今年(2008年)の札幌雪祭りの会場で招き猫の看板を目にした。招き猫なら「いらっしゃい」で英語なら“come”かと思っていたら、この看板の猫は手招き動作よりはストップ動作で、猫の手には“go”との指示である。手の動作も指示の意味も招き猫とは逆になっている。
商品の売買の看板の招き猫を見ていると、売り買いの駆け引きを連想し、相撲用語の「猫だまし」が浮かんできた。小兵力士“舞の海”が立ち上がりざま相手の力士の前で両手を叩いてめくらましを行った戦法が思い出される。
招かれて 売ったり買ったり 猫だまし