2015年06月10日

道新文化センター講座8回目

 今期8回目となる「身近な都市秘境を歩いてみよう」講座は北海道科学大学(北科大)見学となりました。JR手稲駅に集合で、30分近く歩いて同大学に着きました。北科大は前身の北海道工業大学から2014年に現在の名称に変更しており、北海道薬科大学も北科大と同じ手稲前田のキャンパスに移ってきています。学生数は5千人を超える規模に膨らんでいます。将来的には両大学の統合を目指しているそうです。
 学校法人北科大の理事長西安信先生が我々一行に同大学の紹介を行ってくれました。特に西理事長が設置に尽力した、大学のシンボル的塔時計にまつわる講演は、札幌時計事台始めまで遡るもので興味あるお話でした。
 西理事長が塔時計に入れ込むことになったきっかけは、札幌時計台の時計が米国ハワード社のものか否かを確かめる事態になった事に端を発しているそうです。ハワード社製であることを確かめる経緯で、同社製の使われなくなった塔時計を復元して、札幌時計台に設置したそうで、現在その時計を見ることができます。
 この塔時計復元過程でハワード社のチーフエンジニアのブラックウエル氏と親交が深まり、家内工業的に塔時計製作を行っているバルザーファミリー社を知ることになり、同社の手作りで製作したオリジナル塔時計が現在北科大A棟ホールに納められています。
 講演では西理事長秘蔵のハワード社製の年代ものの懐中時計も披露されました。

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(ハワード社製の懐中時計を手に講演する西氏)

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(年代物のハワード社の懐中時計)

 講演のスライドには、西理事長の祖父に当たる札幌農学校の学生だった平塚直治氏が時計台の建物(演武場)で学業に就いていて、西氏とハワードの時計でつながる因縁がある、とのエピソードの紹介もありました。

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(西理事長の祖父に関するスライド)
 
 講演が終わったところでパノラマ写真撮影を行いました。


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(講演を終えた西理事長、壁のところに立ってる中央の人は三橋龍一教授:パノラマ写真)

 講演後は塔時計の前で西理事長から改めて説明を受けました。塔時計の横にある鐘についても説明があり、実際に鐘の音を聞かせてもらいました。

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(塔時計の前で説明する西理事長)

 塔時計の前で記念撮影となりました。

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(講座参加者の記念撮影)

 大学の施設見学に移り、時間も限られていることから保健医療学部の見学となりました。義肢装具学科の展示ケースを見学しました。学生が実際に義肢を製作するファクトリーもあり、工作機械が並んでいました。

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(義肢装具学科の展示ケース)

 看護学科は出来てから2年目で、卒業生はこれから巣立っていくことになります。看護実習に用いられる医療装置や人形等を見学しました。窓越しに実習が行われているところが見えました。

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(教材用の未熟児の保育器)

 最後に体育館を見学しました。体育館はソーラーパネルが外壁に張られ、ヒートパイプ装置も設置されているそうです。空調も完備していて、建築関係の賞を受賞した建物だそうです。

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(体育館のアリーナ)

 大学を辞してからはキャンパス前のバス停でバスを待つという選択肢もあったのですが、参加者は歩いて手稲駅に戻りここで散会となりました。

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