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2007年12月01日

著作者の心理

 本の著作者の心理は、出版した本が売れているかどうかを非常に気にかけることです。専門書なら、内容が難しくて読者がついて来れないせいだ、と変な言い訳を持ち出して自分を納得させることもできるのですが、一般の読者を相手にしていてはこの言い訳も通用しません。

 たまたま紀伊国屋ロフト店の近くに行く機会があったので、ロフト店に自著が置いてあるか、どんな状況であるか足を運ぶことになりました。

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 ロフト店の書棚に目立つように「小樽・石狩秘境100選」が「札幌秘境100選」とその中国語版豆本と並んで置かれてありました。秘境本のシリーズ化が形になっている感じで、もう数冊を加えるとそれなりに名前の知られたシリーズになるかな、という感じがしました。

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 さて、最大の関心事の誰か購入していくか、です。犯人が現れるのを張り込んでいる刑事気取りで離れたところで見張るのですが、手にとって見る客は一向に現れません。この張り込みがちょっと馬鹿らしくなって帰ろうかなと思っている時、拙著を手に取った客がいます。購入している現場を見させてほしい、と「念」を送るのですが、無駄でした。ちょっと残念でしたが、刑事の張り込みの気分も味わえて、面白くもありました。

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