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2021年03月27日

爪句集第47集「あとがき」

 空撮パノラマ写真を撮影し、空撮を行った日に野鳥や地上の花を別撮りし、これをパノラマ写真の天空部分に貼り付ける作業を、2020年から2021年にかけて毎日のように続けてきている。その成果が作品となり本爪句集に結実している。常時、空からの景観や野山の花鳥を気にしていたら、地上では足掛け2年間にわたるコロナ禍で、生活が様変わりしてきている。当然ながら本爪句集の出版にも影響が及んでいる。
 これまでは爪句集の原稿渡し、校正打ち合わせ等は印刷会社のアイワードに出向いて行っていた。それが著者の提案で、オンラインで行うようになって来ている。人との接触を避け、オンラインで仕事を行おうとする社会全体の変化が、オンラインでの出版作業を可能にしてきている。
 外出は空撮写真撮影とか、探鳥撮影とか人の居ないところに出向くだけで、街の中に出掛ける事はほとんどなくなった。そのような状況で、札幌市西区が企画したSDGs(持続可能な開発目標)啓発の写真コンテストに応募して入賞した。その作品展が地下歩行空間の「チカホ」で行われたので久しぶりに都心部に出掛け、西区市民の森で撮影し入賞したエゾライチョウの展示写真をパノラマ写真に撮ってきた。そのパノラマ写真に写る人々は全員マスク姿である。マスク姿はコロナ禍の生活では見慣れて気にも留めないけれど、やはり異常といえば異常な光景である。
 生活する上で、ネットに依存する部分が大きくなった事は爪句集の資金集めや頒布にも影響している。例えば、爪句集の出版をクラウドファンディング(CF)を利用して行うようになってきている。人と会う機会が極端に減り、口頭で爪句集の購入を頼むことが無くなっている状況では、出版予定の爪句集をリターン(返礼品)にしたCFは、ある意味コロナ禍に対応した出版と出版本の頒布方法かと思っている。CFの支援者は多くはないけれど、本爪句集出版に支援された方々はこの「あとがき」の最後にお名前を記してお礼申し上げる。

コロナ禍や マスク往来 写真展(2021・3・26)


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(画像クリックでパノラマ写真)

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