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2010年09月08日

半世紀に一度咲くリュウゼツラン科の花

 新聞のコラムで、半世紀にたった一度しか咲かない花が、百合が原公園で咲いている、との書き出しが目に飛び込んでくる。50年かけて花を咲かせる準備をし、花が咲いたらそれがこの植物の最後で、枯れてしまう。花の学名はアガベ・ビクトリア・レギナエで、リュウゼツラン科の多肉植物である。新聞のコラムを読み終えるのもそこそこに、見に行く。奇妙な花で、葯なのか小さなソーセージが無数に円筒形の茎を取り巻いている。それに隠れるように実らしきものが生っていた。

初花が 枯死する時で 半世紀

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半世紀 一度の花の 不思議なり

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追記:この花の写真を撮ってきてから新聞のコラムを再読すると「小さく淡い緑色の花をいくつも付けていた」とあり、この花を見落としていたのかな、と再度百合が原公園に花を見に行く。しかし、コラムに記述されているような花にはお目にかかれず、ブログの写真の花(?)だけである。これは???である。ここら辺の事情に詳しい方はコメントをください。

comments

私もリュウゼツランの新聞記事は読んでいたのですが記憶は定かでなく、秘境探検記事で認識を新たにしました。それにしても、折角半世紀に一度の開花で命を終えるのであれば、たとえばサボテン系のような、ど派手な色彩を連想しておりましたので秘境フアンとしても意外や意外??です。

  • 伊東 裕
  • 2010年09月09日 11:27

 50年の命を終える時に、たった一度の花を咲かせるというのが、何とも言えず象徴的です。死に花を咲かせる、という言葉もありますが・・・

  • 探検隊長
  • 2010年09月09日 12:29
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