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2012年11月14日

HTB「イチオシ」珍百景放送

 第9弾目になるHTBの「イチオシ」特集番組の「珍百景」は今回は目の錯覚に関するものである。

 まず、西区の平和霊園内にある坂で、上り坂に見えるのが実際には下り坂になっているものである。これは下り坂と上り坂が続いていて、両坂の境目がはっきりしないため、全体が上り坂に見える。その坂の下り坂部分で、上り坂と錯覚してボールが上り坂を転がって登っていくように見える不思議さが放送されていた。

 「イチオシ」のレギュラーキャスターのヒロ福地氏が見つけたという珍百景が次の取材対象である。JR札幌駅前の北海道読売ビルで、窓が並ぶ上下の桟が斜めに見える錯視である。番組が放送された時、ヒロ氏は休暇を取っていてスタジオには居なかった。いつものヒロ氏のお相手役の森さやかさんが珍百景の紹介を行っていた。

 この錯視は番組で札幌市立大学の石井雅博教授が「グラデーション錯視」として説明していた。ビルの窓がグラデーションでデザインされたのは錯視のためでなく、札幌の雪の季節のイメージを基にしていたと説明が加えられていた。この錯視は「カフェ・ウォール錯視」としても知られている。テレビ画面でも確かに窓の桟が斜めになって見えていた。

 ヒロ氏のご下命で、同ビルまで出向いて、窓が左右で同じサイズであることを確かめる役が当方に回ってきて、実際にメジャーを当てて窓枠の寸法を測った。ビルの左右の窓で寸法が違っていたかと問われれば、当然ながら同じ寸法でした、が答えである。錯視現象は市内の他のところにもまだありそうである。


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西区の緩い上がり坂と、札幌駅前ビルの目の錯覚による珍百景は、どちらも科学的な説明で納得したのですが、人跡未踏の深山峡谷でもない大都会札幌のど真ん中の足元のこんな現象に改めてびっくりです。

  • 伊東 裕
  • 2012年11月14日 20:36

 キタラの床にある錯視現象も取材し放送するとディレクター氏は言っていたのですが、これは放送されませんでした。何か不都合があったのですかね。
 西野の坂は、自動車で行けば自宅からさほど遠くないので、そのうち行ってみることにします。

  • ブログ子
  • 2012年11月14日 20:50
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