2008年06月27日
トンデンファームのダチョウ
高速の道央自動車道の江別西ICから道道110号線に入り、江別の8丁目通を過ぎてすぐにトンデンファームがある。ここは田園地帯にあるハム・ソーセージを生産している工場に、直売所を主体にした観光施設が併設されている。休日にはマイカーで来る家族連れが目立つ。
ここで思いがけない鳥に出会った。鳥というより二本足の動物という感じのダチョウである。どうしてここにダチョウが飼われているのかはわからない。飼育係りに聞くと、卵や肉を採るためではなく、人集めのためのようである。子供達に人気の山羊、兎、馬なども敷地内で飼われているのだが、ダチョウはこれらの日本の動物とは確かに毛色が異なっている。
ダチョウは二匹居て、金網の中で立ったり、座ったりしている。金網の上から顔を出すダチョウは気分次第で目を開いたり、閉じたりする。写真を撮るため、目を閉じたダチョウの目を開かせようと声をかける。目を覆うシャッターの皮膜(適切な用語がわからない)が上がったり下がったりして、面白いので何度も声をかける。
ダチョウの卵が展示されている。これは大きい。飼育係りの人にダチョウの顔のところに近づけてもらって写真撮影である。ダチョウの頭より大きな感じである。販売コーナーでダチョウの卵の重さが表面に記されてものが展示されていたけれど、重さは1.234gで並びのよい数字である。この重さなら使用しているノートパソコンの重さより少し重い程度か。卵焼きにすれば何人前になるだろうか。
国立大学の工学部電気工学科で教授となった同期生の研究が卵の生理に関するもので、実験に利用する卵としてダチョウの卵の場合もあるという話を聞いたことがある。卵が孵る過程で各種の状態を計測してデータを得るらしく、こんな大きな卵を相手にしていたのかと、ふと思った。
トンデンファームの敷地内に放し飼いにしてある山羊がかなりの交通量の道道110号線脇で草を食べている。交通事故が心配になったけれど、山羊はこの環境に慣れているのだろう、大型ダンプの通過にも目もくれず悠々と草を食んでいた。
- by 秘境探検隊長
- at 03:26
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