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2008年03月23日

外は雪 飛び立つ花に 子らの蝶

 新聞に上江別小学校の玄関ホール設置されたステンドガラスの記事が写真付きで載っている。制作者は江別在住のステンドグラス作家の石戸谷準氏である。かつての夕張線の跡地の道路近くにある同校で、セロファンに色つけした生徒らの蝶々に囲まれてこの作品があった。同氏の作品は札幌の平岸高台小学校と平岸中学校の「のぞみ分校」のホールにもあり、「太陽の子供たち」と題されている。原画は安田律子氏によるもので、分校の生徒たちが望みを託されて、太陽の下で遊んでいる。

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太陽の 下(もと)に望みの 子らの居て

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2008年03月12日

浮き出たり 記念テレカに 時計台

 1970年代、北大の学生がマイコン技術で起業し情報産勃興の先駆けになった頃、札幌市が情報産業の企業団地として下野幌にテクノパークを造成し、その中核施設として札幌市エレクトロニクスセンターを1986年に落成させた。その落成記念として、著者が研究を行っていたCGで原画を作り、これkらホログラムを作製し、線画の時計台が浮き出るテレホンカードを制作したことがある。落成した建物内にもホログラム衝立があり、今でも光の装飾の役目を果たしている。

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ホログラム 広間飾りて 二十年

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2008年02月12日

運河あり 客をもてなす 主役なり

 小樽の運河沿いにあるホテルノルド小樽の一階のホールから見上げると目につくステンドグラスは、レンガの倉庫、艀(はしけ)、カモメで小樽の運河の景観を表現しており見ごたえがある。観光の目玉を図案化しているのは、客をもてなすホテルならではである。この運河に沿って並んでいるレンガの建物を見ながら歩いていると教会が目についた。入ってみるとフェリス教会の名前があって、これはブライダル・チャーチで、人生の門出を祝福するステンドグラスとキャンドル照明があった。

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教会は 人生門出 演出し

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2008年02月06日

天井の 飾りの人物 ココア党?

 西区の旧国道5号線沿いに石屋製菓の白い恋人パークがある。十五世紀頃の英国のチュダー王朝時代に流行した建築様式を再現したチュダーハウスが建っていて、その内はチョコレートに関する博物館になっている。ステンドグラスも多く用いられていて、チョコレートカップの展示廊下の天井は肖像画入りのステンドグラスになっていたけれど、これらの肖像がチョコレート(ココア)に関係した人物のものなのかどうかは分らない。窓の外にある雪だるまが曇りガラスを通して見える。

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窓の外 雪だるま見え チュダーハウス

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2008年02月03日

光あれ 十字架中心 放射して

 札幌中央区にあるカトリック北一条教会は木造平屋の聖堂、札幌軟石でできた司祭館、木造二階建ての司教館から構成されている。一番古いのは司祭館で1898年に建てられている。聖堂は1916年に竣工しており、F.フェルゲルト神父の設計である。聖堂の正面にステンドグラスがあり、狭い螺旋階段を登っていくと目の前に現れる。花をデザインしたようにも見えるが、十字架を中心にして光が放射していくのを表現しているようにも見える。聖堂の横壁には万華鏡のようなステンドグラスが並んでいる。

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万華鏡 御堂の壁を 飾りたり

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2008年01月31日

市役所は 小樽の優雅 今に見て

 ステンドグラスに関するブログの投稿を終えてから朝刊を見ていたら、「小樽市 ボーナス1ヶ月減」の見出しが飛び込んで来た。ああ、小樽市もそこまで追い詰められたか、と小樽の秘境取材で小樽市の職員の方々にもお世話になっていて、現役の方々は大変なのだ、と感じてしまう。小樽市役所のステンドグラスの優雅さは今に残っているのに、市の財政は優雅どころではなくなっているのだ。

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大麦も ホップも描かれ 麦酒館

 札幌は意外とステンドグラスを目にするのが少ない都市です。暖房上の観点でそうなっているのか、建築史上でこの装飾が育つ土壌がなかったのか、よく分りません。少ない札幌のステンドグラスの例がビール博物館にありました。

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