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2009年05月25日

襟裳岬の春に咲くアポイアズマギク

 襟裳岬に風を売りにした観光施設「襟裳岬 風の館」の傍に風速を測定する鉄塔が建っている。鉄塔の周囲には、「襟裳の春」の歌詞にあるように「何もない春」が広がっている。その草地にアポイアズマギクが咲いている。東菊の変種で、アポイ岳とその周辺に生育するためアポイの名前が付いていて、襟裳岬まで出張してきて花をつけている。菊なら一般に秋の花であるけれど、この花は春に咲いている。海風の強いこの地では、厳しい環境の秋よりは春を花期に選んでいるようだ。

岬には 風の館に 風速計

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菊名でも 春に咲きたり アポイ菊

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2009年05月24日

襟裳岬のキジムシロ

 襟裳岬は風の強いところである。海に落ち込む崖の上の土地には潅木さえも見られず、風を避けるものとてないところに、低い草が這うように広がっている。そこに背たけの低い黄色い花が咲いている。キジムシロ(雉蓆)の花のようである。アポイキンバイに似ているが、葉がかなり違っている。インターネットには「花後に葉が大きく伸びて、キジが座って休めるようなむしろのように、座布団状にきれいに広がることから」名づけられたと書かれているけれど、意味がよくつかめない。

風強き 岬に立てば キジムシロ

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雉休む 蓆も見えず キジムシロ

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