2008年01月05日
暑き夏 コクリコ炎 蜂を焼き
外は雪で庭は白一色の世界なので、色の変化を求めて夏の時の写真です。
ヨーロッパが原産で江戸時代の渡来花です。芥子科の花で、科名を表す学名のペパベール(Papaver)は、ラテン語の「papa(幼児に与えるお粥(かゆ)」からきています。Papaの言葉から父に関係して語られる花でもあります。フランスではコクリコの名で呼ばれており、与謝野晶子の歌の一節に「君も雛罌粟(コクリコ) 我も雛罌粟」があります。花弁は薄く、紙のように見えることがあります。虞美人草はこの花の別名で、項羽の愛した虞妃(ぐき)に因んでつけられた名前です。
開きたり 虞美人草の パラシュート