2008年07月20日
江別の産地直売
田畑や牧場が広がる江別市では、農産物や乳製品の産地直売が行われ、江別市民のみならず大消費地札幌からの客も集めて観光にも一役買っている。江別の観光パンフレットにも直売所の案内が出ている。そのようなものの一つに「のっぽろ野菜直売所」がある。
案内によると登録生産者は170名を数え、品揃えが豊富であるとのことで、セラミックアートセンターに行くついでに、センターの近くの直売所に寄ってみる。規模は小さいながらも近隣で作られた野菜が並んでいる。ひょうたんの細工物も下がっていて、ここら辺ではひょうたんも産するのかと意表をつかれた感じである。
地元で取れる原料を加工して売っている例もある。手作り食品の販売イベントでケチャップの瓶詰めを手にしたことがある。ラベルにトマトのキャラクターの絵が描かれていたのを記憶していた。それから日が経って巴農場を自転車でえ回った時、この絵が建物の壁に描かれているのが目に入って来た。ここでくだんのトマトケチャップが作られているのを産地で確かめることになった。
江別の大豆で毎日豆腐を作って販売している豆腐屋の前を偶然とおりかかり、中に入ったことがある。暖簾に江別産大豆と書かれていて、豆腐作りの作業場を覗くことができた。豆腐製品を買ったら、おからをおまけにつけてくれ、これは食品作りの現場での直売でこそのサービスである。
農産物ではなくても、ハム・ソーセージの製造と直売もある。トンデンファームのハム・ソーセージ工場の作業の現場をガラス越しに覗かせてもらった。思ったより人手のかかる作業のようである。ここまで見学したからには直売コーナーで火に炙っているソーセージを買い求めて食してみた。品質は同じでも、都会の店で買うより産地直売のものがなんとなく美味しく感じるのは、思い込みの錯覚といわれると、そうかもしれない。
- by 秘境探検隊長
- at 04:20
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