2011年03月17日

お偉方の発言

 今朝(3月17日)の新聞に、日本経団連の米倉弘昌会長の発言として「原発「津波に耐え素晴らしい」」、「原子力行政「胸を張るべきだ」」があったとの記事である。はて、原子炉が溶解の危機にあって、環境に放射線物質を放出し始めた原発が、津波に耐えたのかな。国民を不安に陥れた原子炉行政が胸を張れるものかな。発言の真意は原子力発電を続けたい希望を早々と表明したかったのだろうけれど、現在起きていることを捻じ曲げてでも世間に意見表明するとは、大した方である。

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 2日前(15日)には石原東京都知事の「津波は天罰」発言である。天罰は悪いことをした人に下るもので、これなら被災者が悪者だ。発言には「被災者の方々はかわいそうですよ」と付け加えられていて、理屈が破綻している。石原知事の方は、発言について陳謝した報道が後であった。しかし、ポロリと口から出たところに本音があるもので、お偉方の考え見たりといったところである。

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平成2001年に破綻した米国エネルギー企業エンロンが演出した会計不祥事露呈に端を発したカリフオル二ア電力危機以降の電力自由化の荒波は日本の九電力業界にとっては何とか国の護送船団政策で凌いできたが、東電は福島原発では平成13年頃から火力発電の突然の中止による不信感や、原発データ-の改竄をはじめ、相次ぐ原発停止など、佐藤栄佐久知事をはじめとする地元住民からの不信感は根深く、東電の盟主勝俣社長を以ってしても今回の災害拡大の根深い遠因を断ち切れなかっただけではない。
多重防護への謙虚な祈りの言葉は、原子力発電の安全神話から謙虚に決別し、原発事故防止への心からの反省の言葉であった筈である。
自然エネルギー研究会の一会員の立場で、手許に蒐集保存してある東電関係新聞資料からのコメントである。

  • 伊東 裕
  • 2011年03月20日 14:49

 原子力でも火力でも、大発電所で電気を起こすのは、品質の良い大容量の電気を低コストで得ようとするためです。しかし、今回の事故で原発の見直しは必至でしょうから、エネルギーの獲得と生活の仕方を変えていくことが必要と思われます。例えば、日本のように小さな河川がこれだけ多いなら、小型の発電機を都会を流れる中小河川に設置して、品質が悪くて高コストの電力でも使うようにして、時には停電したり、電圧が下がっても、文句を言わない生活の仕方に転換するのも一方法であると思います。その他の自然エネルギーの利用もあると思います。便利さとリスクのバランスを、これまで便利さにウエイトを置いて、リスクが高いところに止まっていたものが落ちて大災害につながってしまった感じです。

  • 探検隊長
  • 2011年03月20日 16:41
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