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2010年06月02日

小樽築港での都市秘境散策

 身近な秘境を歩こう講座も6月2日でもう8回目となり、この回は小樽の港にある科学技術の研究施設等の見学会となりました。JR小樽築港駅集合で、ここから歩いて小樽築港臨海公園の傍にある、北海道立総合研究機構(道総研)の地質研究所・海洋科学研究センターにゆきました。所内で、この研究センターが行っている研究についての講義を受けました。この施設は、今年の4月から北海道の研究所から、地方独立行政法人に組織が変わっています。

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 研究センターの仕事の説明の後、所内を見学で、研究成果のパネルの説明などがありました。所内からは近くにある商業施設のウィングベイ小樽の観覧車が見えます。ただし、この観覧車は動いてはいませんでした。

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 研究センター見学後は、近くにある「おたるみなと資料館」に行き、館内を見学です。札幌農学校二期生の廣井勇が、コンクリートブロックを積み上げて小樽の北防波堤を造った事跡の展示やビデオを見ました。この北防波堤は土木学会の土木遺産の指定を受けています。現在でも100年以上前に作られたコンクリートブロックのサンプルの破壊試験を行っています。

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 資料館は国土交通省北海道局の施設と併設になっていて、その建物の屋上から小樽港を見ることができました。資料館は南防波堤の付け根のところにあり、南防波堤はケーソン方式で造られており、斜路方式でケーソンを海に押し出す工法は廣井の弟子に当たる伊藤長右衛門が考案したものです。ケーソンを造る施設は生きてはいますが、現在ケーソンは造られていません。

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 小雨模様で、小樽港の写真は今一です。

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