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2010年09月06日

海抜の表記のある占冠駅

 普通列車の運行が無く、特急しか走っていない区間がある。石勝線の新夕張駅から新得駅の区間がそれで、この区間に占冠駅とトマム駅がある。これらの駅の間を移動する場合、特例として特急を利用しても普通料金で済む。新夕張駅まで普通列車で行き、ここからFurico(振り子)列車の特急で占冠駅まで行き降りてみる。駅舎の壁には海抜348mの案内板がある。しかし、石勝線の最高標高の駅は、占冠駅からさらに190m高い東隣のトマム駅である。

駅に着き Furico(振り子)の動き 停止なり

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海抜の 標識示し 高所駅

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2010年08月28日

標高の最も高いトマム駅

 北海道ではカタカナ表記の駅はこの駅とニセコ駅の二つで、加えて北海道で標高が最も高い点で、話の種になる駅である。二面のホームがあり、跨線橋があるので登ってみると、線路を跨いではるか彼方まで通路が続いている。この通路は「スカイウォーク」と呼ばれ、リゾートホテルまで続いている連絡通路である。トマム駅の利用客はほとんどホテル客で、ホテルからの無料バスがあり、この通路を利用する客はほとんどいないようである。同様な理由からか、駅舎も閉鎖されている。

空歩き 最標高駅 通路名

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トマム駅 駅舎しかなく 閉鎖なり

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2010年03月13日

スタフ交換のある石狩月形駅

 昔、列車が駅に停まるたびに、駅長と運転手が円形の輪に小さなカバン状のものがついたものを交換していた。これはスタフ(通表)交換といって、スタフを持たない列車は駅を通さないようにして、駅の間で列車の重複運行を避ける閉塞方式により、列車同士の衝突を防いでいた。石狩月形駅で、このスタフ交換が行われているのを目にした。月形町は樺戸集治鑑の典獄であった月形潔の名前が町の名前になっている歴史があり、現在も月形刑務所があり、車窓から眺めることができる。

昔見た スタフ交換 今に見て

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刑務所が 車窓に迫り 月形町

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2010年02月25日

石炭運搬要衝駅であった清水沢駅

 この駅はプラットホームから駅舎まで距離がある。雪が覆っているので目で地面の様子を確かめられないけれど、かつて跨線橋で渡った線路の跡を横切る通路である。沿線に申し訳程度の駅舎を見てくると、この駅舎は大きい。これはこの駅が三菱石炭工業大夕張鉄道線の結節点にあり、石炭運び出し駅として活躍した名残である。大夕張鉄道線は1911(明治44)年開業、1987(昭和62)年廃止であるので、3./4世紀でその役目を終えている。

炭業の 盛衰見せて 大駅舎

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単線が 雪原に延び 清水沢

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マイル標が駅名になった十三里駅

 漢字の駅名は「じゅうさんり」と呼んでしまう。実際、この駅のある石勝線の支線が、夕張線と呼ばれていた時代には、この呼び名であったといわれている。駅名は追分駅を起点として、この駅のところに13マイル(哩)標があったことから駅名になり、響きの良い読み方にしたのだろう。夕張川が山間部を流れ、それに沿うように線路と国道274号が走る、狭い山間部に駅がある。雪で覆われたプラットホームに行き先案内板が見えている。

とみさとは 十三マイル 名の由来

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駅名が 車窓に流れ 雪景色

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2010年02月24日

石勝線0キロ標のある南千歳駅

 南千歳駅は千歳線の駅でもあり、石勝線の駅でもある。石勝線は南千歳駅から新得駅まで、途中新夕張駅で十勝の新得行きと空知の夕張行きに分かれる。南千歳駅には石勝線開業を記念した北海道の形の0キロ標がホームに設置されている。記念標には開業が1981年(昭和56年)10月1日で、営業キロ数が132.4kmと記されている。駅スタンプにもこの0キロ標がデザインされている。黒御影石で、光の状態もあって、碑面を撮るのが難しい。

降りること 少なき駅で 列車待ち

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ゼロキロは ここから計る 石勝線

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2010年02月22日

駅舎の無い夕張駅

 南千歳から新得までの石勝線で、新夕張駅から支線が分かれ、支線の行き止まりに夕張市がある。同市は、石炭から観光への産業転換に失敗し、財政再建団体となっている。ワンマン列車が夕張に着いて、線路が行き止まりになるところに、ホテルマウントレースイがある。夕張国際映画祭が行われることもあって、ホテルの壁面に映画の看板がある。駅舎然とした、尖がり帽子の屋根に風見鳥のある建物は駅舎ではなく、観光案内所であった。

折り返す ワンマン列車 ホテル横

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線路横 駅舎もどきの 案内所

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2009年02月09日

昔日の賑わいが失せた追分駅

 追分駅は室蘭本線と石勝線(かつての夕張線)が交差する鉄道の要衝の地であったため、国鉄の機関区も置かれて鉄道で発展した歴史がある。この駅に降りたのが日曜日で、駅室は閉じられている。駅舎内はがらんとして閑古鳥が鳴いているようである。駅前広場には歴史的な線路のサンプルと動輪の展示があった。近くに鉄道資料館があるけれど、見学は次の機会に譲った。2006年3月に早来町と合併し、町名が追分町から安平町に変わっている。

日曜は 駅室閉じて 閑古鳥

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動輪を 支える線路 歴史物

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2009年02月08日

石勝線0キロ標のある南千歳駅

 石勝線は南千歳駅から新得駅まで、途中新夕張駅で十勝の新得行きと空知の夕張行きに分かれる。南千歳駅には石勝線開業を記念した北海道の形の0キロ標がホームに設置されている。記念標には開業が1981年(昭和56年)10月1日で、営業キロ数が132.4kmと記されている。駅スタンプはこの0キロ標が絵柄になっている。スタンプにあるもうひとつの絵はxxxである。このxxxが何か分かりますか。

ゼロキロは ここから計る 石勝線

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2009年02月04日

消えた紅葉山駅と後継新夕張駅

 かつての夕張線に紅葉山駅があった。夕張線は石勝線の支線になり、紅葉山駅も新夕張駅に変わった。旧駅名が書かれた行き先案内板が新夕張駅前の広場に残されている。案内板の沼ノ沢駅と十三里駅は現存する。紅葉の季節に訪れると、辺りの山々は旧駅名にある通り全山が紅葉で彩られるのだろう。しかし、雪のこの季節にはモノクロの風景が広がっているだけである。石勝線はこの駅から占冠駅を通過し、日高山脈の北側を抜けて道東に向かう。

紅葉山 駅名変わり 新夕張

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モノクロの 景色広がる 紅葉山

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