2023年04月17日
爪句集52集 あとがき
爪句集シリーズは毎日ブログに投稿した記事を編集して原稿を作っている。最近のブログ記事は1枚の空撮写真を用い、別撮りの写真数枚を空撮写真の天空部分に貼り付ける写真法を採用している。爪句集第51集「爪句@空撮日記-2022」はこの写真法の写真で全ページを構成している。この写真法では紙に印刷すると1枚の写真でも、写真に添えて印刷したQRコードを読込む事で、天空部分に貼り付けられた写真を回転・拡大して見ることができる。豆本に印刷された、サイズの小さな写真から多くの情報を引き出せる。これは画像情報を集約して記録する優れた方法である、と利用してみて実感している。
空撮写真それ自体も、撮影日の天候や撮影場所を俯瞰して見ることができ、静止写真であってもスマホやパソコンの表示画面を指やマウス操作で、詳細に見たい場所を選び、拡大して見ることができる。空撮パノラマ写真だけでも観賞に値するものであると思っている。
最近撮影の空撮写真に古い写真を貼り付ける事で時間を飛び越える効果もある。このような写真技術は過去の写真や印刷物を記録し表示する点でも有効な新技術である。自分史を語る資料や写真は、そのまま印刷して本にしても他人には読まれ(見られ)ないだろう。その点この写真貼り込み空撮写真は、写真鑑賞という視点で目に留めてもらえる可能性が大きい。このような状況で、今回自分史に焦点を当てた爪句シリーズの1冊に加えて出版しようと試みた。
この写真法の難点は、技術が込み入っていて1枚の写真を得るまで時間がかかる点である。まずドローンを飛ばして空撮を行う。このドローンを飛ばす事に規制が強まってきている。以前は機体総重量200g以下のドローンはトイドローンと区分されおもちゃ扱いで、飛行規制の対象外であった。しかし、DJIのmini2(総重量199g)も2022年6月からは機体登録が義務化され、人口密集地での飛行は国土交通省からの許可が必要となった。本爪句集の空撮写真は前記mini2とDJIのSparkを利用して撮影している。国土交通省から得ている「無人航空機の飛行に係る許可・承諾書」を空撮写真に貼り込んでこの「あとがき」に印刷し、許可を得ての空撮である点を明らかにしておきたい。許可に関する書類をまとめて1枚の空撮写真に収める例としても空撮許可書貼り込み写真をここに載せておく。
空撮データからパノラマ写真を構成するのはそれ用の市販のソフトを用いている。得られた空撮写真にデジタル化した写真や画像データを貼り込むところに著者の工夫がある。しかし、その処理のために時間を要する不便さもある。サイズの小さな200枚余りの写真を使った豆本ではあるけれど、出版まで膨大な時間を費やしている。その時間はブログ記事を投稿する準備に要する時間でもある。
毎日のように空撮を行い、時間をかけて写真処理を行いブログに投稿してもコメントがほとんどない。時間をかけた作業の結果を読んで(見て)もらっているのかそうでないのか、コメントに関しては拍子抜けの毎日でもある。そこで最近急激に利用が拡大している対話AIのChatGPTを使って爪句に対するコメントを作成してみる。コメントの内容はめちゃくちゃであっても日本語の通じるコメントが即座に返ってきて読むと面白い。肝腎の写真を除いて爪句だけへのコメントなので、将来的には写真も見てのコメント作成法も検討の対象かな、と思っている。
自分史なので過去に関わった多くの方々がおられ、お名前は割愛してお礼申しあげる。・・・
本爪句集はACTNOW社のクラウドファンディングで支援者を募った。支援者のお名前を最後に記してお礼としたい。
クラウドファンディング支援者のお名前 (敬称略、支援順、カッコ内爪句集50巻寄贈先施設名)・・・
- by 秘境探検隊長
- at 06:11
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