ぶといわれている。このため、ミツバチがトリカブトの花粉を身につけないようにと、養蜂家はトリカブトの咲く場所を避けるのだそうである。花粉より、トリカブトの蜜に毒があるのかどうかの方が問題だろうけれど、蜜に毒性成分が含まれているのかどうかは調べていない。

毒草の 様子伺い ホバリング

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鳥兜 蜂の全身 覆いたり

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鬼がイメージできないオニルリソウ(鬼瑠璃草)

 花の名前にある瑠璃草は、花の色が瑠璃色であるためだろう。鬼の修飾語がどこから来ているのかはわからない。実が引っ付くようになっていて、動物などにより、遠くまで運ばれる戦略を採用している植物である。この実のからみつく構造を、鬼に関連付けたのかもしれない。鬼のイメージとは正反対の可憐な花が、蔓の先端で咲いている。花が小さなのに加えて、微風でも揺れる蔓の先にあれば、花のマクロ撮影が難しい。加えて撮影時に蚊が寄ってきて、鬼の手先にさえ思えてくる。

瑠璃色に 鬼が潜むか オニルリソウ

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可憐花 微風に揺れて 蔓の先

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