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2016年04月15日

観光案内所が入居する教会風駅舎の夕張駅

 石勝線の終端駅で1面のホームから単線の先に車両止めが見える。駅は1892年に開業しており、道内屈指の古さを誇る駅である。駅舎は移転、改築を重ね現在の場所になり駅舎は三代目である。時計塔のある三角屋根で教会風で洒落ている。玄関上部に「ゆうばり駅」の表示があっても、夕張市が管理する観光案内センターが入居していて駅業務は行われていない。駅舎内に夕張のマスコットキャラクター「メロン熊」のポスターがある。駅舎の横に「ホテルマウントレースイ」の大きな建物がある。毎年行われる映画祭で会場の一つとなる。(2014.4.24 撮影)

車両止め ここが終着 石勝線


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館内に 夕張キャラの メロン熊


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2016年04月14日

過去の繁栄を偲ばせる長い人道橋の見える鹿ノ谷駅

 鹿ノ谷の集落は道道38号沿いにあり、駅は38号の東にある。駅から直接東側に行く道路は無い。鹿ノ谷駅が、かつては夕張鉄道線の接続駅として広い構内を持ち、石炭運搬の拠点駅として栄えたことが、今も構内に残る長い人道橋で推察できる。駅舎に接した1面のホームに棒線が南北に延びている。高倉健主演の映画「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地で有名になった場所は、上り方向の若菜地区に想い出広場として保存されている。無人駅の駅舎の壁に鉄道の写真や毛筆による句が貼られている。地区の簡易ギャラリーの雰囲気である。(2014.4.24 撮影)

人道橋 過去の構内 広さ知る


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雰囲気は 簡易ギャラリー 駅舎内


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2016年04月13日

「頑張れ夕張」の標語に反して無人化された清水沢駅

 清水沢の集落は山間の細長いもので、駅の敷地の広さのところに家が並んでいる感じである。かつての駅は石炭運搬の拠点駅として栄えていたのがこの構内の広さに残っている。駅の南側で国道452号は直角に折れ、夕張川を堰き止めた巨大なシューパロダムへと続いている。国道から分かれた道路が駅前を通り、道道38号につながる。清水沢駅の駅舎の玄関部分は三角屋根付きで大きな駅名看板がある。しかし、駅前通りはシャッター街の様相を呈している。訪問した時はスペースのある有人駅だったが、2015年10月に無人化された。(2014.4.24 撮影)

駅前は 淋しき町なり 大駅舎


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頑張れず 無人化になり 清水沢


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2016年04月12日

地域の寄り合所の雰囲気の待合所がある南清水沢駅

 南清水沢の集落は夕張川の西側にある。川の東側から北側は清水沢地区になっている。南清水沢地区では線路と国道452号が隣り合わせで南北に延びていて、駅は国道の東側沿いに国道に接するようにしてある。駅前の国道の西側にはスーパーマーケットがある。駅の南側に清水沢地区につながる道路が延び、線路と交差するところに踏切がある。単式ホームで棒線が真っ直ぐに延びているのが確かめられる。駅舎内はかつての切符販売の窓口のところに時計が置かれ、シャツや手袋がかけられているけれどこれは忘れ物なのかも知れない。(2014.4.24 撮影)

国道と 線路が挟む 駅舎なり


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駅名を 探し見つけて 時刻表


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2016年04月11日

国道脇に在るレストランの一部かと見間違う沼ノ沢駅

 新夕張駅からの石勝線支線は国道452と並行して延びる。沼ノ沢駅は国道沿いにあり、線路の南側に沼ノ沢の集落が広がる。駅が国道沿いにある立地を生かしてか、駅舎の旧事務所部分に「レストランおーやま」がテナントとして入居している。駅舎の半分以上はレストランで、駅看板がなければここが駅舎とは気が付かない。駅前にはシャッターが下りた店舗が並んでいて、財政破綻の夕張市の一端を垣間見せている。周囲は夕張メロンの主産地である。ホームに出てみると単式1面1線の棒線で、春を告げる福寿草の花が目に付いた。(2014.4.24 撮影)

駅看板 ここは駅なり 沼ノ沢


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ホーム脇 福寿草咲き 遅き春


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2016年04月10日

彫刻が駅前広場を飾り洒落た駅舎の新得駅

 新得駅が観光地の駅であることは駅前広場に立つと感じられる。時計塔のある三角屋根を乗せた玄関部分に半円形窓と格子窓を組み合わせたデザインの木造平屋の駅舎はいかにも外国風である。広場には「希望」と題されたハトを手にした裸婦像がある。その像の向い側に「火夫の像」があり、根室本線の駅でもあるこの駅から狩勝峠の難所で奮闘するSLの機関助手の投炭の姿が像になっている。社員配置駅でみどりの窓口やキオスクがある。駅舎内には立ち食いそば店がある。2面3線で島ホームは屋根付きで、ホーム間に跨線橋がある。(2014.9.5 撮影)

裸婦が立ち 洒落た駅舎で 観光地


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新得で 路線終わりて 石勝線


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2016年04月09日

北海道一の高さで普通列車が運行していないトマム駅

 土日祝日に2200円(後に2260円)で普通列車乗り放題の「一日散歩きっぷ」があり、札幌発で新得まで行けた(2016年に廃止)。新夕張-新得間は普通列車が走っていないので、この切符でトマム駅で乗降できた。トマム駅は標高538 mの北海道の最も高い駅で2面2線である。特急同士の待ち合わせ時間にホームに出ることができ、その時間を利用して写真を撮る。跨線橋があり、跨線橋につながるフード付きの人道橋を歩いて行くとJRトラベルセンターがあり、係りの人が居た。ここも2015年には廃止され完全な無人駅となる。

最高の 標高駅で ホーム撮り(2012・10・8 撮影)


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駅名標 読みもカタカナ トマム駅(2014・9・5 撮影)


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2016年04月08日

花壇に飾られた花の印象が残った占冠駅

 新夕張を出ると石勝線の本線は新得方向を目指して東に延び、支線は北に延び夕張駅に達する。本線の方は夕張山地のトンネルをくぐり、占冠村の中心部から離れた畑に囲まれた場所に占冠駅がある。駅舎は比較的大きく、駅舎の壁に海抜348mのパネルがある。パネルがあっても北海道で最も高い駅という訳ではなく、標高が最高の駅は隣駅のトマム駅である。駅前広場が整備されていて物産館がある。占冠村が業務委託を行っている駅である。ホームは2面3線で、ホーム間に跨線橋がある。ホームの花壇は手入れが行き届いていた。(2014.9.5 撮影)

プレートで 海抜誇示し 駅舎壁


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占冠 花壇の印象 残りたり


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2016年04月07日

旧駅名「紅葉山」の駅名標が駅前広場に残る新夕張駅

 夕張川が大きくS字を描いて蛇行するところに夕張市紅葉山地区があり、駅はこの地区の高台にある。北海道炭礦鉄道の駅として開業した当時は紅葉山駅で、その駅名標が駅広場に残されている。石勝線はこの駅のすぐ北で占冠に向かう本線と夕張駅に向かう支線に分かれる。駅舎は2階建てで、1階に改札口があり2階に上るとホームになる。高架駅ではなく、線路が市街地より高いところにある。2面5線で構内規模の大きな駅である。ホームに立つと上り方向にトンネルの入り口が見える。下り方向は夕張川を渡りトンネルとなる。(2014.9.5 撮影)

高台に 駅舎のありて 新夕張


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想像は 色付く山の 紅葉山


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2016年04月06日

「富」に通じる名前だったのに信号所になった十三里駅

 数字の駅名は珍しく、これは追分駅を起点として十三哩(マイル)標があったことに由来している。数字の13が付くとキリスト教国では忌み嫌われそうであるけれど、日本では「富」に通じる良い名前である。石勝線とこれに並行する国道274の間の狭いスペースに小屋があって、小屋壁の端に十三里駅の縦書きの駅名が見える。2面2線のホームへは階段を使って上る。ホーム間は跨線橋で行き来する。跨線橋の出入口のところに小さな待合所がある。東追分駅と同様、北海道新幹線営業に伴って2016年3月26日に、駅から信号所になっている。(2014.9.5 撮影)

十三里は 富に通じる 逸話なし


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山間の 駅身を変えて 信号所


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2016年04月05日

名所「千鳥ヶ滝」のある滝の上公園近くの滝ノ上駅

 国道274号と夕張川に挟まれるように石勝線が延び、駅舎は線路の北側の国道沿いにある。駅の南側近くに「滝の上公園」があり、夕張川が造り出す「千鳥ヶ滝」が名所となっている。駅舎は緩い勾配の平屋で、駅待合室はガラス窓の部分が多く、国道と跨線橋が目に入る。ガランとした待合室に火災予防運動のポスターが貼ってあり、女優の加藤あいの顔が見える。駅舎を貫く通路がありここを通って2面3線のホームに出る。跨線橋がありその出入り口に待合所が付け足されてある。線路の上り下り方向にスノーシェルターが見える。(2014.9.5 撮影)

待合所 女優客なり 滝ノ上


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ポイントを 護るシェルター 西東


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2016年04月04日

営業停止のパークゴルフ&レストランの客車が見える川端駅

 川端駅は夕張川の西側で国道274号が直角に折れるところにある。駅前広場に「砂金の話」と題されたパネルがあり、夕張川が砂金の産地であった史実が書かれている。北海道炭礦鉄道の駅だったものが国有化され、JR北海道に継承されている。駅の北側に川端の集落があり、駅前に広場がある。広場には花壇があり手入れされている。駅舎内の時刻表の下に「ふるさとの心で使おう川端駅」の標語が見える。ホームは2面3線で、ホーム間に跨線橋がある。駅の南側に客車2台がパークゴルフ場の使用中止の建物を挟むように置かれている。(2014.9.5 撮影)

花壇あり 心和ませ 駅広場


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標語あり モラルを説いて 駅舎内


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2016年04月03日

駅から信号場になったかつての秘境駅東追分駅

 東追分駅は2016年3月26日に駅が廃止され信号場になった。その廃止日に特急「スーパーとかち」でこの信号場を通過している。同日は北海道新幹線開業日で、前日飛行機で鹿児島に飛び、指宿市の山川駅から列車を乗り継ぎ、1日で帯広駅に行く途中でのことである。暗闇で信号場の様子は窺い知れない。ホームは2面2線で跨線橋があり、跨線橋の出入口が待合所になっていた。駅の周囲は畑が広がり、駅への道が分かり難く、駅の周辺には農家が数軒ある程度である。秘境駅の表現が当てはまる駅だったが、利用客が見込めず廃止された。(2014.9.5 撮影)

畑中 秘境駅あり 東追分


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駅廃止 何処に身を寄せ 駅ノート


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2016年04月02日

過去の繁栄の記憶につながる広い構内の追分駅

 追分の地名は各地にあり、これは「牛馬を追い、分ける」のに適した分かれ道に付けられた名前で、線路の分岐がある現安平町の追分が駅名になった。室蘭本線の駅でもある。かつては石炭の輸送の拠点駅で、機関区もあった駅史から構内の規模が大きく、有人駅でもある。跨線橋のある2面4線で、ホームに停まっているワンマン列車は「岩見沢-苫小牧」のプレートが見え、室蘭本線である。南千歳駅起点の石勝線では当駅のキロ程は17.6 Kmで長万部起点の室蘭本線では170.8 Kmとなる。駅舎内には北海道新幹線のポスターがあった。

人道橋 広き構内 跨ぎたり (2012.10.7 撮影)


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新幹線 効果及ぶか 追分地 (2014.9.5 撮影)


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2016年04月01日

石勝線「0キロ標」がホームにある南千歳駅

 石勝線はこの駅から始まる。それを示す石勝線「0キロ標」が3、4ホームのところにある。北海道を象った黒御影石に石勝線の営業キロ数132.4 Kmの文字が刻まれている。石標の横に花のプランターが置かれ「Rera」の文字が見える。駅の北口から歩いて行ける商業施設である。2面4線で駅は橋上駅となっている。千歳空港のターミナルビルが駅に隣接していた頃には旅行客駅から国道36号を跨ぐ人道橋を利用した。ターミナルビルが移動して新千歳空港駅まで支線が延びた。従って、駅の南口は国道に出る通路だけで施設は無い。

石勝線 気づく客なく 0キロ標


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駅を出る 客の行き先 何処なり


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2010年09月06日

海抜の表記のある占冠駅

 普通列車の運行が無く、特急しか走っていない区間がある。石勝線の新夕張駅から新得駅の区間がそれで、この区間に占冠駅とトマム駅がある。これらの駅の間を移動する場合、特例として特急を利用しても普通料金で済む。新夕張駅まで普通列車で行き、ここからFurico(振り子)列車の特急で占冠駅まで行き降りてみる。駅舎の壁には海抜348mの案内板がある。しかし、石勝線の最高標高の駅は、占冠駅からさらに190m高い東隣のトマム駅である。

駅に着き Furico(振り子)の動き 停止なり

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海抜の 標識示し 高所駅

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2010年08月28日

標高の最も高いトマム駅

 北海道ではカタカナ表記の駅はこの駅とニセコ駅の二つで、加えて北海道で標高が最も高い点で、話の種になる駅である。二面のホームがあり、跨線橋があるので登ってみると、線路を跨いではるか彼方まで通路が続いている。この通路は「スカイウォーク」と呼ばれ、リゾートホテルまで続いている連絡通路である。トマム駅の利用客はほとんどホテル客で、ホテルからの無料バスがあり、この通路を利用する客はほとんどいないようである。同様な理由からか、駅舎も閉鎖されている。

空歩き 最標高駅 通路名

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トマム駅 駅舎しかなく 閉鎖なり

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2010年03月13日

スタフ交換のある石狩月形駅

 昔、列車が駅に停まるたびに、駅長と運転手が円形の輪に小さなカバン状のものがついたものを交換していた。これはスタフ(通表)交換といって、スタフを持たない列車は駅を通さないようにして、駅の間で列車の重複運行を避ける閉塞方式により、列車同士の衝突を防いでいた。石狩月形駅で、このスタフ交換が行われているのを目にした。月形町は樺戸集治鑑の典獄であった月形潔の名前が町の名前になっている歴史があり、現在も月形刑務所があり、車窓から眺めることができる。

昔見た スタフ交換 今に見て

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刑務所が 車窓に迫り 月形町

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2010年02月25日

石炭運搬要衝駅であった清水沢駅

 この駅はプラットホームから駅舎まで距離がある。雪が覆っているので目で地面の様子を確かめられないけれど、かつて跨線橋で渡った線路の跡を横切る通路である。沿線に申し訳程度の駅舎を見てくると、この駅舎は大きい。これはこの駅が三菱石炭工業大夕張鉄道線の結節点にあり、石炭運び出し駅として活躍した名残である。大夕張鉄道線は1911(明治44)年開業、1987(昭和62)年廃止であるので、3./4世紀でその役目を終えている。

炭業の 盛衰見せて 大駅舎

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単線が 雪原に延び 清水沢

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マイル標が駅名になった十三里駅

 漢字の駅名は「じゅうさんり」と呼んでしまう。実際、この駅のある石勝線の支線が、夕張線と呼ばれていた時代には、この呼び名であったといわれている。駅名は追分駅を起点として、この駅のところに13マイル(哩)標があったことから駅名になり、響きの良い読み方にしたのだろう。夕張川が山間部を流れ、それに沿うように線路と国道274号が走る、狭い山間部に駅がある。雪で覆われたプラットホームに行き先案内板が見えている。

とみさとは 十三マイル 名の由来

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駅名が 車窓に流れ 雪景色

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2010年02月24日

石勝線0キロ標のある南千歳駅

 南千歳駅は千歳線の駅でもあり、石勝線の駅でもある。石勝線は南千歳駅から新得駅まで、途中新夕張駅で十勝の新得行きと空知の夕張行きに分かれる。南千歳駅には石勝線開業を記念した北海道の形の0キロ標がホームに設置されている。記念標には開業が1981年(昭和56年)10月1日で、営業キロ数が132.4kmと記されている。駅スタンプにもこの0キロ標がデザインされている。黒御影石で、光の状態もあって、碑面を撮るのが難しい。

降りること 少なき駅で 列車待ち

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ゼロキロは ここから計る 石勝線

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2010年02月22日

駅舎の無い夕張駅

 南千歳から新得までの石勝線で、新夕張駅から支線が分かれ、支線の行き止まりに夕張市がある。同市は、石炭から観光への産業転換に失敗し、財政再建団体となっている。ワンマン列車が夕張に着いて、線路が行き止まりになるところに、ホテルマウントレースイがある。夕張国際映画祭が行われることもあって、ホテルの壁面に映画の看板がある。駅舎然とした、尖がり帽子の屋根に風見鳥のある建物は駅舎ではなく、観光案内所であった。

折り返す ワンマン列車 ホテル横

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線路横 駅舎もどきの 案内所

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2009年02月09日

昔日の賑わいが失せた追分駅

 追分駅は室蘭本線と石勝線(かつての夕張線)が交差する鉄道の要衝の地であったため、国鉄の機関区も置かれて鉄道で発展した歴史がある。この駅に降りたのが日曜日で、駅室は閉じられている。駅舎内はがらんとして閑古鳥が鳴いているようである。駅前広場には歴史的な線路のサンプルと動輪の展示があった。近くに鉄道資料館があるけれど、見学は次の機会に譲った。2006年3月に早来町と合併し、町名が追分町から安平町に変わっている。

日曜は 駅室閉じて 閑古鳥

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動輪を 支える線路 歴史物

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2009年02月08日

石勝線0キロ標のある南千歳駅

 石勝線は南千歳駅から新得駅まで、途中新夕張駅で十勝の新得行きと空知の夕張行きに分かれる。南千歳駅には石勝線開業を記念した北海道の形の0キロ標がホームに設置されている。記念標には開業が1981年(昭和56年)10月1日で、営業キロ数が132.4kmと記されている。駅スタンプはこの0キロ標が絵柄になっている。スタンプにあるもうひとつの絵はxxxである。このxxxが何か分かりますか。

ゼロキロは ここから計る 石勝線

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2009年02月04日

消えた紅葉山駅と後継新夕張駅

 かつての夕張線に紅葉山駅があった。夕張線は石勝線の支線になり、紅葉山駅も新夕張駅に変わった。旧駅名が書かれた行き先案内板が新夕張駅前の広場に残されている。案内板の沼ノ沢駅と十三里駅は現存する。紅葉の季節に訪れると、辺りの山々は旧駅名にある通り全山が紅葉で彩られるのだろう。しかし、雪のこの季節にはモノクロの風景が広がっているだけである。石勝線はこの駅から占冠駅を通過し、日高山脈の北側を抜けて道東に向かう。

紅葉山 駅名変わり 新夕張

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モノクロの 景色広がる 紅葉山

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