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2012年03月23日

知事公館庭の「残響」名の胸像

 北1条通から知事公館の敷地に入ってすぐに、開拓使でビール製造に貢献した薩摩の人、村橋久成の胸像がある。制作者は中村晋也。「残響」とはこの人物を題材にした田中和夫の小説名である。

像の人 麦酒造りて 開拓使

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薩摩人 残響となり 知事公館

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(クリックでパノラマ動画)

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胸像の村橋久成を題材にした小説名「残響」に惹かれてネットであらすじを読みました。
村橋久成に関する年譜には明治3年に榎本武揚に従い軍艦回天との海戦が載っており、関連して、手元の箱館戦争外史・軍艦頭甲賀源吾伝にもこの会戦や榎本武揚と海軍奉行・荒井郁之助の名前が明治の多くの元勲と共に頻繁に登場しております。
北海道大学の「学問の系譜」にも荒井郁之助が開拓使仮学校長心得として敵方であった黒田清隆から任命されたことが詳細に載っておりますから、今朝の「残響」に連なるさっぽろ都市秘境テーマ選定には、今後の途方も無い奥行きの広がりと深さを予感致しました。

  • 伊東裕
  • 2012年03月23日 16:16

荒井郁之助は記憶にありません。「残響」の作者の田中和夫氏にはお会いしていますが、本の方は読んでいません。江別市在住の田中氏は国鉄の車掌の経歴があり、鉄道の本も著しています。

  • ブログ子
  • 2012年03月23日 18:09

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荒井郁之助については北大総合博物館・館長藤田正一教授が編集し「北大創基125周年展に作成された「北大学派の学風」5ページ目に榎本武揚と荒井郁之助とが写真入りで載っており、平成17年に博物館のセミナーの折に戴いたように思いますので、多分プログ子先生が退官後に刊行されたものと思います。

  • 伊東裕
  • 2012年03月23日 21:36
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