2008年07月11日
札歩路と本の屋台村
北海道新聞(道新)系列のフリーペーパーに「札歩路(さっぽろ)」というのがある。今月で第100号を迎えることになったので、「100を探せ」という企画が組まれて、「札幌秘境100選」が100のつくテーマの一つとして選ばれ取材を受けた。昨日(7月10日)「札歩路」100号が新聞に差し込まれて配られたのを手にした。道新と契約している家だけに配布かと思っていたら、別の新聞の購読者から掲載面をわざわざ渡されたのには驚いた。ただ、チラシ広告と考えると驚くまでもないか。
記事で紹介された本は現在市内の書店では現物がないはずである。出版元の親会社が変わったりして、この短い(長い?)二年間にいろいろあって、2006年に出版されそれなりに売れた本であるけれど、絶版状態になっている。記事を見た読者の中には、この本がほしいと言ってくるだろうと、手持ちの在庫(自費出版本なので)がかなりあるので、FAXとメールのアドレスを記事に載せてもらった。確かにFAXでもメールでも本の注文があり、送料無料サービスで(宅配便なら80円なので)送っておいた。在庫を抱えている身としては、在庫が捌けるのはうれしい限りで、産地を偽装してまで長いものの在庫を捌こうとした業者の気持ちも分からないでもない。
しかし、千円の本では、読者は本屋で手にとって見てから購入したいところだろうし、本屋にまた置いてもらえないかと思っていたら(自費出版本で流通にはそれなりの制約もあって)、本日から紀伊国屋書店札幌本店(JR札幌駅横)で「ドサンコ出版社ー本の屋台村」が開かれ、ここに置かせてもらうことになった。昨年と今年で出版した四種類のマメ本(爪句集は三種類)も並ぶことになった。その本の屋台村の案内の看板の写真をアップしておく。
写真の看板には、多分本の市に並ぶ本の“著名”な著者のサイン会もある。自著を本の市に並べてもらうのが精一杯のところで、サイン会の「サ」の字のお声も掛からない当方ですが、見ていてご覧なさい、数年後には爪句家元(あるいは元祖都市探検家)としてサイン会をしていて、それも只のサイン会ではなく、一筆XXX円で本の売り上げより稼いでみせますから(冗談です (^-^; 冗談、念のため(^-^;;)
蛇足:当方、冗談と本気の境があいまいで、HN(ハンドルネーム)の住所無記入の方から手紙(メールではなく従来の手紙)が届いて、その一節に
「貴殿の場合は、自信があるだけに「爪句」のネーミングに思い入れが強く、話題性を醸成すべく、盛んにパブリシティーを行っておられます。しかも、効果がはかばかしくないと見るや、結社を設立し、自ら主宰となって、どんどん既成事実を積み上げて押しまくろうというスタイルです。しかし、その場合『爪』が決定的に貴殿の行く手を阻むでしょう。」
とあって、マメ本の著者として、爪句結社「秘境」社主、の肩書きの点に言及されたりする。この肩書きを本気で受け取られると、それはそれなりにしてやったり、とは思うだが、まあ大方の読者には、著者は冗談のドアのすぐ前に居る、ぐらいで理解してもらえるとは思っているのだが m( _ _ )m
- by 秘境探検隊長
- at 02:30
comments
他人の芝生はナントカです(@_@。
爪句を生み出し続け、隊長が走り回ることによって、100選本にも相乗効果が生まれることでしょう☆☆☆「ドサンコ出版社ー本の屋台村」のぞいてみたいです。
本の屋台村は本日と土、日で終わりなので、いつもなら朝に投稿するブログの記事を、昼間に書いて公開しています。