2010年09月15日
平成遠友夜学校
標題の集まりで講演を頼まれて、14日の夕刻に講演を行ってきた。場所は北大構内にある遠友学舎である。遠友夜学校は新渡戸稲造と萬里(マリー)夫人が私財を投じて、昼間働く若者に学ぶ機会を与えた、私設の夜学校である。北大の教員や学生も先生役を買って出た。
北大の遠友学舎の名前は、この遠友夜学校から命名された講演用の施設である。平成が冠された夜学校の集まりは、元北大副学長の藤田先生が主宰されている。藤田先生から電話で講師の依頼があって、その後学生がブログ子とコンタクトを取る手はずで、1ヶ月以上前に担当学生からメールがきたっきり、音沙汰がない。本当に夜学があるのかないのか半信半疑で会場に行ってみる。
会場には20名ばかりの人が集まっていて、ブログ子の話を聞いてくれた。ほとんどが年配者で、メールをくれた担当の学生は見当たらない。いつものことであるから、学生の対応には目をつぶることにして、演題は「札幌の秘境と花」である。集まった皆さん熱心にブログ子の話を聴いてくれた。拙著「さっぽろ花散歩」や「風景印でめぐる札幌の秘境」を会場まで持ってきた聴講者もいて、サインを求められた。サインには慣れていなくて、くずした書体のサインなど無理で、楷書での署名である。メールばかり利用しているせいで、姓名の漢字すら書けなくなってきている。古希の手習いが必要かもしれない。
- by 秘境探検隊長
- at 05:13
comments
北海道大学 高等教育機能開発センターから、毎年、北海道大学遠友学舎炉辺談話のご案内がハガキで郵送されておりましたので、内容も厳選されており面白く、受講料も無料かつ事前申込は不要で、大抵は出席していたのですが、今年は送られて来ておりませんでした。
多分、年齢的に80歳を超えた後期高齢者はリストから外されたのかもしれませんが、それにしても先生のサインを戴けるチャンスを逃し、惜しいことでした。
私の行った講演は、高等教育機能開発センターが勧進元のものとは違います。伊東さんのところに、今まで通りに案内状が届かないのは、年齢制限とかいったことではなく、多分この催しが中止になったためではないかと思われます。