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2011年01月19日

雪景色の中の木々

 雪の無い時に散歩道にしている山道は、深い雪の中に埋もれていては通る人も居らず、どこが道かもわからない。膝まで雪で埋まる積雪を漕いで行きながら、目に留まる木を撮ってみる。白樺の木は雪が木に成長したように見える。葉を落とし幹だけになった木は、一般に黒い幹を晒しているけれど、白樺の白い幹は雪の景色の中で映えている。枝を広げた大きな木があるけれど、葉が無いので何の木かわからない。太い枝に雪が積もっていて、白い衣装をまとっているかのようである。

白樺は 積雪伸びて 白き肌

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大雪が 木に贈りたり 雪衣装

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  白樺は 積雪伸びて 白き肌
「過去のイメージは年齢と共に薄れゆき、忘れ去るもの」
これは私の持論?でしたが、今日のこの爪句を境に一転しました。
白樺については、北海道に生まれ育った立場からも多くの情報を持っております。
北国の春の白樺は私に限らず代表的なもので、これが白樺の良さの総てを表わしていると言っても良いくらいですが、その他にも、白樺にまつわる断片知識としては、白樺樹液、焚きつけ用のガンピ、霊芝類の健康食品としてカバノアナ茸などが挙げられます。
内容は浅学で良く知りませんが文壇の白樺派なども以前はよく耳にしました。
一転して、悪役の花粉症に悩まされて折角の良いイメージを台無しにして居る方も少なくないのは白樺にとっては甚だ迷惑な千万な事。
さて、情報とは、白樺一つとっても幾つもの知識一つ一つは断片でありつながりが薄く、標記の私の定説?を思い浮かべるのですが、今朝の爪句で、白樺が雪の中に映えて、すらっと立ち上がっている様を「雪の中から成長したような」この表現は逆立ちしても到底思い浮かびません。
或る類似した多くの複数情報の中に何か核になるような飛び抜けて高度な情報が発現すると「その他の関連情報を総て吸引し手繰り寄せて、一生消えることの無い一群の新たなイメージが形成される」との個人的な納得に目からウロコでした。

  • 伊東 裕
  • 2011年01月19日 22:24

伊東さん 確かに北海道に住んでいると、白樺についての断片的な知識が頭に入っています。ブログ子、アウトドア派ではないのですが、子供の頃ガンビは利用した記憶があります。どんな状況であったか記憶がはっきりしないのですが、地面に落ちているものは良く燃えた記憶があります。白樺の樹皮はきれいなところに文字が書けそうで、ガンビのきれいなところを切り取ってハガキにできそうです。
 木が生きている部分は水を吸い上げる導管の集まっている幹の周辺部分で、そこを保護している樹皮は思っている以上に重要で、鹿による食害で木が枯れるのは、樹皮が食べ尽くされるためとの雑学があります。子供の頃、白樺の幹からきれいな樹皮を取って遊んでいたような気もするのですが、今は雑学もあってそんなことはしません。Hi

  • 都市秘境作家
  • 2011年01月20日 02:48
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