2015年09月06日
パノラマ写真で巡る北根室ランチウェイ(2日目)
北根室ランチウェイの初日は佐伯農場内の牛舎を改造した宿泊所に泊まる。2階に2部屋とトイレがある。寝袋が用意されているので、これを使う。牛舎だった頃の名残のある1階でパノラマ写真を撮る。佐伯商店と書かれたところに飲み物や食べ物もある。売り子は居ないので自己申告でお金を支払う。傍に宿泊者の書き込みがある。
牛舎改造宿泊所には簡単な炊事ができる台所兼食堂がある。最近は旅行や災害用の食品として、お湯(又は水)を注いで待つだけで食べる事ができるレトルト食品が揃っていて、各自で持って来たものや、佐伯商店で購入したもので朝食となる。持ってきた蕎麦掻なんかも食べる。お湯で食べられるようにしたものを一部朝食で食べ、残りは昼食用に持つ。
佐伯農場から26 km先にある西別岳山小屋まで行く予定のTさんは朝食を我々と一緒に摂って早々と出発する。残りの4人組は9.2 km先の養老牛温泉まで歩く予定で、朝の時間に余裕がある。昨日夕食後に見た「レストラン牧舎」の近くにある「荒川版画美術館」に行きパノラマ写真を撮る。「荒川」とは人の名前かと思っていると、近くに流れている川の名前である。版画家の根本茂男、細見浩、松本五郎の各氏の経歴があった。
美術館の近くにギャラリー倉庫があると農場内案内板にあるので、そちらも覗いてみる。サイレージ用の牧草が置かれていて、これもアートのようである。農場主の佐伯雅視氏がスポンサーとなって、農場の敷地や建物を芸術家のために提供しているようである。北根室ランチウェイも氏が先頭になって運営している。
梁の下 木彫並び 納屋ギャラリー
(パノラマ写真)
佐伯農場を出発して牧場の縁や中を通って養老牛温泉に向かう。牛が草を食んでいるのを横目で見ながら歩く。昨夕と今朝、佐伯氏から酪農にかんする現状の話を聞いたので、放牧中の牛を見る目が少し変わってくる。パノラマ写真を撮っても広い牧場では牛の姿が小さくしか写らない。
養老牛温泉に着くころ小雨模様となる。宿泊先の「湯宿だいいち」は餌付けしたシマフクロウが見られることが売りでもある。餌は生簀に放した活きた小魚のようである。庭のパノラマ写真を撮った時には生簀は板で覆われていて、ここにシマフクロウが来るのは夜になってから知る。時折降る雨のせいか、宿泊中にはロビーからシマフクロウを見ることはできなかった。