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2012年08月16日

シリーズ238・パノラマ写真「ここはどこ」

 小樽市在住の作家蜂谷涼さんの「夢の浮橋」(文藝春秋、2011)を読んで、小樽のガラス工房にこの本を置いてパノラマ写真を撮りたくなった。小説本の引用著作物にガラス工芸家浅原千代治氏に関するものがあったので、同氏のガラス工房が良かったのだが、小樽駅から遠いので、駅の近場のガラスの店にする。しかし、撮影許可のところは少なく、客がガラス細工を体験できるサービスを提供している店で本を置いてのパノラマ撮影となる。さて、ここはどこ。

 小説は幕末に生きた女ガラス職人「おはん」の話で、最後に読者へのサービスなのか、長年の女の親友の裏切りで、慕っている男のガラス職人の師匠を失うあたりのどんでん返しがちょっと作り過ぎの感じである。パリ万博に出展したおはんの作品が金賞に輝いたことで終わっているけれど、これもちょっと都合の良い終わらせ方ではあると思った。しかし、小樽在住でこれだけの小説を書ける作家が居たとは知らなかった。



(画像クリックでパノラマ写真)

追伸:「ここはどこ」の場所の正解を10回続けた方で(コメント欄に投稿で
記録が残るようにして)、最終的に郵送先がわかる方には、
これまでに出版した爪句集(eシルクロード(大学)のブログに表紙の一覧があります)
のうち、希望の一冊を進呈します。正解がコメント欄にあってもこちらで正答数を
メモしていませんので自己申告で。

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小樽と云えばオルゴール堂が思い浮かびますが少し正解に外れているように思い、色内町の「小樽運河工芸館本店」に修正しました。
「ここはどこ」との設問に直接関係は無いのですが、パノラマの主役の小説[夢の浮橋」の作家蜂谷涼さんについて「小樽在住でこれだけの小説が書ける作家が居るとは知らなかった」とのコメントが印象に残っており同じ15日付け北海道新聞夕刊・魚眼図「ドイツの北海道文学」が思い浮かびました。
「短期間に多くの文学者を輩出した北海道の例は世界でも珍しいのだそうです。
北海道文学が観光客の増大に貢献している
とも言及しており、ようこそ北海道の爪句がハイデルブルグの女子学生の目に止まるのは時間の問題との連想です。

  • 伊東 裕
  • 2012年08月16日 22:52

伊東 裕様 解答は外れです。パノラマ写真内に文字情報がありませんので、ここは現場に行った方でないと正答には辿りつけないと思います。今後、正答を寄せられる方も居られるかも知れないので(そんなことはないか)正答は書きません。

 物書き(他の職業でも)のプロかアマチュアかは、著作でお金が入ってきて、それで生計が立てられるかどうか(不足分は他のことで補うとして)が目安です。蜂谷さんの語るところでは著作で生計が成り立っているとのことですから立派なプロの作家です(作品そのものもプロの域です)。

 ブログ子の爪句は、発行する度にかなりの出費となりますから、まったくの道楽で、素人芸です。多分、爪句集50巻を出版して得られる評価は、文芸家や写真家に対するものではなく、何かの収集に対する“偉大な”素人といった類のものではないか、と思っています。本人は限りなく爪句作家になりたいとは思っているのですが(^-^;;; 

  • ブログ子
  • 2012年08月17日 02:21

私も小樽運河工芸館しか思いつきません。。。

http://www.c-mam.co.jp/mams-news/event/post-6.html

会社名でいうと、「株式会社 小樽工藝舎」と思っています。
http://tabihatsu.jp/program/70540.html

違うのかなぁ。。。

  • AtoZ作家
  • 2012年08月18日 18:00

AtoZ作家さん ここは運河プラザと小樽市博物館の並びの軟石造りの建物の内にある店ですね。設問の工房はこことは場所が違います。なお、ネット情報では小樽運河工芸館は2011年5月で閉館になったそうです。

  • ブログ子
  • 2012年08月18日 18:53
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