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2010年09月10日

朝日の中のベニサワギキョウ(紅沢桔梗)

 この花は紅色が鮮やかで、形も面白く、写真向きである。特に、朝日の中にこの花があると、紅色が冴えてくる。キキョウ科の花であるけれど、普通に桔梗としてイメージが固定している花に形や色が似ていない。北アメリカの原産種から園芸用に作り出した花で、原産国では野に咲いているのだろう。花の期間は結構長いようで、近所で、鉢物で育てられているこの花を、朝の光が十分な日に撮ってみる。他の草花に当たる朝日が、色の塊になって、紅色の花の背景に散って写っている。

紅色が 朝日に冴えて 沢桔梗

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背景に 色を散らして 紅の花

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最初の画面では花の名称と共に、魅力的で400字原稿用紙1枚分にも満たない簡潔な文章で構成されているから、ついつい次の画面に移ってしまうが、そこを我慢してじっくりと読み返すと、花に纏わる古今東西の膨大な情報量が凝縮されており、古典的な文学性に溢れている。
このストーリー性とミステリー性も兼ね備えている類例のない不思議なスタイルは、秘境探検隊長が工学部出身という専門分野の延長線上の説明では全く説得力がない。
高度のIT分野と、花をメインに据えた生命バイオテクノロジーとの哲学的融合を果たした異色の秘境探検作家は突然変異の発現としか言いようがない。
真理とか哲学的要素を兼ね備えた不思議な職業形態の出現を説明出来るのは、ひまわり研究に10年間も悪戦苦闘している私だけかも知れない。


  • 伊東 裕
  • 2010年09月10日 09:07

 私は、都市秘境作家、爪句作家、秘密結社ではなく爪句結社「秘境」社主とか自称していて、他人を煙に巻いています。これに伊東さんの評価が加わると、信憑性が出てきて、ちと怖いです。Hi

  • 探検隊長
  • 2010年09月10日 13:00
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