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2010年09月26日

雨滴を抱えたイヌサフラン

 秋に入ると、葉を置き忘れたように花弁だけのイヌサフランが顔を出してくる。イヌサフランは毒草で、春先出てくる葉が、山菜のギョウジャニンニクの葉と間違えられ、摂食事故を起こす例が報告されている。サフランとも似ていて、サフランの雄蕊が3本であるのに対して、イヌサフランの方は6本で、雄蕊の数で見分ける方法がある。雨上がりに、イヌサフランの花弁に雨滴が残っているのを撮ってみる。雨滴がイボのようにも見え、イボを有する蛙のような動物を連想させる。

イヌの有無 雄蕊の数が 決め手なり

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雨滴イボ 何の動物 イヌサフラン

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葉と花が春と秋の季節に別々に地上に現れる不思議な花である位のことは通勤の途中の道端に一箇所だけで見かけて知っておりましたが、花自体は写真のように薄紫の綺麗な花ですから、本来ならばもっともっと愛好されて然るべき花と思っておりました。
しかし猛毒の花とあらば誰もが君子危うきに近寄らずで、一般の花壇で余り見かけないのは、そのためだったのですね。


  • 伊東 裕
  • 2010年09月26日 22:35

 毒草にしては、誰かが植えるのか、道端に時々見かけます。人間の方は、食べはしないでしょうが、ペットの犬あたりはどうでしょうかね。犬は時々雑草を食べたりしますから。犬が雑草を食べるのは、整腸のためなのですかね。

  • 探検隊長
  • 2010年09月27日 04:15
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