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2010年09月11日

クレマチスの花後

 花が終わって明らかに実や種子になっている状況では、何々の花の実、といった表現で済ますことができる。しかし、夏も過ぎクレマチスの花が終わった後に、蔓が球状になったものを何と表現してよいのかわからない。花が咲き終わった後にあるものなので、花後とでも表現しておくけれど、こんな用語があるかどうかはわからない。多分、これは実(種子)の一種の形なのだろう。この形のものがクレマチスの花後であるとは、花の咲いている時期を見ていないと、判じ物である。

この形 何の花後かと 判じ物

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クレマチス 花後の向こうに 秋の花

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花は、その種属が連綿と遺伝するサイクルの中の最大の機能である受精の完結を受け持つため重要な舞台装置ですから、花が蜂たちの助けを借りて無事受精を達成し、第1章の舞台に幕を降ろしても、次の第2幕としての種子の成熟期が開幕するわけですから「花後」への視点は同感です。
シンフオニーでも第二楽章は華麗な第一樂章にくらべて一転して静寂な場面へと誘われるのに良く似ております。
ひまわりの華麗な景観の時期を終えたあとも、その下で待機している種子の熟成までの実態を探検記に詳しく観察されているのには、私よりも遥かに専門性を実感いております。
札幌花散歩に、新しい分野「花後」を期待しております。

  • 伊東 裕
  • 2010年09月11日 09:59

 あまりにも見事な花であるが故に、花の散った後が無残な感じがする花もあれば、花が散っても見ごたえのあるものもあって(それほど多くはないと思いますが)、何か人の一生にも似ているところがあります。

  • 探検隊長
  • 2010年09月11日 13:09
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