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2009年11月27日

手の戻り

 囲碁で手が戻るという言い方がある。もう処理が終わっていると思っていた局所に手を入れて、自陣の補強をせねばならぬ場面で使われる言葉である。仕事でも、もう終わっているかと思っていると、改めて処理せねばならなくなる場合にも、この言葉を使いたい。

 「風景印でめぐる札幌の秘境」も、後は出来上がりを待つばかりかと思っていたら、手が戻ってしまった。索引を5ページから2ページに減らしてほしいとのことで、その作業を行っている。

 索引も原稿のうちで、原稿を書いて印刷された段階で大幅(半分以上)に減らせといわれて作業するのも涙である。原稿は増やせと言われるとより、用意したものを減らせといわれる方が、心理的に対処が難しい。どれを取り除くかは、どれを加えるかより難しいのは、その他のことでも同じである。

 まあ、人生加算から減算の局面に入っているので、この手の戻りは、少しばかりそれを象徴していることだと思って、赤字で索引項目を消していっている。

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