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2011年02月17日
モエレ沼公園のシンボルの建物としてガラスのピラミッドがある。鉄骨とガラスで造られており、高さは32 mである。イサム・ノグチが設計した大地の彫刻のシンボルはモエレ山で、円錐形の山の稜線はピラミッドを連想させる。モエレ山の高さは62 mで、山頂からガラスのピラミッドを見下ろすと、モエレ山の半分の高さとは思えないほど、モエレ山の方が高く感じられる。ガラスのピラミッドに入ると、巨大なガラスの壁面に圧倒される。モエレ山がガラス越しに彼方に見えている。
鉄骨と ガラスが飾り モエレ山
ガラス壁 陽を取り込みて 撮影隊
2011年01月10日
地下鉄東西線の琴似駅から琴似栄町通に沿って少し歩き、通りから脇道に入ったところにこの国指定の屯田兵村兵屋の史跡がある。屯田制度が始まって第一番目に組織された兵村の兵屋である。年末まで修復工事をしていたのが完成して、年明けから公開されている。警備員も傍の小屋に詰めるようになって、コストのかかる文化財に生まれ変わったみたいである。以前と比べると、木の壁が黒っぽい色になっている。兵屋の周囲に積もった白雪との対比で、余計壁の黒さが目立っている。
白雪に お披露目なりて 黒化粧
暖房の いらぬ小屋なり 戸窓開き
2008年02月25日
JR札幌駅の南口の近くにある「アスティ45」のビル名のついたガラス張りの建物は、1988年に第4回札幌市都市景観賞を受賞している。二十年前には斬新な建物だったろう。ガラス張りの建物は昼間光を反射させ、都市空間に巨大な鏡を持ち込んだようで、周囲の建物が写し出される。映っているビルがまたガラス張りで、2006年に竣工した読売北海道ビルである。このビルのデザインは長方形を並べた変形市松模様風で洒落ている。元禄模様の現代へのデフォルメした再現のようにも思える。
変形の 元禄模様 ビル飾り