2008年07月08日

牧場の手作りチーズ

 江別の角山地区でチーズの手作りをしている牧場があるというので行ってみることにする。以前取材したSTVラジオ放送のアンテナを横に見て、この道をさらに進むと米村牧場のチーズ工房プラッツにたどりつく。後で聞いた話で、プラッツとはドイツ語の広場を表す言葉からのネーミングだそうである。酪農業にはつきものの臭いを感じながら、レンガ造りの工房に入ってみる。

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 小さな店内で出迎えてくれたのが米村千代子さんで、同工房のチーズ作りの元締めらしい。熟成チーズの試食品を口にしながら、チーズの作り方や、販売するまでになったいきさつなどを聞いてみる。元々は酪農学園大学での手作りチーズ講座を聴講して、趣味のチーズ作りが販売品まで成長したとのことである。現在は江別の大手農場でもチーズ造りを手がけるようになって来たそうであるけれど、江別のチーズ作りの元祖はこの米村農場にあるようだ。

 フレッシュチーズを寝かせて熟成させたものが熟成チーズとなり、その際の熟成菌と加工過程で手作りチーズの独特な味が生み出されるので、チーズ作りは雑菌が入らないように気を使う仕事らしい。この工房は喫茶店にもなっていて、チーズの他に絞りたての牛乳や手作りケーキが楽しめる。注文したケーキは江別で栽培が行われているアロニアの実を使ったもので、醍醐味(古代日本のチーズの味ではなかったかと言われている)を体験した。

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 チーズに目を奪われてしまったけれど、米村農場は堆肥作りで先進的なようである。これは農場主の米村常光氏の研究成果が結実しているようである。客が我々だけだったので、店番の千代子さんの案内で堆肥作りの現場、牧草をロールに巻く機械、先ほど食したアロニアの小木を見せてもらった。アロニアは白い花が残っていたけれど、既に実に変化していて、実が十分熟したところで摘み取るのだそうである。

 米村夫妻、息子夫婦に手伝いの学生一人の計5名でこの農場を経営しているとのことである。80頭の牛の世話、チーズ造り、日曜日の工房の開店、豚の世話、農作業、アロニアの収穫、その実を使ったケーキ作りと、ちょっと想像しただけで怠け者の著者には気の遠くなる作業量であると感じた。

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