2007年12月28日

旧北陸銀行江別支店内喫茶店

 JR江別駅から千歳川方向に線路と並行に伸びる平和通と名づけられた通りがあり、通りの端に旧北陸銀行江別支店の建物がある。石造り2階建ての建物で、これがかつて銀行の支店であったとは現代の感覚では思いも及ばない。アメリカの西部開拓時代に、新しく出現した村に出来た銀行はかくの如きであったかと思いを馳せる。

 この銀行の建物は十二銀行札幌支店の江別派出所として1919年に建てられた。1934年同行江別支店に昇格し、1943年には銀行の合併に伴い北陸銀行江別支店となっている。1966年支店の移転により、石狩川水運の要衝の地で銀行として果たしてきた役目を終えている。この歴史を背負って、建物は文化庁の登録有形文化財に指定されている。

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 現在建物はOld-eと名づけられた喫茶店とバーになっている。ここでOld-eとは古い江別の意味であることを後で喫茶店の人から聞いた。玄関部分は当時のものがそのまま残ったものらしく、ガラス窓のあるドアは頑丈である。玄関を入ったところに「北陸銀行江別支店」のプレートが飾ってあった。店内には当時使われていたと思われる金庫があり、その周りにこれも当時の調度品と思われるものが置かれている。金庫の上のサッポロビールのビール瓶には古そうなラベルが貼ってあり、これも当時のものなのだろうか。

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 二階も喫茶店の店になっていて、階段を登ったところに北陸銀行の文字が書かれたドアが壁に取り付けられている。ドアがあるからといって、その向こうに部屋がある訳ではない。アンティーク調のテーブルと椅子が並んでいて、天井には大きなプロペラが回転する旋風器が取り付けられていて、一階からの暖気を拡散させているようである。

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 この喫茶店はここに開店してから七年ほど経っているとのことである。文化庁指定の建物内での喫茶店も珍しいことだと注文したコーヒーを啜ってみる。建物は古くてもコーヒーの方は現代的味がするものであった。

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comments

おもしろいです(^-^)

昔の匂いがする喫茶店で、
ゆっくりとコーヒーを啜って、ボーっと過ごしたいものです(/・ω・)/

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