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2011年03月30日

消えてゆく都市秘境空間-北1条駐車場歩道

 「札幌秘境100選」(マップショップ社)を2006年に出版した時、北1条の地下駐車場歩道を札幌の都市秘境の一つとして取り上げた。地下宮殿のような豪華な歩道は、通る人がほとんど見られず、都心部に秘境空間がひっそりと広がっていた。地下鉄大通り駅からさっぽろ駅まで地下歩行空間(チカホコ)が新しく開通して、この秘境の歩道もチカホコと連絡して、人の流れが出てきた。以前の秘境空間と変わらず造りは立派ではあるけれど、普通の通路になって、秘境空間は消えてしまった。

人見えず 秘境空間 豪華なり

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チカホコの 人流れ来て 秘境消え

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2011年03月26日

北洋大通センター地階のアンモナイトの化石

 新しく出来た地下歩行空間(チカホコ)が、地下鉄大通駅からさっぽろ駅に向かう起点の場所に、北洋大通りセンターの地階がつながっている。元は北海道拓殖銀行、同行が破綻後は北洋銀行大通り支店の地階部分があったところで、地下の金庫室にもつながっていた。その記憶を残そうと、かつて利用されていた大金庫室の化石になった扉が、人目につくように展示されている。展示場所の近くの柱は、大理石板で化粧が施されていて、表面にアンモナイトの化石が顔を出している。

化石見る 金庫扉は 仲間なり

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チカホコを アンモナイトと 収め撮り

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2011年03月25日

地下歩行空間につながる床のアンモナイトの化石

 地下鉄さっぽろ駅から延びる地下歩行空間を南方向に少し歩いて行くと、日本生命札幌ビルへの接続通路がある。通路はこのビルの吹き抜け空間の最下部のフロアーにつながっている。その床に赤味がかった大理石の化粧板が敷かれていて、その表面にアンモナイトの化石が見える。かなり大きなアンモナイトで、化石が現れるように加工したかのようである。このフロアーにはテーブルと椅子を並べた喫茶店がある。しかし、このアンモナイトの化石に気が付く客はいないようである。

開通の 祝いの床に 化石見え

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身を屈(かが)め アンモナイトの 化石撮り

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