2007年09月24日

スウェーデン交流センターでのスールストロミング試食会

 いつも受付嬢と行動を共にするF社長のお誘いで、当別町のスウェーデンヒルズにあるスウェーデン交流センターでのスールストロミングの試食会というのに参加して来た。ここでスウェーデンヒルズとは、当別の少し小高いところに開けた高級住宅団地で、広い芝生の庭と統一された形と色合いのスウェーデンハウスが並んでいる。言ってみれば当別版ヒルズ族の住むところである。

 この団地の中央にスウェーデン交流センターがあって、北海道とスウェーデンとの文化交流をその役目としている。センターホールの建物内にはスウェーデン紹介の本や資料、民芸品等が並んでいる。センターホールの近くに「ガラス工芸工房」、「木材工芸工房」の建屋があり、芸術家や工芸家の活動の場を提供している。1986年に交流センターが出来た当初は、スウェーデンからインストラクターをこれらの工房に招いたそうである。

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 スールストロミングの方は生鰊の塩漬けである。缶詰になっていて、缶を開けて食べるだけである。それが何で試食会になるかというと、その臭いである。塩漬け鰊は発酵していて、その臭いが強烈である。食品なのに決して良い臭いという訳ではない。生魚が腐った臭いである。臭いが強烈なので、家の内ではなく、庭で試食会が行われる。缶詰にしても、発酵食品で中身が膨張して缶が破裂する危険性があるので、航空便の扱いが敬遠され、輸入業者が現れない。このためほとんど輸入禁止食品のようになってしまって、スウェーデンとの文化(?)交流の名目で細々と日本に持ち込まれるものを、同好の士(?)と試食してみようというのである。

 毎年参加しているというF社長が缶詰を開けている。受付嬢はどこかに行ってしまっている。缶が開くと、嗅ぎたくはない臭いが辺りに広がる。この臭いを出しているスールストロミングがテーブルの上に乗せられる。当別で採れたじゃがいもやトマト、野菜サラダも並べられる。スールストロミングを乗せて食べるベースのクラッカーなどもある。

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 お金を払っての試食会なので当然一口は食べてみる。味は鰊の塩辛といったところか。美味しいかと問われれば、即座に美味しくないと口に出る。ビールやじゃがバターで口直しである。試食会の様子の写真を載せておく。怖いもの見たさ(食べたさ)で結構人が集まっている。受付嬢はといえば、写真に写っているけれど、テーブルの下の方で水ばかり飲んでいた。

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