2008年11月02日
黄葉
工学部の六階建ての教官室の主だった時代に、建屋の前庭のイチョウや北十三条の通りのイチョウ並木が、この時期かくも人気を博して、構内を多くの市民が訪れていた記憶はない。幹は同じものが残っても、枝の黄葉は毎年散って新しい葉に替わっていく。建物は同じように見えても、建物の部屋の主は少しずつ替わって行く。医学部の前庭の木は見事な黄葉を枝につけている。黄葉の豊かさと最近の医師不足は何の関係もないのに、有り余る数の黄葉と医師不足の対比が浮かんでくる。
黄葉も 建屋の主も 替わり行き
黄葉の 葉は多けれど 医師不足
- by 秘境探検隊長
- at 00:54
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