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2008年03月31日

山鼻で オオムラサキが 橋に飛び

 4月からの都市秘境探検ツアーの仕事のため、藻岩発電所まで行ってきました。この発電所は内部を見学したことがないので、秘境スポットにして見学の申し込みを行っています。交通の便がよくないので参加者には歩いてもらうことになり、そのついでに見て歩けるところを選定しています。写真の国蝶オオムラサキなんかも見ることができます(本物は季節がずれて難しいでしょう)。どうしてここにオオムラサキかというと、オオムラサキの生息するエゾエノキがあるためだそうです。背後に上山鼻神社の鳥居が写っています。

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2008年03月30日

四月からの仕事

 季節労働者のように、春が来ると三ヶ月の仕事にありつきます。札幌市内と近郊のツアーコンダクター役です。このツアー2時間歩いて無料の秘境スポットを見学しなければならないので、コンダクターとしては2時間でどのくらいの道のりを歩けるか、そこに行って見て面白いものがあるか、の下調べが欠かせません。
 雪が解けたら円山の頂上までは時間内に行けるだろうかと、円山の大師堂の辺りまで足を運びましたが、遊歩道はまだ雪に埋まっていて、上までゆくのはあきらめました。私の方は雪の山道を行くような格好はしていませんでしたので。
 それにしても並んだお地蔵さんは立派な防寒コートを羽織っていたり、稲荷までマフラーを身に着けているファッション・ロードでは、私の身なりが貧相に見えたかもしれません。当節、山歩きでも身なりを整えなければ、地蔵や稲荷に肩身の狭い思いをすることになるとは思いもしませんでした。

我よりも 良き防寒具 地蔵着て

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2008年03月29日

豆本のサイズ

 豆本爪句集「爪句@札幌の花と木と家」が届きました。豆本のサイズを示すためにA4判の本(「ワンワンの会社勤務③」)の上に乗せて写真を撮ってみます。面積にしてA4の1/6です。
 来週の後半には札幌の主要書店には並ぶ予定ですが、本が小さいのであまり目立たないかも知れません。本屋に行くのも面倒であるけれど、それでも欲しいという方(まずは居られないとは思いますが)は私宛メールをいただければ郵送します。本代は400円です。付録に「ワンワンの会社勤務③」をつけます(こちらは無料です)。
 400円で豆本とオールカラーの立派なA4判の本が付録でついて(こちらの定価は1000円)郵送代もいらないらしい、というのは一見本を入手するのにバリアーが低そうにみえますが、これは意外と高いバリアーであることと承知しています。
 それは、ネットの世界の最大の利点、匿名性を破ることになるからです。自分の住所を相手に教えてしまう。この本に興味があるという趣味性にかかわる点を、事もあろうに著者に知られてしまう。立場を逆転してみれと、自分なら本屋に出向いて、気にいればそこで買うだけです。
 という状況を承知していながら、何でわざわざここに本を郵送します、と書くかというと、まあ私の天邪鬼の部分が顔を出している、といったところでしょうか。ネットの世界は見えない相手なので、ブラックホールのような相手に対して、ちょっと悪態をついてみたくなる時があります m(_ _)m

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2008年03月28日

クラークは 門出の記念 被写体に

 北大の卒業式は平日に当たれば3月25日と決まっている。学生達は、卒業後は選択した道に進むことになり、人生の分岐点の象徴的な日でもある。その思い出を写真として記録する場合、一番の人気スポットは、北大ではクラーク像の前ではなかろうか。男女の学生が像の前でツーショットで写真に収まっている。近年の卒業式では、女子学生は袴姿や振袖姿で、卒業式の日のキャンパス内は華やかで、まだ芽吹いていない木の代わりに、この日だけの花を咲かせているようである。

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芽吹く前 振袖姿 花となり

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2008年03月27日

人魚姫 逃げ出さぬよう ビルの枠

 宣伝でも、宣伝とは無関係な絵でも壁に描かれているのを一度見ると気になるものがある。札幌のIT企業のシステム・ケイ社のビルの壁には、海中と人魚姫の絵が大きく描かれている。会社の宣伝でもなさそうで同社の社長に尋ねたら、欧米出張から帰国したら札幌の街が殺風景に感じたので、自社ビルに人目を楽しませる絵を描いたのだそうである。また狸小路で狼が魚を加えている絵があって看板に「さかな店」の文字が見えた。てっきり魚屋と思っていたら居酒屋であった。

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さかな店 狼吠えて 吹雪なり

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2008年03月26日

科学する 心育てと 絵に込めて

 電車に乗ると、JR苗穂駅付近で建物の壁に描かれている大きな絵が目について、車窓からではなく近くで見てみようと思っていた。建物の壁絵を爪句の対象にしたこともあって、この建物を訪れてみた。北海道電力が子供の理科離れ対策に少しでも貢献しようとのことで、1995年から開設している「おもしろ実験室」の建屋の壁に描かれている。内部は親子の来館者でにぎやかであった。近くにあるこれも大きな壁絵は、同社の宣伝の絵で、電力やエネルギーを絵に表している。

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電力は 人に身を変え 看板に

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2008年03月25日

豆本考

 札幌市中央図書館の特別展示の「本のすがた展」というのがあり、さらっと見たのですが、本のバリエーションというテーマで豆本の展示がありました。中央図書館所蔵の豆本のいくつかが並べられていました。更科源蔵著「腹鼓」も見えます。

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 豆本は個人の趣味で作られる「きこう本」の性格があり、市場性(それなりの数の読者が購入するといった意味)はもともと考えていない本のようです。したがって、自作の俳句などを手作りで本の形にするようなものが豆本の姿になっています。

 ルーペが添えらて展示されている豆本は川柳の句集でした。販売するというよりは贈呈に多く回った本ではないかと思われます。

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 爪句集の豆本はある程度の市場性を意図しています。自費出版本ではありますが、本屋の店頭に並べてもらって、それなりの数売れる本を目標にしています。シリーズ本にしていて、この豆本を世間にある程度認知してもらう点も考えています。

 そのため、手にとってめくりたくなり、めくれば購買心が出てきて、購買行動に移るときのバリアーを低くするため値段を安く抑える、などの事を考えます。

 ただ、市場性の最大のもの、経済活動が利益を生む点が克服できないでいます。自費出版本は最初から市場性を無視する行動と定義されてもよいぐらいですから、この点の矛盾がいつでも顔を出します。

 ともあれ、近々出版予定の豆本爪句集2集目がそれなり売れるとよいな、と思っています。それがこのシリーズの3巻目に進む活動源でもあります。

2008年03月24日

福寿草 春告げ花の 一番手

 福寿草が咲くにはまだ1カ月ほど早いのですが、今週出版予定の「爪句@札幌の花と木と家」から
の福寿草の部分を掲載します。「春の花」の章に組み入れています。春になり身近で見る花が色々あるものだ、とこの爪句集の編集で感じています。

 キンポウゲ科の多年草でガンジツソウ(元日草)とも呼ばれている。北海道では四月の半ば頃から雪が解け、雪の下にあった落ち葉の布団を持ち上げるようにして咲き出す。黄色い花びらはコーティングした紙を切り抜いて作ったようにピカピカに輝いて見えることがある。それは金属に近い感じがして、花びらで日光を受けている様子はソーラーパネルを開いて太陽エネルギーを受けているのを連想する。福寿草の名前に反して、毒を含む花なのは意外である。

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福寿草 日光受け取る ソーラーパネル

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2008年03月23日

外は雪 飛び立つ花に 子らの蝶

 新聞に上江別小学校の玄関ホール設置されたステンドガラスの記事が写真付きで載っている。制作者は江別在住のステンドグラス作家の石戸谷準氏である。かつての夕張線の跡地の道路近くにある同校で、セロファンに色つけした生徒らの蝶々に囲まれてこの作品があった。同氏の作品は札幌の平岸高台小学校と平岸中学校の「のぞみ分校」のホールにもあり、「太陽の子供たち」と題されている。原画は安田律子氏によるもので、分校の生徒たちが望みを託されて、太陽の下で遊んでいる。

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太陽の 下(もと)に望みの 子らの居て

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2008年03月22日

シンボルの 二筋の川 地図で見て

 都市のデザインというテーマで爪句集を準備中で、サブテーマとして「カントリーサイン&シンボルマーク」を考えている。シンボルマークは札幌市の10区全部を探しだそうとしていて、「全部」というところが足かせになっている。どこの道路にシンボルマークがあるかは車で幹線道路を走ってみなければ分らない。シンボルマークに気をとられて自動車事故にでも遭遇するか、パトカーにでもつかまったら馬鹿馬鹿しいことおびただしい。とは思いながら、どこぞにシンボルマークはないかと雪が解けて来た札幌市内を走りまわっている。

 マークの左側は厚別の区の形と区内に流れる二つの川をデザイン化していて、この二筋の川がどの川なのか地図で見る。厚別川は白石区側に組み込まれているので、野津幌川と小野幌川なのだろうか。右側の鳥は特定の鳥ではない。
 
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橋に咲く 鉄のスズラン 色を添え

 北一条宮の沢線が旧国道5号線に合流する少し手前辺りで沢の上を通過する。この沢は西区と手稲区の区境になっていて、橋の名前からここは桂の沢なのだろう。橋には珍しくも色付きの飾りがあり、札幌市の花スズランがデザインされている。スズランの花の白と葉の緑は残っているけれど、鉄錆が絵の隅に染み出してきている。竣工1990年12月と記されたプレートから橋の経て来た年月を確認する。

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2008年03月21日

洋獣で ノアの箱舟 阿吽(あうん)像

 中島公園の横を通る菊水旭山公園通が鴨々川(道路部分は暗渠)を横切る辺りで、鴨々川に沿ってこの通りから少し中に入ると、鴨々川と二つの道路で区切られた三角形の土地に「ノアの箱舟」と称される建物が建っている。英国の建築家ナイジェル・コーツが設計したものである。船尾に当たる部分にチーターのような動物が二匹描かれている。よく見ると片方は少し口を開きかけていて、もう一方は口を閉じている。まるで狛犬の阿吽の形を取り入れて絵にしているようである。

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箱舟の 窓の下には 鴨々川

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2008年03月20日

シンプルに 親子の背後 ポプラの木

 爪句集の第3集目にはカントリーサインとシンボルマークの章を考えています。シンボルマークとしては札幌市の区のマークを、と10区全部を写真に撮ろうとして苦戦中です。どこにシンボルマークがあるのか分らない上に、あったとしても車を止めるのが難しい、日光の加減で良い写真がとれない、等々です。西区のシンボルマークについては思い出があって、ず~と昔、区民にこのマークの募集があったとき、デザインを考えて応募したことがあります。当然ながらふるい落とされていますが、考えているのは面白かった。
 中国の瀋陽市の大きなデパートで、店のロゴを設定したい、といった話が総経理からあって、このデパートのロゴを考えたこともありました。これも当然というべきか採用もされずうやむやになってしまいました。1988年に出版した自費出版本「中国電脳世界」(中国語対訳付き)にそこら辺の事情を書いています。もう20年も昔の話です。

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 区のシンボルマークを効率良く収集できるのではないかと、区の境の集まる場所に出向いたら、3区が一緒になった表示版を見つけました。3区の漢字を全部読み込んだ爪句を考えましたが、意味の通じるものを作るのがなかなか難しいところでした。

石白く 清流平ら 豊かな田

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2008年03月19日

誠の旗 永倉新八 名を留め

 札幌の歴史に関係した場所を通る歩道に絵がはめこまれているところがある。北大正門近くに「新撰組隊士永倉新八来訪の地」というのがあって、新撰組の旗印「誠」をイラスト化している。来訪程度で史跡になるのか、とも思うけれど、これは小樽に住んでいた永倉が北大の剣撃部に指導に訪れた史実が、北海道と新撰組の取り合わせで面白かったためだろう。琴似に屯田兵村兵屋があり、その付近の琴似本通りの歩道に屯田兵村の歩道絵があって、年季物であるのが見てとれる。

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色つけど 屯田兵村 年季物

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2008年03月18日

雪来たり これ楽しきや 北の友

 北大創基125周年を記念して2001年に建てられた施設で、施設名は「遠友夜学校」に由来している。この学校は札幌農学校の二期生の新渡戸稲造とメリー夫人の私財で始められ、学業に就けなかった若者達を対象にした夜学校であった。1894年(明治27年)に始まり、北大生もボランティアで先生役を務めた。「遠友」は論語の「友遠方より来る、また楽しからずや」から採られている。現在の施設は、学生や市民を対象にした講座が開かれているようで、雪が遠来の友のように見える。

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名の由来 夜学から来て 灯の点り

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2008年03月17日

目が有りて 獣(けもの)顔かと 舟の先

 建物の壁には目とか羊や馬の頭部が加えられている。設計者の意図は分らず、見る側があれこれ推測するしかない。建物は「ノアの箱舟」と名づけられていて、舳先(へさき)に目があるのは、海原を見通して航海の安全を確保しようとするためだ、との解釈も出てくる。羊頭が岩舟の腹の部分にあって、こちらは船の喫水線か。しかし、強いて解釈をつける必要もなく、建物のインパクトを高めているだけである、というところだろう。近代的ビルを背景に、この建物は異空間を醸し出している。

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羊頭は 喫水線か 船の腹

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2008年03月16日

開拓使 威光の殖産 五稜星

 北海道の産業史は官製の殖産振興史でもある。ビール産業も同様で札幌開拓使麦酒醸造所が1876年(明治9年)に出来ている。官吏の村橋久蔵が日本のビール産業の基礎を築くために活躍した。開拓使は1882年に廃止され、開拓使の興した各種の産業は民間に払い下げられ、現在のサッポロビールになっている。開拓使の麦酒醸造所は最初木造であったものが、レンガ造りとなりその一部がサッポロファクトリーの商業施設に衣替えしていて、レンガ館や高い煙突に五稜星が描かれている。

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五稜星 麦酒の建屋 三連星

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2008年03月15日

リニューアル 鎌田志ちやは 貸しギャラリー

 質草が焼失しないように質屋は石造りやレンガ造りの倉庫を持っていた。1924年(大正13年)に質屋として建てられた鎌田志ちやの建物もそのようなものの一つで、国道230号線(石山通)の南十条で少し東側に入り込んだところにある。母屋は平屋の古い木造で、ここがレンガギャラリーであるとは、玄関先に置かれた看板がなければ見つけるに手間取る。玄関に続く部屋は喫茶店に改造されていて、さらに奥まったところにある倉庫はレンガ壁のギャラリーで作品が展示されていた。

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質草を 保管し倉庫 今画廊

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2008年03月14日

コメントに応えて

 先の投稿に反響があるようなので、ちょっと書いておきます。前の写真ですとキャラクターの目だけで、口を隠すと表情の情報が不足します。そこでキャラクターの表情を想像するとき、自分の表情で補っているような気がします。自分が和田平助氏(この隠語わかりますね)なら口元はそのような表情を思い浮かべますし、石部金吉氏なら口元はへの字になっているかも知れません。
 「秘すれば華」の芸術の境地とはここら辺にあるかも知れない(なんていう芸術論をぶって和田平助氏ではないのだと強調しようとします)。
 もうすこし状況をはっきりさせた写真を載せておくと掲載のようなものです。こちらになるとキャラクターの表情は「わ~い」という感じで、爪句にすると

ともだっち 裸婦見喜ぶ テレビ局

ぐらいになりますか。本当は芸術性の高い写真を撮っているつもりなのですが、無名氏のコメントを読んで蛇足の投稿です。

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覗く目の 油断禁物 裸婦なれば

 北一条西十四丁目の角のところに北海道文化放送(UHB)の建物がある。建物の前のスペースに、本郷新の「賛歌」、「躍進」の二体の裸婦の彫刻が置かれている。彫刻を撮った写真を見ると、「賛歌」の像の隅にテレビ局の建物に描かれたマスコットキャラクターの一つの目が写っていて、偶然なのだろうが裸婦を盗み見ているような具合で面白い。建物の壁に描かれているマスコットキャラクターは「ともだっち」と呼ばれていて、番組関係者をそれぞれキャラクター化しているらしい。

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2008年03月13日

爪句集-建物とパノラマ

 爪句集の2集目はこの章立てで最後です。10章あり各章10テーマで全体では100テーマにしてあります。100テーマですと爪句は200句になります。現在最終校正段階で、それが終わると印刷・製本でその後の難問、販売が控えています。
 自費出版本で札幌の書店に並べてもらって、2年近く経って清算する段階で2冊しか売れなかった本もあります。千冊刷ってたったの2冊です。無駄な努力の見本みたいなものです。でも一方で何千冊か売れる本もある。その差は何かについて考察すると長くなるのですが、結論的にいえば「他人は自分ではない」という辺りの考えにまとめることができます。後は気分の向いたときにでも書きます(ここら辺も「他人は自分ではない」の例かもしれません)。

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2008年03月12日

浮き出たり 記念テレカに 時計台

 1970年代、北大の学生がマイコン技術で起業し情報産勃興の先駆けになった頃、札幌市が情報産業の企業団地として下野幌にテクノパークを造成し、その中核施設として札幌市エレクトロニクスセンターを1986年に落成させた。その落成記念として、著者が研究を行っていたCGで原画を作り、これkらホログラムを作製し、線画の時計台が浮き出るテレホンカードを制作したことがある。落成した建物内にもホログラム衝立があり、今でも光の装飾の役目を果たしている。

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ホログラム 広間飾りて 二十年

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2008年03月11日

子供らの 力作残り 自転車道

 2008年に愛称名が「陽だまりロード」に決まったサイクリングロードは、厚別区で大きな道路の下をくぐり、その部分はトンネルである。このトンネル部分にモザイク・タイルの絵を、2005年に共栄小学校の生徒らが参加して作りあげた。2007年には北星学園大学の学生らが参加して、国道274号線の下にある「しらかばトンネル」の片側に、原田ミドー氏の指導でタイル絵を完成させている。自転車道が旧千歳線跡地に造られてこともあり、絵の中にはSL列車が描かれている。

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千歳線 線路の記憶 タイル絵に

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2008年03月10日

シルエット 増す構内に 灯(ひ)の点り

 北大構内の象徴的中心はクラーク像のある辺りになり、像の背後の中央ローンは冬は雪で覆われている。周囲にある古川講堂、旧札幌農学校校舎、農学部、総合博物館等の由緒ある建物が見え、この環境に合うように作られた現代製の街路灯が設置されている。夕暮れが迫ると夕空はまだ明るいのに、農学部の建物はシルエットに変っていく。古川講堂はその特徴ある屋根がそろそろ夕闇の中に消えて行きこうとしている。暗くなっていくのに反比例して、街路灯の明るさが増していく。

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現代の 灯(ひ)点る背後 古学舎

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2008年03月09日

幌平の 雪の橋上 サーモン・リバー

 幌平橋は木橋から始まって幾度か建てかえられ、現在のものは1995年に完成している。札幌市は1959年に米国ポートランド市と姉妹都市提携を行い、1994年の35周年記念行事の一つとして、この橋の歩道空間をポートランド広場にしている。この広場に同市から贈られたリー・ケリー作の「サーモン・リバー」が設置されていて、雪の広場にある銀色の彫刻の背後に豊平川がみえる。幌平橋から南大橋の歩道には“しばれる”せいかすごい面構えの鮭のオブジェが並んでいる。

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川に雪 しばれついたか 鮭の顔

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2008年03月08日

爪句集ー古い家

 爪句集の2集目の校正も第二校まで進みました。ただ、校正は著者がいくらやっていても肝心なところに目が届かないことがあります。著者が思い込みで書いていて、実際はそうではない事柄は、何度読んだところで校正にはひっかりません。世の中もそうで、自分の意見だけが通る組織(例えばワンマン社長)で校正役がいないと、世の中に出して初めて間違った点を指摘されて、後の祭り(倒産とか)になってしまいます。ただ、校正役はあくまでも校正するだけで、著者と校正者が同一の場合を除くと、校正者が本を書く訳ではない点が役回りとしては損との思いも出てきそうです。

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2008年03月07日

ペット熱 わんにゃんパークの ビルありて

 ペット産業の規模は1兆円を超えていると聞いている。確かに、朝夕に見かける犬の散歩や街の中にあるペット関連ビジネスの店舗をみれば、この産業規模の大きさが伝わってくる。繁華街のビルひとつが、看板から推測するに、丸ごとペットビジネスに提供されているらしい。都心部を離れると、一軒建ての動物病院もみかける。動物病院の壁に犬の絵を描いたとしても犬猫が喜ぶ訳でもなく、飼い主の歓心を買うためだろうけれど、商魂をこめた壁の絵である。

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大仰な 人は喜ぶ 犬唸る

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2008年03月06日

雪ありて 歩く人のみ 虹の橋

 旧国鉄千歳線の跡地を利用したサイクリングロードが厚別川を横切るところに「虹の橋」と命名された橋が架かっている。橋の名前は市民からの応募によって決められた。白石サイクリングロードの名前も市民が提案した陽だまりロードに変った。雪の季節には自転車の姿はなく、この橋を通る人は皆徒歩である。橋げたには円形の飾りが並んでいて、自転車の車輪をイメージさせるようでもある。橋の上から下をみると、雪で埋まった河川敷に水面を見せて流れる厚別川があった。(今日の朝刊に市民から募集した白石サイクリングロードの愛称として「陽だまりロード」が決まったとの記事を見ました。)

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橋に雪 厚別川の 流れ見え

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2008年03月05日

旧肥田陶管工場

 JR函館本線に沿って、野幌駅から江別駅方向に少し行くと江別の窯業の歴史的工場跡が現れる。レンガ造りの建物で、これまたレンガ積みの煙突も残っている。建物は1941年に創業した肥田陶管(当時)の工場で、1951年から1953年にかけて造られている。会社の「ヒダ」(旧肥田陶管)が1998年に自主廃業して使われなくなった工場を、江別の窯業を代表する歴史的産業遺跡ということで、江別市が土地と建物を買い取っている。

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 この工場跡を有効利用しようということで、2004年に江別市と姉妹都市関係にある米国オレゴン州グレシャム市のアンテナショップを工場跡に設けてる。喫茶店にもなっている店内には、札幌学院大学電子ビジネスセンターが開発した自動翻訳ソフトでグレシャム市のホームページが日本語で閲覧できるPCが並んでいた。しかし、PCの前に座っている人は居なかった。グレシャム市のHPを見るだけなら、自宅で自分のPCを使って、英語もインターネットの翻訳システムを利用すればよく、喫茶を目的で入店してこのシステムを動かしてみる人はほとんどいないのではないか、という印象だった。

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 アンテナショップ以外の工場内には一般の人は入れないところ、喫茶店の係りの人に江別の取材と言ってみたら、特別内部の工場跡を見せてくれた。レンガを焼いた炉や土の整形に用いられて思われるプレス機が手入れもされずに放置されていた。陶管の工場だった名残で、陶管の継ぎ手の部分の製品が出荷されずに残ったものが薄暗い部屋に並んでいた。現在はこの手のものは塩ビの製品に取って代わられているのだろう。

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 江別市は高知県土佐市と友好都市の関係にある。姉妹都市と友好都市の違いがはっきりしないのだが、中国との姉妹都市関係ではどちらが姉で妹はどちらか、といった杓子定規的関係が問題になることを懸念して、全部友好都市としている話を以前に聞いた。友好都市の高知の物産もこのアンテナショップで展示即売されていて、訪れた時には「土佐文旦」の旗が店の前に並んでいた。「土佐文旦」が果物の名前であることをこの時初めて知った。形はグレープフルーツに似ている土佐名物を、取材の謝礼の意味を込めて一つ購入した。

立体蟹 動くことなし 判決後

 立体看板の商標権を巡る有名な係争に、大阪の「かに道楽」と名古屋の「かに将軍」の動く蟹の例がある。「かに道楽」の蟹の立体看板の足が動くのが評判となり、これと同じものを「かに将軍」が真似したと訴えられ、不正競争防止法に基づく裁判で原告が勝訴している。以後「かに将軍」の看板の蟹は動けないのである。立体看板が蟹かと思うと、足の数で「タラバガニ」になっているのもある。こちらもタラバにすることによって蟹の立体看板の商標権侵害を避けているのかどうかは分らない。

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足の数 商標意識 タラバなり

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2008年03月04日

爪句集ー建物

 爪句集の二集目のテーマは「札幌の花と木と家」で、家のうちで「建物」の章建てがあります。ただし、歩いていて写真の対象になった建物を拾い集めている、といったところで、沢山の建物が掲載されている訳ではありません。気になった建物で第二集で取り上げられなかったものは、第三集でと思っています。
 豆本爪句集はシリーズで出版してゆこうと思っていますが、さて何集まで出せますか。ただ、今のところ五集ぐらいまでは案があって、このくらい出すと世の中の認知度も高まるのではないかと思っています。世の中に出て行く爪句集の豆本は少ない数で、現在店頭に並んでいる一集目は後に「きこう本」(きこうの漢字が変換で出てきません)になるかもしれず、プレミアムがついて高値で売買されることを夢見ています(夢想家のところがあります)。

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2008年03月03日

読書室 時代移りて 図書刊行

 農学部の建物に接してこの建物がある。1902年(明治35年)に建てられた建物で、1965年まで北大の中央図書館の役目を担っていた。有形文化財に指定されているこの建物は、白壁に赤い屋根のかつての読書室に二階建てのレンガ造りの書庫がつながっている。現在は北海道大学図書刊行会が入居している。昔は学生が読書で、現在は学術書の出版のため利用されていて、いずれにしても書物に関する建物である。赤い屋根、白壁、レンガ色、どれも雪景色に調和する色である。

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書庫なれば 本を蔵して 農学校

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2008年03月02日

中央路 学の王道 農学部

 北大は構内が広い。数字では176 ha、東京ドームの38個分だそうである。この広さになると、雪の季節に構内の道を確保するのが大変そうである。しかし、雪で覆われた構内に冬だけできる道を歩いてみるのも面白い。北大の発祥の学部の農学部前の道は、この歴史のある建物の正面につながっていて、学問の王道を歩いているような雰囲気がある。クラーク博士が北大に農学の基礎を持ち込んだモデルバーンのある第二農場は、今年の大雪で雪道が深い雪の壁でできていた。

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大雪で モデル農場 道深く

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2008年03月01日

友好は 土佐文旦の 旗にあり

 JR野幌駅近くに旧肥田陶管工場の工場跡がある。レンガ造りの工場は1951年から1953年に建てられ、主に陶管を製造していた。1998年には自主廃業している。江別の窯業を代表する歴史的産業遺跡であることから江別市が土地・建物を買い取り、建物の一部は姉妹都市の米国オレゴン州グレシャム市のアンテナショップに衣替えしている。高知県の土佐市は友好都市で、果物の土佐文旦も販売されていた。工場のレンガの煙突は雪が柵のようになっていて近寄って見ることはできなかった。

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陶管を 焼いた煙突 雪の柵(さく)

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