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技術の無いことを褒めていただいた伊東です。記事を見て当時のことが懐かしく感じられました。今から思うと、立派な(?)実験設備があり、とても手に入らないような高解像度のフィルムがあるのに勿体ないと言う気持ちが切っ掛けだったと思います。細かな揺らぎは当然目に見えるものではないですから、車や人気のない時間で振動が消えないならば、この実験系では無理と思い、時間をずらして何回かトライした結果、撮影に成功したことを覚えています。ダメ元でも、トライする価値はあるとの、大学時代の最高の教訓を得たと今でも思っています。青木先生、懐かしい思い出を呼び起こしていただき、ありがとうございました。
技術が無いことを褒めていただいた伊東です。当時の事を懐かしく思い出しました。ホログラフィを初めて知り、私から見たら驚くように立派な(?)実験設備を目の前に見て、さらに超高感度のフィルムまであって勿体ないと思ったのが切っ掛けでした。何人もの方がホログラムを作ろうと試みて失敗したと言う話でした。重いプラットフォームがありましたが、建物自体が揺れれば意味がないと思い、建物が揺れない(と思われる)時に撮影すれば上手く行けるかもと言う単純な思い付きで、何回か時間をずらして実験し、真夜中ならば殆ど揺れないと分かりました。フィルムをセットして自分が動くことによる振動が収まるまでじっと数十分動かなかったことを良く覚えています。大学では色々と教えてもらいましたが、ダメ元でもトライする価値があるとの教訓が最大のもので、社会人として通ずるものでした。青木先生、懐かしい思い出をありがとうございました。
この記事は伊東君に読んでもらいたかったのでコメント有難うございました。当時、北大で光ホログラフィーの実験を行っていたのは工学部の応用物理だったと思うのですが、そこで実際にホログラムを作成できていたのかどうか記憶になく、北大で光ホログラムの作成に成功したのは伊東君の例が最初だったかもしれません。ただ、研究は従来知られている事に何か新しい事を加えなければ論文として発表出来ない点があって、光ホログラフィそのもの論文が書けなかったのが残念でした。それにしても伊東君の頑張りは大したもので半世紀以上も前の記憶がはっきり残っています。傘寿を超して過去の記録の整理をしていて(終活というやつです)空撮写真にデータを貼り付ける自分なりの方法を展開させています。そのうちこの方法に関してシリーズの豆本が出版できたらと思っています。