2009年05月17日
朝の西野市民の森
朝の散歩道に西野市民の森への入口(出口でもある)の看板があるのだが、朝食前だし、薄暗い小道に踏み込んでいく気にもならず、毎回横目で眺めて通り過ぎている。が、今朝は気分が変わって歩いてみることにする。標識に2kmとあるので、30分も歩けば反対側の出口に出れるだろうし、朝飯前の仕事(遊び)とはこのことか、と歩いてみることにする。
途中は何の変哲のない山道である。日曜日の朝の山道に人影があるわけもなく、耳に入るのは小鳥のさえずりぐらいなものである。
散策路の高みから朝日に光る西野の街を見下ろす。三方を山に囲まれた街である。
山道にはニリンソウ、ヒトリシズカ、スミレなどの山野草がところどころに顔を出している。立ち止まって手早く写真を撮る。予定外の散歩で、朝食の時間までに戻らねば、とちょっと気がせく。写真の花は帰宅後図鑑で調べて、フッキソウと花の同定を行った。
市民の森の出口(入り口)のところに熊注意の看板がある。今来た入り口のところにも同様な看板があった。実際、熊の出没情報があるとこの散策路は閉鎖される。この道を歩いている時、頭の隅にあるのは熊との遭遇で、そんな状況にでもなればどうしようか、ケータイも持っていないし、万一の場合はこの山道で助けも呼べず果てるのか、と空想は果てしなく広がっているうちに出口の看板を目にして、朝飯前の山歩きは終了である。
で、毎日の朝食の定刻にも間に合った。今日は午後から天気は下り坂になると朝刊に出ていた。