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2014年03月01日

HPFhito52・たたき上げ感覚で会社経営をしてきた央幸設備工業(株)会長尾北紀靖氏

 央幸設備工業(株)のメインの仕事は建設設備であるけれど、バイオ事業部があり霊芝(キノコの一種)の栽培を手掛けている。「北海道霊芝」という央幸のグループ会社では霊芝の商品化と営業を、やはりグループ会社の「旺煌」で霊芝の健康食品「旺煌」を販売している。同社の北広島にある工場で霊芝が栽培されている様子を、道新文化センターの講座受講生と一緒に見学したことがある。また、霊芝栽培について、勉強会「eシルクロード大学」で尾北紀靖氏や実際に担当している宮崎稔氏に話していただいたこともある。
 以前、国道12号で菊水から白石中央に行くところの陸橋からLEDの巨大デスプレイを見ることができた。これは今休眠状態にある同社のグループ会社「アルファビジョン」が開発した、当時国内で先端を行っていた大型デスプレイ装置であった。国内の大手メーカーがこの分野に進出したため、この装置のその後の展開は止まった。このデスプレイ装置のあったところに同社がある。
 央幸グループ会社の会長や社長を務める尾北氏と顔を合わせて立ち話はしても、会社を見たことがない。今回パノラマ写真撮影のため央幸設備工業を訪ねる。同社の会長兼社長室でパノラマ写真撮影後、インタビューとなる。
 尾北氏は生まれた年が1940年で筆者より1年上となる。たたきあげの経営者だと自己紹介である。出身地は美唄で美唄工業高校の夜間部を出ている。夜学生時代に昼間は働き、工業高校卒業後は「立川工業」で設備関係の仕事をしている。28歳の時負債で倒産状態の「エスケー工業」を引き受けることになり、立川工業を退社する。3年間で破産会社の負債全額を返却し、会社を立ち直らせている。若くて会社を再生させることが出来たのは、たたき上げの現場感覚があったからだと尾北氏は述懐している。
 会社再生に成功してから社名を新しく「央幸」を冠したものにする。この社名の意味を尋ねると、「央」は中央の意味で、社員が中央に集まって「幸」福になろう、といった意味らしい。もう一つの理由付けは、名前のそれぞれの漢字が左右対称で、裏からみても央幸と読める。裏表に違いの無い会社にしたい、との願いを社名に込めたそうである。
 40年間以上続いている現在の会社は社員数30数名である。リーマンショックも経て、会社の業績はこの7,8年間でV字回復している。仕事も下請から元請の立場に変更してきている。しかし、建築設備の将来を考えると、仕事の柱として別のものも考えておく必要がある、とバイオ事業部を社内に設け、北海道産の良質霊芝の栽培を手掛けてきている。同社の霊芝が、免疫力を高める作用のあるβ-グルカンの含有率が最高のものである分析結果を関係研究所から得ていることや、アメリカの学会での論文発表で注目された事は、前述の勉強会で尾北氏から聞いている。
 霊芝商品の市場開拓に台湾、フィリッピン、韓国、シンガポールと海外出張でも忙しそうである。社長を務める「北海道霊芝」にも人材を充実させようと、この春(2014年)札幌の大学の大学院を卒業する2人の中国人留学生を採用している。将来はアフリカも視野に入れ、マダガスカル出身の社員も居る。たたき上げの人材は今の時代に得るのは難しいところであるけれど、優秀な外国人が入社してくる時代にもなっている。人材という点から、将来の布石を今から打っている。
 趣味を最後に尋ねてみる。見かけによらず多趣味のようで、山歩き、釣り、専門誌の読書、絵、音楽等々で、音楽は真空管のアンプを自作して聞いたら、かすかにトライアングルの音が再現できていたのに感激したとのことである。


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