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2018年06月27日

2016年12月 知名度のある秘境駅・小幌

 秘境の小幌駅に歩いて行くため、国道230号の豊浦町礼文華トンネルの近くに車を停め、沢道を海岸に降りる。海岸に洞窟があり小祠に岩屋観音が祀られている。「1666年、僧円空が、この洞くつで仏像を彫って安置した」と看板に説明がある。

円空の 観音ありと 窟小祠


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 小幌駅が名だたる秘境駅であるのは、長いトンネルに挟まれ、トンネル間の狭い場所に駅があることによる。駅につながる車の通る道路は無く、沢道を降り登って駅に出る。ホームに立つと、下り方向に礼文華山、上り方向に幌内トンネルが見える。

上下線 トンネル迫り 秘境駅


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 小幌駅は、道内はもとより本州からも鉄道ファンがやって来る。写真を撮るのが目的の撮り鉄ならば駅の両側のトンネルから列車が現れるのを待つ。ほとんどの列車は駅に停車せず、トンネルから現れ瞬時にホームを通過して又トンネルに隠れる。

撮り鉄は カメラ構えて 準備なり


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 小幌駅は廃駅の検討対象になった。これに対して、小幌駅のある豊浦町が秘境駅の観光資源を存続させようとした。費用・人的支援を提供することで、2015年から1年毎に駅存続の更新を行っている。両隣の駅名が記載された駅名標が生き延びる。

駅名標 1年毎の 命なり


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