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2011年07月22日

ステンレスの造形が創り出す景色

 地下鉄南北線の幌平橋駅で降り、駅から中島公園を北の方向に向かって歩くと、最初に出合う造形が小田襄の「風景の夢」と題された作品である。小田は東京生まれで、2004年に東京で没している。その彫刻家と札幌のつながりは調べていない。作品はステンレス製で、幾何形状の組み合わせになっている。表面が鏡となり周囲の景色を反射させるため、どこからが鏡の中で、どれが実景なのかわからなくなる状況が生じる。写真を撮るとそれが強調されて、作品自体が景色に隠れてしまう。

幾何学で 風景の夢 造形し

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ステンレス 実虚の景色 境消し

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