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2010年08月31日

パントマイム劇“The Gate”

 スーパー・パントマイム・シアターSOUKI が20周年記念公演を10月9日(土)、10(日)に全労済ホールで予定している。出し物は「勧進帳」を素材にして、「安宅の関」の、あの名場面をパントマイムで演じる(らしい)。安宅の関所なので、関所の門、“The Gate”が演目となっている。
 この記念公園の案内が郵送されてきたので、その画像を載せておく。
 
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 出演者の写真一覧もある。

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 ブログ子とこの公演と何か関係があるかと問われると、1枚目の案内の写真を見てください。“The Gate”を象徴する大手門がデザインされている。この大手門は浜益にあるハママシケの陣屋跡の大手門である。
 小樽・石狩の秘境を取材してブログに載せたものが、SOUKIの制作担当者三五さやか氏の目に留まって、ブログ子の撮った写真がこの舞台で使われることになった。写真撮影のクレジットもしっかりと印刷されているので、その部分の写真も載せておく。なお、この劇団の主宰者と演出家の江ノ上陽一氏は札幌の出身である。
 プロの写真家なら、舞台装置の写真に採用されたと箔のつくところ、ブログ子はプロの写真家でもないしな~。いや、これを機に修行して、プロの写真家を目指そうか。

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 公演に招待されてもいるのだが、東京なので二の足を踏んでいる。そういえば退職後道内の秘境巡りはしていても、東京にも行っていないな~。

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 “The Gate”のHPは http://souki.p1.bindsite.jp/ 

ヒューケラの見下ろす追分駅前広場

 普通列車に乗って駅巡りを行っていた時、追分駅で発車時間の調整で、かなりの停車時間があった。ホームから駅舎の前に出てみると、少し高い駅舎から駅前広場が見渡せる。広場の向こうには安平川が流れ、道道462号が線路と並行して走っている。追分駅は室蘭本線と石勝線が交差する駅でもあり、鉄道が全盛の頃は陸路の要衝の地であった。人も車も見当たらない駅前広場を、プランターに植えられたヒューケラの花が見下ろしていた。壷珊瑚の和名がある、園芸品種の花である。

ヒューケラの 見下ろす広場 無人なり

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葉も花も 観賞用で 壷珊瑚

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米粒大の宿根リモニウム

 ブロック塀越しに霞がかかったような花が咲いている。カスミソウではなく、ハイブリッドリモニウムで、宿根リモニウムの流通名のある園芸品種である。葉は根生で、葉の上に伸びた花茎に、米粒大の花がついている。このような花のマクロ撮影は難しい。花に極力近づかないと花が大きく写らない。風が少しでもあると、花茎全体が揺れてしまう。風が収まるのを待って、ピントを一つの花に合わせて撮ってみる。肉眼では良く見えなかった花を、パソコン画面に拡大して観賞できた。

揺れる花 一瞬止めて リモニウム

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パソコンで 拡大すれば 可憐花

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2010年08月30日

桔梗に似ていないベニサワギキョウ(紅沢桔梗)

 この花は、太目の茎から葉が出るように赤い花が咲き出す。花の始まりの時は、紅色になった葉では、と間違うほどである。山野草にサワギキョウがあり、こちらは花の色が桔梗の紫色であるのに対して、園芸種のこの花は品種改良で鮮やかな紅色である。キキョウの名前がついていても、花の形は桔梗には似ていない。雄蕊から花粉をもらった雌蕊の柱頭が虫の止まり場所になっていて、止まる虫に花粉をつけて運んでもらう。毒草であると知ると、紅色も怪しい色に見えてくる。

色形 似たところ無く 桔梗名

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柱頭が 虫の止まり場 雌蕊見え

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朝寝坊のモンキチョウ(紋黄蝶)

 蝶は意外と朝寝坊である。早朝の散歩に合わせた写真撮影ではこれは都合が良い。草に止まっている蝶は、花のように動かないので、カメラを近づけてマクロ撮影ができる。モンキチョウ(紋黄蝶)を撮ってパソコンの画面で見ると、緑の目玉が印象的である。モンキチョウの目玉が緑色であるのは今まで気が付かなかった。周囲の緑が目に映っているかのようである。雨の降った後では、動かない蝶の羽の縁に細かい水滴が着いている。これでは、水滴が乾くまで飛ぶのは延期であろう。

コンタクト 緑入れたか 紋黄蝶

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水滴の 乾くを待つ間 朝寝坊

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2010年08月29日

花姿が鳥兜に似たトリカブト

 花の名前は、舞楽の衣装で頭部に被る鳥兜に花の形が似ていることからきている。この花は毒草としても知られていて、ドクゼリ、ドクウツギを加えて、三大毒草とされている。漢方薬としても用いられ、附子(ぶし)、毒に使うときは鳥頭(うず)と呼ばれる。毒草でイメージが悪いけれど、形が面白く、薄い青紫の色も観賞に値する。花が下を向いているので、花の内側を覗き込むようにして写真を撮ってみる。多数の雄蕊があり、予想に反して中身の詰まった花であることを知る。

花姿 鳥兜似て 花名なり

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花の内 蕊飾り見え トリカブト

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キンミズヒキの咲く遊歩道

 宮丘公園には、春に咲くスプリングエフェメラルや秋の紅黄葉や色づいた種子を観賞するに適した遊歩道が延びている。しかし、夏の草木が生い茂る季節には、草花や木花の数が減る。そのような状況で、キンミズヒキやミズヒキの花が緑一色の中に色を添えている。花名にミズヒキとあるのは、花の付いた花茎を、封筒や贈答品に付ける飾りの水引に見立てているためである。キンミズヒキは、林の下の薄暗い遊歩道にあって、金色と表現される輝く黄色で、辺りを明るくしている。

遊歩道 キンミズヒキが 光添え

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水引に 見立てる花の 道飾り

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2010年08月28日

「うんこ」も連れて行ってね~

 朝の散歩道で見かけた注意看板である。朝、気分良く散歩している道の真ん中に(端でも)、犬の糞が放置されているのを目にすると、犬を散歩させている愛犬家に対しては、見境無く心の中で舌打ちしている。看板の文句は優しすぎる。犬を公道で散歩させる連中には、自分の犬の糞の始末のみならず、連帯責任で、他の犬の糞も拾って歩く義務を負わせる条例を作るべきだとさえ思ってしまう。
 糞でなくて、尿ならどこに放尿してもよいかと、家の壁や道路脇の電信柱のところで堂々とさせているのも腹にすえかねる。人間なら軽犯罪法にひっかかるのに、犬ではそれが許されるのがおかしい。
 公園のテーブルの上に犬をあげ、ブラッシングした毛を辺りに撒き散らして平然としている飼い主もいる。ブログ子が専制君主なら、愛玩用の犬を、都会で飼うのを禁じる法律を発布するだろうな。

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プランターのベゴニアが迎える知来乙駅

 月形町で国道275号から道道11号が分かれ、この道道が札沼線を横切るところに知来乙駅がある。待合室の小屋がホームのはずれにあり、いくつかプランターが置かれている。プランターにはベゴニアの花が、暑い夏の日差しを浴びている。手入れが行き届いているようで、地域の住民が環境整備に努めているらしい。それにしては、待合室の壁に、「チカン・変質者に注意」の文字が見える。周囲に人家のない無人駅で、変質者が出没する状況が想像できない景観が広がっている。

ホーム横 ベゴニア迎え 知来乙

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ベゴニアが チカンの文字見 駅の小屋

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標高の最も高いトマム駅

 北海道ではカタカナ表記の駅はこの駅とニセコ駅の二つで、加えて北海道で標高が最も高い点で、話の種になる駅である。二面のホームがあり、跨線橋があるので登ってみると、線路を跨いではるか彼方まで通路が続いている。この通路は「スカイウォーク」と呼ばれ、リゾートホテルまで続いている連絡通路である。トマム駅の利用客はほとんどホテル客で、ホテルからの無料バスがあり、この通路を利用する客はほとんどいないようである。同様な理由からか、駅舎も閉鎖されている。

空歩き 最標高駅 通路名

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トマム駅 駅舎しかなく 閉鎖なり

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2010年08月27日

滝川駅構内のアサガオ

 夏は、駅舎前や構内のプランターに植えられた花が目につく。花は、長持ちして手間のかからないものが選ばれ、定番のペチュニア、マリーゴールド、ベコニアの花が目立つ。しかし、夏の駅にはアサガオが一番合っている。午前中に新しい花をつけ、午後には萎んでしまうという、時刻を意識させる花の性質が、時刻で列車が往来する駅の性格に合うためのようである。滝川駅は函館本線、根室本線の拠点の駅であり、駅構内のアサガオが、時刻がくると発着する列車を見守っている。

特急の 発車見送り 時刻花

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アサガオは 臨時駅員 夏雇用

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新得駅のアメリカキササゲ(木大角豆)

 新得駅で特急を待っているプラットホームのところに、太目の紐を沢山垂らした木がある。良く見ると花も付いている。キササゲで、紐のように見えるのは種子である。ササゲ(大角豆)の実に似ているので、この樹木名になった。花が淡黄色のものがキササゲで白色のものがアメリカキササゲであるということで、ホームで見たものは花の色からアメリカキササゲの方らしい。石勝線は新得と南千歳を結ぶ路線で、南千歳行きの特急列車が、木花の写真を撮っているホームに入ってきた。

変わり花 実(み)はササゲ似の 紐の垂れ

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キササゲを 撮りて飛び乗る 石勝特急

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2010年08月26日

NHK番組・札幌IT企業ー実力と課題

 かなり以前の話になるけれど、8月上旬にNHK北海道の特集番組として標題のものが放送された。この番組のプロデューサのS氏から取材を受けていて、ブログ子のコメントが放送されたのに見逃していた。今回この番組の録画したDVDがS氏の好意で手に入ったので、再生して視た。2夜連続の特集番組で、2夜目の8月6日放送分のゲーム産業に関するものを視た。
 画面のタイトルにサッポロバレーの文字が見え、近年はこの言葉も聞かなくなっている。それは、日本国内における、札幌IT産業の地盤沈下を物語っているのかもしれない。

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 札幌におけるIT産業の象徴の札幌テクノバークの映像が出てきた。テクノパークにある市の施設の札幌市エレクトロニクスセンターも曲がり角に来ていて、次のステージへ移行する青写真が描けていないままで現状を維持しているみたいである。このテクノパークは1986年に始動しているから、その時からもう四半世紀が経っている。
 かつては、札幌市の企業が日本におけるゲーム産業を牽引していたのが、今やその地位を福岡市に譲りつつある。番組でコメントする札幌市と福岡市の行政担当者の、ゲーム産業に対する情熱の差は、この産業の札幌、福岡の逆転を如実に物語っているようである。

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 ブログ子のコメントが番組の最後で流されていた。テロップにマイコンの文字があって、マイコンの言葉も耳にすることはなくなった。プロデューサのS氏も、大学時代はマイコン世代であったと、取材中にマイコンの話で盛り上がった。

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ヒペリカムの蜜を吸うミツバチ

 花の蜜はどこら辺にあるのだろうか。ヒペリカムの花で蜜を吸っているミツバチと思われる蜂のマクロ撮影の写真を見てみると、実に成長する子房の下辺りに蜜があるようだ。花の一番奥まったところに蜜があれば、蜂も花に身を近づけことになり、長く伸びた雄蕊の先端がハチの体に触ることになり、花粉をハチの体に付けることができる。蜂の方も雄蕊を抱えて体を固定させ、長く伸ばした吸い口を子房の下に入れて蜜を吸っている。蜂の吸い口は意外と長く伸びるようである。

ヒペリカム 蜂を招いて 止まり蕊(しべ)

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吸い口と 雄蕊の長さ 競い合い

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2010年08月25日

レンゲショウマ(蓮華升麻)の雨滴に見る世界

 この花は、細長い花茎にクス球のような蕾が生長し、やがてそれが割れて白い花弁が広がってくる。花弁は二重になっていて、内側の花弁は球の一部を切り取ったような丸い形になっている。内側の花弁の先端は薄紫の色で染付けられたように見える。雨上がりに、レンゲショウマに残った雨滴にフォーカスを合わせて写真を撮ってみる。蕾の表面に付いた雨滴が目のようにも見え、偶然が作り出した顔である。花弁の先の雨滴を通して、周囲が雨滴の中に閉じ込められて映っている。

写真には 雨滴の作る 蕾顔(つぼみがお)

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花囲む 世界映して 雨滴かな

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追記:
 画像(写真)の所望の部分を、円形で切り抜いた画像を使いたいと思っていた。さてどうするか。こんな時はその道のプロ(PCの使い方のインストラクター)に聞くのが手っ取り早いと、この爪句の原稿を書きながら、問い合わせのメールをKさんに出してみる。すぐ、画像での解説付きの返事が戻ってきて、その通りにやってみると、画像から円形で注目部分を切り出すことができた。レンゲショウマの雨滴の部分を試してみたので、その例を載せておく。いや~、メールでうまく仕事ができたので、気をよくして追記に書いておく。授業料を支払っているかについては、ムニュムニュである(Kさん、同じようなPC相談があれば、それは授業料を請求してください)。

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下徳富駅舎のアサガオ

 徳富の地名がついた駅は札沼線に二駅あって、この駅の他に南下徳富駅がある。徳富はアイヌ語の「トック」(隆起を意味する)からきているといわれている。無人駅でも駅舎があり、昔は賑わいのあった駅のようである。駅のホーム側の玄関口に、アサガオの花が植えられている。アサガオの蔓が伸びられるようにと、軒と地面の間に紐が張られ、花が咲いている。午前中に見なければ午後には萎んでしまうだろうアサガオが、乗降客のほとんど居ない駅で、夏場の毎日の利用客である。

張る紐に 手入れ感じて 無人駅

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アサガオが 常連客で 下徳富

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野菊に身もだえするネジバナ

 朝の日課の散歩道に選んでいる、山裾の道を歩いていると、道端にネジバナが咲いているのが目に止まった。そのネジバナに連れ添うように、野菊が小さな花を広げている。野の花同士の秘めた関係を勝手に想像してしまう。ネジバナの方は丈が低いのに、捩れが極端で、野菊の傍で身もだえしているかのようである。ネジバナの赤、茎葉の緑、野菊の蕊部分の黄色と、色のコラボレーションも良い感じである。野の花同士の、周囲をはばかるかのような関係を盗み撮りしたと思ってみる。

ネジバナが 野菊の傍で 身をもだえ

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野の花の 秘めた関係 盗み撮り

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2010年08月24日

ヒペリカムの実と水滴

 ヒペリカムの花は黄色いけれど、実は赤くなる。鉢植えにしたヒペリカムに水を撒いたのだろう、水滴が実にも葉にも残っている。日の出早々で、ヒペリカムの実が地上に落ちた太陽のかけらのようにも見える。水滴で反射した太陽の点映像が、水滴の数だけヒペリカムの実を取り巻いていて、ヒペリカムの太陽の周りにある星のようである。水滴の反射の具合で、架空の模様がカメラによる偽像となり写る。朝日のある時間帯は、光の造形の発見を楽しみながら、写真を撮り続ける。

赤き実の 太陽囲む 水滴星

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水滴に 偽像加わり 朝景色

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自宅庭のネジバナ

 庭に種を蒔いたわけでもないのに、ネジバナの花が咲いている。不思議なのでインターネットで調べると、ネジバナの種が風で運ばれてきて、うまい具合にラン菌と出会うと生長するという知識を仕入れた。庭に咲いた一株のネジバナは、ラン菌との幸運の出会いの結果なのである。条件が良くて爆発的に増えると、雑草扱いであるけれど、庭の幸運の一株は園芸品種扱いである。マクロ撮影で、花茎に並んだネジバナを拡大して横にして見ると、花がベルのようで、ベル飾りに見える。

ラン菌と 庭で出会えて 花と咲き

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マクロ撮り 横に倒せば ベル飾り

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朝の食卓(8・23)

 道新朝刊8月23日(月)の「朝の食卓」(『書き三種の神器』)の転載です。

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2010年08月23日

追分駅構内のヒマワリ

 駅の構内にヒマワリが咲いているのを見かける。線路やプラットホームが灰色でくすんでいる駅の構内にあって、大輪のヒマワリの花は、黄色い明るい色で駅構内の色の単調さを救ってくれる。追分駅のホームのはずれにヒマワリの花が咲いていて、ヒマワリを乗降客に見立てることを意図し、写真を撮ってみる。人影の無い広いホームでは、ヒマワリの陽気も拡散してしまう。追分駅は石勝線と室蘭本線の交差する駅で、かつて追分機関区のあった拠点駅は、いまはひっそりとしている。

ヒマワリが 広きホームで 客となり

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鮮黄色 灰色ホーム 色救い

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旭山記念公園での気功

 昨夕(22日)は、旭山記念公園でのお月見気功会に、運転手役で駆り出された。月を見るという動作の振り付けの気功を皆さん練習していた。気功の先生は、月には嫦娥という女神が住んでいる中国の伝説をコメントしながら。教えていた。月の方は生憎の曇り空で見ることはできなかった。

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 当方は気功のメンバーではないので、ズボンに止まったトンボなどを撮ったり、捕ったりする。トンボが沢山飛んでいて、もう秋を感じさせる。それにしても蚊の多いのには閉口である。札幌のデートコースのメッカでもあるけれど、蚊対策でもしないと、恋人同士、後で大変なことになりそうである。

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 くれなずむ大都会札幌を撮ってみるけれど、この時間帯の風景写真を撮るのは難しい。

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秘境駅の豊ヶ岡駅のイナゴ

 自転車を抱えて列車に乗り、降りた駅からはサイクリングで駅巡りをすることをチャリ鉄と称して、JR札沼線沿線でこれを行ったことがある。帰りの駅に選んだのは、秘境駅の評判の高い豊ヶ岡駅である。この駅のプラットホームで一両のワンマン列車を待つ間、線路脇に咲く野の花や、花に群がるカラスアゲハを撮ってみた。ホームには、赤錆びた鉄パイプにイナゴが居て、カメラを向けると逃げる素振りをみせる。ホームにはイナゴの他に動くものもなく、炎暑の中の静寂があった。

秘境駅 イナゴと我が 列車待ち

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近づけば 逃げる素振りの イナゴかな

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2010年08月22日

十三里駅の駅名標

 爪句集8集目は「爪句@思い出の都市秘境」で、10月始めには出版の運びである。その次の9集目は北海道の道央の駅、それも冬の駅をテーマにしていて、夏だというのに冬の駅の原稿整理である。道央圏と一日散歩切符で行けるというアンドを取っての全駅を網羅しようとしている。
 駅名標のデータも挿入しようとして、冬に駅巡りをしていて駅名標の写真の撮れなかった駅の再訪を夏におこなっていて、石勝線の十三里駅もその一つである。この駅名標を撮るためにだけ列車に乗って現地まで行くのだから、酔狂なことである。

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十三里駅の原稿の方は既にこのブログの記事にしてある。夏に冬景色を見て、涼感を得ようとしている。

滝川の太郎吉蔵を見るギボシ

 JR滝川駅から歩いて5分程のところに、太郎吉蔵がある。五十嵐太郎吉が滝川で興した五十嵐酒造店の米の貯蔵庫として利用されたものである。戦後同酒造店が醸造業から撤退した後は五十嵐商店の倉庫として用いられ、現在は貸しホールとして利用されている。美瑛軟石造りの歴史的建築物の横に小さな花壇があり、ギボシの花が夏空の下で花茎を伸ばしている。開花が進み、蕾の時の擬宝珠の形から変形した花は白い衣服をまとっていて、太郎吉蔵の硬い石造りの建物と対称的である。

軟石の 石蔵を見て 夏の花

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擬宝珠の 形を崩し 開花なり

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晩生内(おそきない)駅のヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)

 晩生内は難読の地名である。晩生内の集落は札沼線を挟んで、国道275号と反対側にある。したがって、晩生内駅も国道から直接行けるようにはなっていない。多分、旧国道であったところに郵便局があり、その先に無人の駅舎がある。駅舎の前には旅館らしきものが売り屋になっている。駅舎の横に猫の額ほどの花壇があり、ヒメヒオウギズイセンの橙色が目立っている。モントブレチアの品種名のある園芸品種である。夏空の下で、暑い夏を派手な橙色で示すかのように咲いていた。

駅舎横 橙色(とうしょく)誘い 晩生内

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客の無き 駅で咲きたり 夏の花

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2010年08月21日

打ち上げ花火のようなウドの花

 早朝の散歩時に、白いボール状のものが枝について、遊歩道に張り出してきているのを目にした。打ち上げ花火を植物にしたようにも見える。後で調べると、ウドの花である。アリウムの実にも似ているので、最初は実かな、と予想していた。しかし、マクロ撮影で拡大した先端の粒々を見ると、花の蕊が見える。花であれば蜜があるのか、蟻が花茎のところに居るのが偶然写っている。ウドは山菜として食されるのは知っていたけれど、このような花が咲くのを初めて知った。

早朝の 打ち上げ花火 ウドの花

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蜜有りや 蟻が張り付く ウドの花

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クサフジの咲く南下徳富駅

 下徳富駅から南に行くと、田園地帯に南下徳富駅が現れる。しかし、線路とホームを見ないと、ここが駅とも思えない。駅待合室が畑の横の農道脇にあるけれど、農作業のための小屋と見間違う。線路から待合室とホームを線路脇に咲いている花を入れて写真を撮ってみる。花は藤の花に似ていて、クサフジのようである。クサフジに良く似た外来種のナヨクサフジ(弱草藤)の可能性もあるけれど、写真からははっきり見分けられない。暑い夏で、南下徳富の駅の陽光はきつかった。

クサフジが 咲く線路小屋 駅施設

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クサフジか ナヨクサフジか 花見つめ

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2010年08月20日

山道のネジバナ

 自宅の近くの小高いところにサクランボの果樹園があり、誰いうともなくサクランボ山と呼んでいる。サクランボの季節が過ぎ、閉園になった園内の山道を歩いて、道の脇にネジバナの花が咲いているのを見つける。この花は8月に入ると咲き出すみたいで、自宅の庭にも、どこからか種が飛んできたのか咲いている。庭のネジバナは園芸品種の取り扱いなのに、山道で咲いているこの花は、雑草の仲間の感じである。捩れて、花茎に螺旋階段を作るこの花は、大工の技を身につけている。

園芸種 山道で咲き 一雑草

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ネジバナの 螺旋階段 大工技

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札的(さってき)駅のホソバウンラン(細葉海蘭)

 JR札沼線札的駅は、線路の上のプラットホームと待合い室があるだけで、線路から駅の写真を撮ってみる。気が付くと線路に黄色の花が咲いている。ホソバウンランである。札的の駅名も変わっているけれど、ウンラン(海蘭)の花名も変わっている。海岸に咲く蘭に似た花が名前の由来でも、ラン科の花ではなくゴマノハグサ科の花である。観賞用に海外から持ち込まれたものが野生化した。繁殖力があるため、雑草並みに線路の傍でも咲いていて、鉄路のアクセサリーになっている。

無人駅 ホソバウンラン 列車待ち

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札的の 鉄路を飾る 蘭似花

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2010年08月19日

石狩月形駅花壇のヤナギハナガサ

 札沼線(学園都市線)は札幌市を抜けると、ほとんどが無人駅となる。その中で石狩当別駅、石狩月形駅が有人駅である。自転車での駅巡りで、町の中心部に位置する月形駅に寄ってみる。月形町は樺戸集治監が町の始まりで、初代典獄の月形潔の名前が町名になった歴史がある。このような歴史が頭の内にあって、駅舎前の花壇を見ると、町史と好対照の感じがする。花壇に草丈のあるヤナギハナガサが咲いていて、駅舎と一緒に写真に収めたら、偶然端にモンシロチョウが写っていた。

月形は ヤナギハナガサ 駅飾り

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駅舎前 丈高き花 蝶止まり

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ゲンノショウコの咲く豊ヶ岡駅

 月形町豊ヶ丘地区にあるJR札沼線の豊ヶ岡駅は秘境の駅で通っている。何をもって秘境の駅とするのかははっきりしない。ただ、列車以外で行くのが困難、通過する列車の本数が少ない、周囲の雰囲気が秘境的、といったことが考慮され、秘境駅の評判を得るようである。自転車で訪れた豊ヶ岡駅は、確かに上述の条件を満たした秘境駅である。駅のホームから少し離れたところに、木造小屋の待合室があり、それを見守るかのようにゲンノショウコ(現の証拠)の白い花が咲いていた。

豊ヶ岡 駅小屋を見る 白き花

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秘境駅 ゲンノショウコの 花迎え

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2010年08月18日

黒種草の別名のあるニゲラ

 花の名前は、いかにも外国の花という感じで、花姿も奇妙で、渡来の花の雰囲気を漂わせている。特に、実になる雌蕊の先の分岐が、先端で身を捩ったようになっていて、形が面白い。花の色は青紫や白で、花びらは八重咲で、針金を細工したような細い葉の上に咲いている。花が散り、実が大きくなってきても、実の先端の突起物は残っていて、この花を特徴づけている。大きく育った実の中には種子が詰まっていて、種子の色が黒いことから、クロタネソウ(黒種草)の別名もある。

花の先 捩る肢のあり ニゲラ花

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花の名は クロタネソウと 種子の色

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カミキリムシが朝寝中のオオアワダチソウ

 オオアワダチソウはセイタカアワダチソウとよく似ている。花期がオオアワダチは7,8月、セイタカアワダチはオオアワダチが咲き終わった頃に咲き出すので、咲いている時期で大方の区別がつく。早朝オオアワダチソウの写真を撮っていると、カミキリムシが視界に入ってくる。カミキリムシに焦点を合わせたため、花がぼけてしまったので、改めて花のマクロ撮影を試みて、個々の花が整っているのを認識した。カミキリムシは、ネットで調べるとアカハナカミキリとわかる。

花布団 カミキリムシが 朝寝かな

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泡立ちも 整いを見せ 個々の花

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2010年08月17日

さっぽろ経済8月号

 風景社印プロジェクトが足踏み状態である。参加企業数がなかなか増えない。単なる企業の広告を出すといったことではないので、参加のハードルが高いのかもしれない。現在のところ、参加予定も含めて20社程度の集まり具合である。
 参加企業を増やさねばと、札幌商工会議所の機関誌「さっぽろ経済」8月号に1ページの参加募集の案内を出してもらった。商工会議所の会員企業は大きなところが多く、ベンチャー企業が多いIT・メディア企業が、この案内を見る機会はあまり多くはないのではないかと思われるけれど、この案内で1社でも2社でも、プロジェクト参加企業が増えれば、と期待している。
 元々このようなプロジェクトは、組織が主体で遂行するものなのだろうが、動かす組織も持たず、ブログ子個人がこのようなこと行うと、蟷螂の斧の感じがしないでもない。

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五稜星を真似たようなビール園のペチュニア

 開拓使のシンボルマークは赤い五稜星である。サッポロビールの工場が移転した跡に、ビールの精麦工場だったレンガの建物を活かしたビール園にして、観光客を集めている。このレンガの建物の上の方に五稜星のステンドグラスがあって、サッポロビールが開拓使麦酒製造所にその始まりがあったことを示している。このビール園の整備された花壇にペチュニアが花を広げている。その花弁に5本の筋が浮き出ていて、五稜星の形を真似たデザインに見え、建屋の五稜星と比べてみる。

ペチュニアが 形を真似る 五稜星

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建屋から 花に移動の 星マーク

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2010年08月16日

夏に密かに咲くノブキ(野蕗)

 北海道では猛暑が続いている。日中の暑さを避けて、早朝に、山裾に延びる遊歩道の散歩となる。夏の遊歩道は緑一色で、見るべき花もないと思っていると、小さな花が人目につかず、ひっそりと咲いていたりする。ノブキの花もそのような花の一つである。春のフキと比べると小さいけれど、葉がフキに似て、伸びた花茎の先に白い小さな花の塊がある。マクロ撮影で拡大した画像を見ると、花びらを広げ、小花が並んでいる。フキノトウの雄花の感じで、確かに花もフキに似ている。

春のフキ 姿変えてか 夏小道

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野蕗花 緑世界に 白飾り

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アオサギ 8月14日(2010年)

 新十津川の花月地区は米どころで、水田が広がっている。季節も8月の中ごろに入ると、稲穂も実が生り色づき始めている。水田に沿った道路を自転車で走っていると、あぜ道に杭のようなものが見える。アオサギである。アオサギは警戒心の強い鳥で、近づいて写真に収めようとすると、かなり離れているのに飛び去ってしまう。大型の鳥で、羽を広げた姿は、鶴のようにも見える。水田の周りにアオサギが居て、時には大空に羽を広げて飛んでいる風景は、田園本来のものなのだろう。

アオサギは 杭かと見えて 田んぼ道

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開く羽 下に色づく 稲穂波

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2010年08月15日

チャリ鉄・滝川駅~札比内駅

 前日(13日)、豊ヶ岡駅までしか行けなかったのが心残りで、14日は学園都市線の終着駅の新十津川駅から逆に南下するチャリ鉄の敢行である。そのため、まず函館本線の普通列車(一日散歩切符利用のため)で滝川まで行く。チャリ鉄と同じことをする若者もいて、自転車を折りたたまず、そのまま携行バックに入れて運んでいるグループを駅構内で見かける。それにしても大きな携行バックである。

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 滝川駅から新十津川駅に行く途中、石狩川の河川敷にあるスカイパークを見ながら、土手道をで我が自転車の雄姿の写真撮影である。グライダーや小型飛行機の姿はあったけれど、客の姿はなかった。

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 新十津川の駅舎には予想外に人の姿があった。お盆休みで利用する客と、滝川からバスでこの無人駅を見にきている撮り鉄ファンがいたためのようである。

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 列車が着くと、何人かの乗り鉄の人が、駅のあちらこちらを撮っていた。この列車は20分程度停車後折り返しで、列車で来た乗り鉄の人は同じ列車で戻ることになる。

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 新十津川駅から下徳富(しもとっぷ)、南下徳富、於札内、鶴沼、浦臼駅と無人駅に寄り、浦臼駅近くの町役場のところでおにぎりをほうばる。予想外の向い風で、かなりきついサイクリングである。浦臼から札的(さってき)、晩生内(おそきない)と無人駅に寄り、今回の目的駅の札比内(さっぴない)に着く。札比内の先は秘境駅の豊ヶ岡駅である。札比内駅と国道275号をは挟んで商店があって、ここで水とビールを買って水分の補給である。

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 札比内駅のホームに自転車を上げ、帰り支度をする。照りつける陽の光が強烈で、日向では身を焼かれるのを実感する。帰宅してみると、両腕は完全にサンバーン状態である。

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2010年08月14日

チャリ鉄・北海道医療大学駅ー豊ヶ岡駅

 時たまチャリンコで駅巡りを行うチャリ鉄を行っている。13日はお盆で、金曜日でもあって、晴れ上がり気温も上昇しそうな日に、チャリ鉄である。学園都市線で北海道医療大学駅で降りて、ここから出発である。

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 石狩金沢、元中小屋、中小屋と無人駅の写真を撮る。学園都市線は国道275号と並行して走っていて、中小屋駅を出た辺りで国道沿いの店で水分補給のため水を買う。昔の青木商店を思い出す。

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 石狩の田園地帯が広がり、牧草のロール巻きがあちらこちらに転がっている。写真の被写体になる風景である。

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 月ヶ岡駅、知来乙駅、石狩月形駅と寄ってきて、国道に豊ヶ岡駅の標識を見て、国道からかなり離れた(なんせ自転車なので)この秘境駅に辿り着く。しかし、この駅に自動車でくるには、道路が途中で消えてしまう感じである。この駅からの乗降客はいるのだろうか。

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 体力と時間の残りを考えて、今回はこの秘境駅で石狩当別行きの列車を待って札幌に戻ることにする。秘境駅の待合室を覗くと、物置然としている。汽車の写真が壁に貼られていて、無人駅写真ギャラリーである。

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 ホームに自転車を上げ、帰り支度をして、写真を撮る。線路にガガイモの花が咲いていて、カラスアゲハが飛んでいた(写真は別のテーマで)。

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2010年08月13日

切り絵のようなサギソウ(鷺草)

 花の姿と名前が合っているものの最右翼にくるのがサギソウである。白鷺が飛んでいるように見える花姿は、これが花かと思えるほどである。この花姿は不思議の一言である。サギソウはラン科の花で、ランの花は唇弁が加わって、一般に複雑で面白い形のものが多い。サギソウはラン科の花としては比較的単純な形であるけれど、優れた切り絵作家が白紙から鷺を切り出し、作品を草の茎に取り付けたかのようである。鉢植えの花は、飛ぶ鷺の編隊を俯瞰しているかのようにも見える。

サギソウは 自然の絵師の 切り絵なり

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白鷺の 編隊の飛ぶ 鉢の中

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種の確定の困難なゲラニウムの花

 単純な形の花弁を広げるゲラニウム(フウロソウ科)の花は、マクロ撮影に向いている。花が開けば平面に近く花弁が展開して、フォーカスが合う面の深さ範囲が限られていても、花の表面がぼけずに写ってくる。それでも、豆を並べたような雄蕊にフォーカスを合わせると、花弁の一部はぼけて写る。交配による多くの園芸種があるようで、種の確定が難しい。花の問い合わせのサイトに質問してみると、ゲラニウムのロザンネイではないかとの回答があったけれど、確信は持てない。

ゲラニウム 種の当たりてか ロザンネイ

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青紫布(しせいぬの) 浮かぶ蕊豆(しべまめ) 包み込み

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2010年08月12日

紅白のネジバナ

 ネジバナは、茎の周りに螺旋状に捩れて花が並んでいるのでこの名前がある。その他ネジリバナ、ネジレバナ、ネジリソウの呼び名もある。モジズリの別名もあり、これは福島県信夫郡の染物に「信夫捩摺り(しのぶもじずり)」があり、その捩れ模様を花の名前にしたともいわれている。螺旋階段のように見えるネジバナは見ていて面白い。右巻きと左巻きの両方があり、花の色もピンクと白がある。花の螺旋が上下に長く伸びるので、花全体にピントを合わせて撮るのが難しい。

花階段 撮りて上下が ピントずれ

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ネジバナは 白きもありて 珍重種

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ヘンルーダに集まる虫たち

 ヘンルーダとは耳慣れない花名である。英語名ではコモンルーとか単にルーと呼ばれるハーブの一種である。丈が低いので草かと思っていると、小低木である。偶然なのだろうが、この花に蜂や蝶が集まっていて、写真に撮ってみる。スズメバチは近くで見ると、体つきや体の模様が威圧的である。この花に蜜が多いのか、蜜集め作業に余念がない。蜂が集まるところには蝶も集まる。ナミアゲハが羽を休めている。カラスアゲハも飛来していたけれど、写真を撮ることができなかった。

近づけば スズメバチ居て ヘンルーダ

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ルーの花 蝶を誘いて ナミアゲハ

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2010年08月11日

サッポロバレー

 首都大学東京大学院ビジネススクールの中村麻衣子氏から、サッポロバレーに関する調査研究成果報告書が送られてきた。表題は『サッポロバレー経営学特別講義(公共経営アクションリサーチ)成果報告書』で、130ページを超す大部の報告書である。

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 報告書作成のため、サッポロバレーに関して昨年インタビューを受けている。報告書は本年2月には研究成果として提出済みのものである。手違いで筆者の手元に届いたのが8月上旬である。
 報告書の研究目的に書かれているように、「現在、IT産業クラスターとして十分に機能しているのだろうか、と問題意識を持ったことから生起していた」と、サッポロバレーの地場の関係者でもなく、北大関係者でもなく、首都圏の首都大学東京の研究者グループが、この問題に取り組んだ研究成果である。

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 サッポロバレーの現状分析では、サッポロバレーの歴史についても述べられていて、もし、今後に同様な研究が行われるときの貴重な資料の位置付けになるのではなかろうか。報告書に目を通して、考えさせられる点が多々ある。

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 この報告者を受け取った同じ日に、爪句集豆本『爪句@思い出の都市秘境』の初校の読み合わせ会を行っていて、共著者が8名集まった。その中のS氏から、最近のNHK北海道の番組で、サッポロバレーの現状の問題点に関する報道があったことを知らされる。以前、同番組のインタビューを受けていたのに、放送日を見逃してしまって、見ていない。これは残念である。
 それはさておき、最近はサッポロバレーの言葉を聞く機会が無くなってきている。サッポロバレーの地盤沈下を象徴しているかのようである。

形の面白いヤナギハナガサ(柳花笠)

 山野草を扱っている園芸店で、花茎の先に花の塊があり、小さな花が開いて並んでいるのが目に留まった。ヤナギハナガサである。南アメリカが原産で、輸入され園芸用として育てられたものが逸出して野生化しものがある。しかし、花笠と形容されるこの花を、野の花として見たことはない。花は小さく、肉眼では良く観察できないのが、マクロ撮影の写真では、長い筒が先端で裂けて花弁に変わっていく形で、面白い。筒の桃色から花弁の白への色のグラデェーションも見応えがある。

花笠が 目に飛び込んで 花の店

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筒を裂き ヤナギハナガサ 花弁成り

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2010年08月10日

校正作業

 爪句集の第8集目となる『爪句@思い出の都市秘境』の初校が渡され、お盆休み(毎日サンデーの身分ではあるけれど、世間に合わせて休みの気分に浸って)中に初校の校正作業を行う予定である。豆本といっても200ページを超す本なので、校正はそれなりに時間がかかる。この豆本が書店に並ぶ頃は、秋の始まりである。

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紅白の水引に名の由来するミズヒキ

 水引とは贈答品や封筒に付けられる飾り紐のことである。慶事の場合、この水引は紅白のものが使われ、ミズヒキの花の名前はこの水引からきている。ミズヒキの蕾は赤い実のように見え、この蕾が開くと花の内側と下側が白くなる。この紅白の配色を水引に重ねて命名していて、考えたものである。葉の無い花茎が長く伸び、花茎に花がついていて、花が小さいのに加えて、風があると花茎が揺れ、花のマクロ写真を撮るのが難しい。開いた花の写真を拡大してみると、可憐な花である。

ミズヒキは 紅で整列 花蕾

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紅色に 白が加わり 開花なり

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2010年08月09日

宮丘公園遊歩道のクズの花

 宮丘公園の遊歩道を歩いていると、地面やその近くの草葉の上に花が落ちている。クズ(葛)の花である。クズは草丈の低いものは笹の葉の間から顔を出すように咲いているけれど、蔓性の植物で、高い木にまきついて生長すると、頭上から垂れ下がるようになる。秋の七草の一つであるけれど、大きく生長したものは草というより木に見える。実際、生長すると茎は木質化するので、木の感じがしても不思議ではない。マメ科で、豆の花の特徴のある花が散っていて、夏も最盛期である。

クズの花 蔓に下がりて 遊歩道

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空中に 秋の七草 夏盛り

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印象に残るキバナノコギリソウ( 黄花鋸草 )

 この花をマクロ撮影すると、電子顕微鏡で物質のミクロの構造を撮影したかのような写真に見える。この写真では、どこが花弁でどれが蕊に対応するかも判然とせず、花の表面を撮ったとは思えない。ノコギリソウの名前は葉の形が鋸に似ていることからきていて、英語でもヤロー・イエロウ、つまり黄色い鋸が花名となっている。離れて見ると、黄色が鮮やかで、花茎の先端に花が傘形になって咲いている。まるで、黄色の団子を盛り上げて花にしたかのようで、印象に残る花である。

物質の ミクロを見るか 花表(はなおもて)

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黄団子を 盛り上げ作る 花姿

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2010年08月08日

多足虫にも見えるヒヨドリバナ(鵯花)

 マクロ撮影したヒヨドリバナは、これが花かと思えるほどである。二つに割れた雌蕊の柱頭が伸びて、それらが集まって、虫のようにも見えてくる。名前にヒヨドリがついているのは、この鳥が鳴く頃に花が咲くことによるらしい。しかし、ヒヨドリは年中見かける鳥で、花の咲く時期をこの鳥と結びつけるのは無理な感じがする。花は茎の先端に集団になって咲く。蕾は整然として並んでいるけれど、花が開くと、雌蕊の先が、思いおもいの方向に伸びて、混沌とした状態になっている。

多足虫 ヒヨドリバナに 姿変え

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鵯(ひよどり)の 声も聞かずに 花破裂

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新千歳空港ロビーの「緑」像

 新千歳空港の空港ビル2階の出発ロビーの一部が3階、4階と吹抜けになっている。この2階ロビーの吹抜け部分の一画に、佐藤忠良の「緑」と題された作品が置かれてある。上半身に肩掛けのようなものを羽織っていても、全体的には、腹部の肉付きがよい裸婦像である。彫刻の作品名は、一般に彫刻そのものと関係がなさそうである。しかし、こじつけて考えれば、北海道の玄関口の空港で客を迎えている彫刻なので、北海道の緑の大自然を裸婦像と結びつけているのかもしれない。

連想は 緑の大地 作品名

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客迎え 飾りの下がる 像の上

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2010年08月07日

札幌駅のトワイライトエクスプレス(Twilight Express)

 札幌駅構内に特徴のある機関車に牽かれた列車が入ってくる。この機関車はDD51形ディーゼル機関車で、珍しいこともあってか、列車の乗客やホームに居合わせた旅行客が盛んに写真を撮っている。機関車の正面にはラッパを吹く天使の絵と列車名が書かれた飾りがある。列車は、札幌駅と大阪駅の約1500 Kmの距離を、22時間余りかけて走る臨時寝台列車で、列車の窓から趣のある内部が覗ける。列車は札幌駅で乗降客を入れ替え、尾灯を光らせ、大阪に向かって走り去っていく。

重連の 勇姿を飾る エンブレム

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旅開始 薄明号の 尾灯去り

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猿滑の意味のサルスベリ

 サルスベリと打ち込んでネットで検索すると百日紅や猿滑が出てくる。百日紅の方は、紅い花が比較的長く咲いていることによっている。猿滑は、文字通り猿が滑るような幹の木であることを意味している。確かに幹はすべすべしているけれど、猿が滑ることはないだろう。第一、中木で、猿が登るほどの高さは無い木が枝いっぱいに花を咲かせている。花は縮れた布か、くしゃくしゃにした紙に紅色を加えて、枝につけたみたいである。街路のこの木花は、その周囲を明るくしている。

サルスベリ 花期の長くて 百日紅

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縮れ花 街路一画 花祭り

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2010年08月06日

JR千歳駅前広場のベゴニア

 JR千歳駅前の花壇にベゴニアの花が植えられていた。ベゴニアは花壇向きで、公園や街路の花壇でよく見かける花である。世界中の温帯から熱帯にかけて分布している花で、おびただしい数の原種があるといわれており、原種の交配で作られた園芸種を合わせると膨大な種類のベゴニアがある。千歳駅前の花壇のベゴニアは典型的なもので、赤い花弁と黄色い蕊の色の組み合わせが、小さい花ながら華麗さを演出している。花の彼方の高架は千歳線であり、毎日多くの乗客を運んでいる。

緋の色に 蕊が飾りの 華麗花

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花彼方 高架の見えて 千歳線

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北竜町のひまわりの里

 ヒマワリは背丈があり、大輪の花をつけ、花が同じ方向を向くため、畑にすると見事な眺めとなる。元々はヒマワリ油を採るとか、緑肥にするとかの目的の作物として植えられたものが、開花時の景観を観光用にするまでになったところがある。北竜町のヒマワリ畑がその代表例である。国道275号に沿って同町の観光施設ひまわりの里がある。夏の曇り空の下に、彼方まで続いているヒマワリも見事であるけれど、その傍で写真に納まる人も絵になり、観光地であることを物語っている。

客待ちの ひまわり咲いて 北竜町

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ひまわりを 従え撮りて 記念なり

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2010年08月05日

緋衣をまとったサルビア

 赤いサルビアの花に近づいて見ると、花びらだけでなく茎まで真っ赤である。ヒゴロモソウ(緋衣草)の別名があるけれど、これなら衣だけでなく、衣をまとう身も緋色である。さらに観察すると、花の中からまた花が飛び出しているものもある。サルビアの花は開いた口のようにも見え、共食いで、別の花を飲み込んでいるかのようでもある。サルビアの派手な色は、花畑にしても花壇にしても、人目を惹く。特に都会の花壇では、狭い空間でも色が広がるので、花壇定番の花である。

サルビアは 緋衣(ひごろも)まとう 緋の花茎

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口並び 花が花喰い 緋衣草

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のりゆきのトークde北海道

 標題のuhbのテレビ番組にゲストコメンテータとして出演した。先週出演の打診を受けたとき、子供たちと、良く知られていない仕事の現場を取材して回る役だと受け取った。以前にも、秘境探検ということで取材の依頼があり、TVHの番組に出演したことがあるので、てっきりそれと同じ形式の取材で、録画が編集され、標題の番組で放送されるものと思っていた。4日の朝にテレビ局に出向いて、テレビ局のロビーでこの番組のポスターなどを撮ったりしていた。
 約束の時間に、担当のディレクター氏が台本を持って現れ、何と生出演で、取材の録画を見ながらのトークなのである。これは予想していなかったことである。このような状況で、番組の放送日時が決まればブログに案内でも書く予定でいたのが、番組出演の事後の記事になってしまった。このような事情なので、テレビ放送の録画を取っていなかったので、出演中の写真はない。
 
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 テレビ局のスタジオで2,3枚写真を撮っているので、これを載せておく。スタジオの様子で、MC(Main Commentatorの意味だろうか)の佐藤のりゆき氏が写っている。番組での佐藤氏のお相手役は水野悠希さんである。この番組は長寿番組で、台本の通し番号は3876になっていた。

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 視聴者からの電話応対が行われていて、電話を受けるスタッフが詰めている。番組では子供からの電話が紹介されていた。

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 uhbには風景社印プロジェクトに参加してもらっていて、このプロジェクトで製作された同社の風景社印がロビーに置かれてあったので、押印してみた。同社のマスコットキャラクター“みちゅ”がデザインされたものである。風景社印プロジェクトも先に進めなければならないのに、現状では足踏み状態である。

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2010年08月04日

北竜・ひまわりの里で

 一度北竜町のヒマワリ畑を見てみたものだと思っていて、8月3日にでかけてみる。高速の道央道は無料の区間があるというので、札幌の新川ICから入り奈井江ICで下り、出口で少々トラブルとなる。国道275号に出て、新十津川、雨龍、北竜と北上する。観光用のひまわり畑が広がるひまわりの里で写真撮影をする。先月末の風雨で、ひまわり畑の一部が倒壊していて、これは残念。特にひまわり畑に隣接した北竜中が栽培した「世界のひまわり」畑の被害が大きくて、関係者も落胆だろう。しかし、カメラのアングルを選ぶと、一面のヒマワリ畑の写真が撮れる。

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 訪れた日にちを毎日入れ替えて、記念撮影が撮れるサービスもある。こんなサービスに乗って写真を撮る年代からは大きくずれてしまった。

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 観光地なので、こんな動物も出迎えてくれる。しかし、ひまわりとダチョウの組み合わせは不明である。

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 今回の北竜町行きの目的は、ヒマワリ撮影の他に村一農場でのあるテストを見せてもらうためである。ひまわりの里から国道を北上し、道の駅サンフラワー北竜に寄り道である。道の駅は立派な建物で、温泉施設になっている。周囲もサンフラワーパークと銘打っているけれど、この施設を維持するのは大変ではなかろうか、と思われる。道の駅から国道を北に数百メートル行ったところに村一農場がある。
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 この農場で、eシルクロード大学で講義をしてもらった伊東氏が、ヒマワリの花粉採集の新兵器をテストするのをこの目で見る目的があった。写真は開花が遅れているヒマワリ畑で、開発して花粉採集器を操作している伊東氏である。

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 この新兵器は衣服の毛玉取り器を改造している。いろいろ考え、ヒマワリの有効活用に情熱を持ち続けている同氏に感服である。

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 村一農場はメロン栽培を行っていて、メロンの出荷の最盛期であった。村井氏と夫人の2人で年間1万5千個ほどののメロンを育て、客に産地直送行っているというから、生半可な労働ではない。同農場で収穫されたメロンをご馳走になる。美味である。農業における後継者の問題などを考えさせられた。

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 メロンの箱詰めを行っている建屋の前で記念撮影で、左端が村井ご夫妻で、右端が伊東氏である。その他は運転手である。

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2010年08月03日

教材に採用された写真

 小学校低学年の教材に「わくわくせいかつ上・下」(啓林館)というのがあって、平成23年度用のものが編集を終えつつある。この教材は文部省検定教科書の範疇に入る。その教材に、過去にこのブログに載せた関連写真が採用されることになって、検定が終わり印刷段階前の本が送られてきたので、写真の載ったページの一部分を載せておく。写真は鴨々川の鯉の保護に関する看板のものである。冬、夏2枚である。看板は筆者がデザインしたのという訳でもなく、写真を撮っただけなのだが、教科書の写真に採用されるとは、思ってもいなかった展開である。

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朝焼け

 今朝の朝焼け。ブログを書き続ける意味は何なのだろうか。今日はどんな一日と生るのだろうか(成るのだろうかー誤変換が絶妙)。

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名前に反して可憐なムシトリナデシコ

 撫子に虫取りの言葉がつくと、大和撫子の魅力で近寄る男性(虫)を絡め取るような語感でもある。小さな花ではあるけれど、見る者を魅了する、紫の入った赤色の五花弁を広げている。虫取りの修飾語がついていても食虫植物ではない。葉のところに粘膜があり、蜜だけを盗もうとしている蟻が、茎を登って花に侵入するのを防ごうとしているためである、との説明を読むと、生物界も色々な仕掛けがあるものだと感心する。名前とは異なり、道端に控えめに咲いている可憐な花である。

虫取りと 大仰な名で 魅力花

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粘膜で 蜜の只取り 防ぎたり

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2010年08月02日

地下駅の新千歳空港駅

 鉄道はトンネルを除けば地上を走り、駅も地上にある。北海道で線路が地下にもぐり、唯一駅が地下にあるのが、この新千歳空港駅である。空港駅であるため、航空機利用客の便宜を図って、駅に乗り入れる列車は、早朝と最終の時間帯の普通列車を除けば、すべて快速エアポートである。世界的にみても、大量の旅行客を運ぶ新千歳-羽田の航空路線の地上の足となる列車の終点駅で、列車到着時にはホームは客であふれ、駅員も対応に忙しい。

地下駅で 快速の文字 光たり

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行く客に 案内流れ 空の駅

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雨の日のフロックス

 夏の雨の日に、外出から戻った妻が抱えていたのがフロックスである。庭に植えるとのことで、ベランダに置いてある。雨で散歩も取り止めたので、このフロックスを撮ってみる。別名がいくつかあって、そのひとつにオイランソウ(花魁草)がある。購入したものは白い清楚な花で、花魁とはイメージが結びつかない。色がもっと派手なフロックスから、花魁の名前がついたのかと思ってみる。雨の日で、光が弱いせいか、白い花弁は色の主張が弱く、周囲に溶けてしまいそうである。

雨の日に 妻の買いたる フロックス

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白花の 雨に溶けるか フロックス

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2010年08月01日

乗車カード読み取り機のある植苗駅

 普通列車でも、常時全駅に停まることはない。通過駅になっていると、走行する列車から駅構内の写真を撮るのは難しい。何回か通過していても写真の撮れない駅は、その駅に停車する普通列車の行きと戻りの時刻表を調べて、降りて写真を撮ってみることになる。このような駅として、植苗駅があり、降りてみる。無人の駅舎があり、改札口に当たる通路にKitacaのカード読み取り機があったけれど、使われているのだろうかと疑問も湧いてくる。

離れ行く 列車に架かる 跨線橋

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読み取り機 通路にありて 無人駅

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テレビ塔前の花壇のブルーサルビア

 都会の花壇には種々の園芸品種の花が植えられている。テレビ塔を背景にしたプランターで見かけた花の名前がわからず、いつもの通り花の名前の問い合わせサイトで尋ねてみる。サルビア・ファリナセア・ビクトリア・ブルーという長い名前が返ってくる。いわゆるブルーサルビアである。花穂が伸び、下の方から花が開いてくる。背景のテレビ塔に形が似ていなくもない。個々の花の形も面白いけれど、花の奥の方に白い部分があり、青紫の花弁との色の取り合わせも洒落ている。

花穂伸ばし テレビ塔似せ サルビア花

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サルビアの 青紫(せいし)の小花 園芸種

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