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2013年12月17日

HPFhito24・バンコクで息抜きをするメディア・マジック社長里見英樹氏

 メディア・マジック社はエヴァンゲリオンのキャラクターのライセンスを受けて、ケータイに利用するサービスで知られた会社である。最近はエヴァンゲリオン展を札幌で行って人気を博している。同社の里見英樹社長には「eシルクロード親善大使」をお願いしていることもあって、勉強会「eシルクロード大学」で何回か講義していただいた。
その講義で知ることになったのだが、氏はアマチュア無線が趣味で、アマチュア無線で培った知識を、本職のパソコンのソフト作りに応用した頃があった。ここまでなら技術系ではあり得る話である。しかし、聞くことが稀の話として、氏にはマダガスカルでアマチュア無線を広めた最初の外国人の経歴がある。
 マダガスカルは、ここでしか見られない珍しい動物を観察できる自然の残る国である。写真も趣味の里見氏は、これらの動物の写真を撮りにマダガスカルに渡航した。ちなみに氏の写真の趣味は、筆者の著作「札幌の秘境100選」(マップショップ、2006)に採用した旭山公園から撮影した札幌の夜景や、豊平川の「おいらん渕」の魚眼レンズを使った写真に結実している。
 マダガスカルに通うことが増え、マダガスカル通となった里見氏から同国を旅行するお誘いを受ける。バオバブの大樹のパノラマ写真が撮れる良いチャンスと、マダガスカル行きを決め航空券も入手した。出発直前に里見氏からの電話で、日本への戻りの飛行機がキャンセルになった事を告げられる。バンコク経由でマダガスカルの首都アンタナナリボ行きの予定であったので、急遽バンコクまで行きタイ見物に切り替える。
 里見氏の会社の社員旅行にはバンコクが選ばれたこともあるほど、氏はバンコクにも詳しい。バンコクの観光名所を一緒に見て歩き、パノラマ撮影三昧となる。暁の寺の「ワット・アルン」の高い仏塔の上からのパノラマ撮影には肝を冷やした。「ワット・ポー」の金無垢の巨大涅槃物を観光客に遮られながらのパノラマ撮影も行った。タイ王室の寺の「ワット・プラケオ」のパノラマ写真には、里見氏とマダガスカルに行き損ねた娘さんが並んで写っている。
 里見氏はバンコクでお隣の国カンボジアのアンコール・ワット旅行の手配を済ませる。タブレットを片手に、旅行先で次の旅行スケジュールを立ててゆく氏を見ていると、旅行代理店もやってゆけるのではないかと思われた。初めてのアンコール・ワットでも多くの遺跡のパノラマ写真を撮ることが出来、マダガスカルは遥か彼方であったけれど、収穫の多い旅行であった。
 2ヶ月後には、里見氏と今度は中国四川省成都市を旅行することになる。この時は氏の息子さんが勤め先の大連市から成都市までやって来ている。


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(ワット・プラケオで娘さんと一緒の里見英樹氏)

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