2007年11月12日
作家の目 鏡となりて 形(かたち)盗り
11月6日は札幌市議会議員M氏の政経セミナーで話して来ました。政経セミナーといっても政治向きの話をする訳ではなく、札幌の秘境の紹介でした。M市議の支援者に、政治とは別の話のサービスを行うといった位置づけの講演会のようです。
講演会の会場のホテルのロビーに「鏡の前」という小野健寿のブロンズの彫刻が置いてありました。この彫刻は別の彫刻を連想させてくれました。
旧江別郵便局内に「アートシアターどもIV」という喫茶店があり、その喫茶店前に石作りの女人像が置かれています。小野健寿の女人像にポーズが似ています。ポーズ以上に何か艶かしい点が共通しているように感じるのですが・・・この石の像は地中から掘り出して、一時胴体が二つに割れて、それを元に戻した、といったこの女人像にまつわる話を劇団「ども」主宰の安念夫婦からききました。この劇団はドラマシアター「外輪船」を根拠に公演活動を行っていて、近々韓国から劇団を江別に呼んで公演をサポートする予定があるとのことでした。
地に埋もれ 胴離れしが 茶店前