Search


Archives

2009年02月27日

納棺夫日記

 映画「おくりびと」のアカデミー賞外国語部門での受賞が新聞、テレビで報道され、そのシナリオのもとになった「納棺夫日記」が紹介されて、本屋に注文が殺到しているらしい。で、その本を購入して(正確には妻が購入したものを当方が横取りして)読んでいる最中である。著者は偶然ではあるけれど同姓である。

 非常識(=死)のテーマを、常識の生活をしている者当方が読むのだから戸惑う。コメントも、常識で非常識相手(テーマ)では的外れなのでパス。ただ、門徒(真宗)は原点に戻れば(葬式仏教から本来の宗教に戻れば)、もっと親しんでよい宗派かもしれない。家も門徒ではなかったのではなかろうか。自分の家の宗派さえ定かではない。さて自分の葬式は何宗で行ってもらえるのだろうか。

 もうひとつ、インターネット時代の読書法を採用しているかもしれない。ケビン・カーター氏の少女とハゲワシの写真の逸話が出てくる。文字だけの本でこの説明を読んでも、実際どんな写真であるかを目で見ないと理解が中途で止まる。この点、手元のインターネットで検索すると、写真そのものや、どうして同氏がこの写真でピューリッツア賞をもらって、数週間後に自殺してしまったのかの解説を読むことができる。この読後感にもならないコメントをブログに書いているのも、ネット時代の産物である。

 %E7%B4%8D%E6%A3%BA%E5%A4%AB%E6%97%A5%E8%A8%98A.jpg

comments

comment form
comment form